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Enjoy《ゆーぽぴあ・遊歩記》


         第76回遊歩
  ≪晩秋の箱根旧街道湯坂路を歩き
   箱根湯元温泉で・・・いい湯だな≫









  遊歩日:   2008年11月23日(日) 日帰り
  遊歩先:   箱根旧街道湯坂路{鷹巣山(834m)・浅間山(802.2m)・湯坂山(546.8m)}
  温 泉:   箱根湯元温泉(和泉) ひめしゃらの湯
  天 候:   晴れ
  参加者:   10名


  《行 程》

●新宿{08:00発・はこね5号(有料特急)}⇒■箱根湯本(09:25着)=バス20分⇒畑宿(10:40発)⇒渓流の所1回目の休憩(11:20)⇒飛竜の滝⇒鷹巣山(12:20〜13:00・昼食休憩)⇒浅間山⇒湯坂城址⇒湯坂路登山口(15:50)⇒和泉(入浴休憩)⇒箱根湯本駅{17:29発・はこね36号(有料特急)}→■新宿(19:10着) (^_^)


  ≪遊歩記≫

 今回は少しリッチに往復小田急ロマンスカーで、箱根湯坂路を訪ねることとした。
参加者10名が、新宿駅南口に集合し、小田急ロマンスカー「はこね5号」に乗り込む。今日は連休だけに車内は満員で、乗客の皆さん、それぞれ寛ぎこれからの旅路に思いを馳せ乗っている。やがてロマンスカーは箱根湯本駅に着き私達一同下車すると湯本駅は全面改装工事をしているので、構内は相当に混雑をしている。さすがは連休だけに観光客も多くその影響でバスが30分遅れで超満員で発車した。

 寄せ木細工で有名な畑宿で下車し、登山支度をして、高齢の自己紹介を済ませ10名、一同、意気揚々と出発だ。
 今日のコースは、「箱根湯坂路」と呼ばれるコースを歩くのだ。この湯坂路は、昔、平安時代以前の東海道は、険しい箱根山を避けて足柄峠を越えていたが、後に鎌倉時代に入ると、幕府は京都朝廷との連絡を密にするため、距離的には短い箱根越えを主要な街道として普請した。更には、鎌倉幕府が開かれて以降江戸幕府によって、いわゆる箱根八里と呼ばれる東海道が定められるまで、多くの旅人たちに利用されてきた街道が湯坂路呼ばれる鎌倉古道なのだ。

 NavigatorのK,Mさんを先頭に傾斜の車道を歩いて行くとA,Nさんが、傾斜の車道が、辛いと見え早くもRetireである。そこで今下車した畑宿からバスに乗り一足早く「箱根ベゴニアガーデン」と「ひめしゃらの湯」へ行くように指示して私達9名はそんな車道を歩いて行きやがて「湯坂路登山道入口」に到着しここから道は土道となり、昔の旅人宜しく箱根湯坂路へ一歩踏み出した。

 進むに連れ道幅も狭まり、徐々に斜度も増し高い木々が生え深山谿谷の様子を見せ何だか、タイムスリップをしての肩に振り分けに持つ、縞のカッパに三度笠、腰に長ドスならぬ、ストックを突いての古の旅人に成ったような気分で、吹く風もさわやかな湯坂路を歩いて行く。しかし、U,YさんはS,Yさん、S,Mさんの美女お二人に挟まれてご機嫌でわざとゆっくりと歩いているのか私達と段々と離れ遅れがちとなる。

 更に歩を進めて行くと斜度は増し、急な階段が何度となく現れその度、足を高く上げ通過をする。U,Yさんを見てあればかなり遅れて苦しそうに歩いている。もう、ここまで来れば後戻りは出来ないから何とか頑張って頂かないと困るのだが、男一匹、きっと根性を出して頑張ってくれることであろう。私はコース自体は大したことがないと思っていたが正直、思ったより斜度があるのには聊か驚いた。 (^^;)

 それでもやがてせせらぎの音がして、第1番目の目標点「飛竜の滝」に到着をした。余り水の流れは勢いがないが、流れが蛇行しているので、飛竜の滝と命名したのであろう。そこで小休止をし、更に歩を進め少し迷った後、階段が続く木陰を歩きようやく道も広くなり、湯坂路バス停を過ぎ、第2の目標点、明るい広々とした鷹ノ巣山へ到着した。ここで昼食タイムとなり、皆さん、それぞれお弁当を実に美味しそうに食べている。U,Yさんも道が楽になったので、気分満点と見えお二人の女性と楽しそうに談笑している。

 そんな昼食タイムを済ませ、お腹も一杯になり、広い山道を快適に一同、吹く風も心地よい小春日和の湯坂路をA,Nさんが待つ「ひめしゃらの湯」目指し歩を進めて行く。大勢のハイカーが休んでいる浅間山を経て快適なコースだけにすれ違うハイカーも多くその都度「こんにちは」と声を掛けてくるが、高山と違いこの程度の低山では、正直、その応答に面倒くさ気がする。しかし、声を掛けてくる方が若い女性となると「ハーイ、こんにちは」と声も大きく弾んで応答するからマア、実に現金な物だ。 (^_^)

 そんな広い快適な道も湯坂城址を過ぎる当たりから狭く急下降をしてきた。そして古の石畳が続く歩きにくい道となり、ここら辺りからはもう、完全にU,Yさんの歩く速度がガタンと落ちてしまい先頭の私達とかなりの時間的な差が出てきてしまった。これでは「ひめしゃらの湯」は、パスをすることになるだろうと和美と話しながらダブルストックで降りて行くが、私の左足も「痛いいヨーー」と悲鳴を上げてきた。

 そんな痛みを堪えて歩いていたら、やがて石畳の急傾斜も終わり、やっと登山口に到着をした。 (^_^)
 その傍に「和泉」という立ち寄りの湯があるので、「ひめしゃらの湯」はパスをしてここで一風呂浴びることとした。A,Nさんに携電でその旨、連絡をして、私達はその「和泉」の駐車場で銘酒を飲んでいたら女性お二人の声援を受けてU,Yさんがどうにか到着をした。

 それから何と仕方なく1200円の大枚をはたいて「和泉」の温泉に入り、それでも疲れた身体には温泉は効果があり、足取りも軽くA,Nさんが待つ箱根湯本駅へ向かった。そして帰りのロマンスカーでは、言うまでもなく缶ビールを飲みながら一同、談笑しながら一路、新宿へ向かった。

                                        オシマイ