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Circle≪ゆ〜ぽぴあ≫・遊歩記


            第110回遊歩
   ≪猛暑の一日・炎天下の谷川で
       ソウメンを作ってみよう≫







 遊歩日:   2010年8月8日(第2日曜日)
 遊歩先:   荒川村谷津川
  参加者:   16名
  天 候:   晴れ 
  執筆者:   小林 基茂



 <行 程>

 西武池袋駅{8:05(快速急行三峰口行)}⇒白久駅⇒これより林道歩き⇒谷川合流点⇒谷川歩き⇒谷川広場にてソウメン昼食タイム⇒白久駅⇒西武秩父駅⇒池袋方面へ


 ≪遊歩記≫

 JR池袋駅南口に7時20分には全員集合となったので、西武池袋駅に予定より早く向かった。秩父鉄道直通切符を自動券売機で購入するのに手間取ったが、分かってみるとナルホドネと思った。
8時5分発の三峰口直通快速急行は、三峰口・長瀞行の電車で、西武秩父で分割されて先頭4車両は長瀞、後部4車両が三峰口に向かう。それを知らなかったので先頭に乗ってしまい、横瀬で後部車両に移動した。飯能を過ぎると線路は単線になり上り・下りの車両入れ替えなどで停車することが多く、都会の便利で速い電車に慣れたオジサンたちには不平夕ラタラであったのも面白い。そんなに行き急いでどうするのという感じもするが、どうでしょう?秩父鉄道に入るとホントのローカル線らしくタラタラ走るのが心地よい。

 白久について全員集合。駅前のお土産屋さんが閉まっているという悲鳴に近い叫びがあった。暫ら〈来ていなかったのでいつも買い物していた店が閉店したのかなと思ったら、左側のいつものお店は開いていたのでホッとした。ここで水、清涼飲料を買い込んだ後、駅前広場でご挨拶をしてから歩き出した。

 登り基調の舗装道路を歩いて行くと右側に温泉宿がある。車が頻繁に走っていたのはそのせいであろう。40分近く歩いたら川が流れている広場に出合った。すでに先客がいて谷側の水を使って食事の用意をしているようだ。幅50センチほどの丸木橋をこわごわ渡った。左に川の流れを聞きながらだんだん細く険しくなる道を歩き、狭い丸橋を渡って歩き続けると右側の川の流れに沿う山道は封鎖されていた。そのまま道なり【こ歩いて行くと沢から離れグングンと登っていき、新たな沢に出合うが涸れ沢で水がない。こまま行くと熊倉山に行ってしまうので、
水のある沢まで降りることにした。

 先ほどのロープで封鎖された道をたどると水がたくさん流れている沢に出合った。少し上流に向かって16人が座れる場所を選んで、取り敢えずのどを潤してから湯を沸かしてソーメンをうでた。濃縮つゆを良く冷やしたミネラル水で薄めて、谷側の水で冷やしたソ…〆ンにかけて、薬味を加えて食べた瞬間、何も言わず真剣にすすり飲みこむ音だけが谷間に響いた。ザルはすぐにカラになる、二つのなべでうで、水にさらしての繰り返しが何度も続いたころ、ようやく落ち着いた。「いやぁ〜、おいしかった」「河原でたべるとー味、味違いますね」「今日の板長は最高」と、満足の声が出た。

 「時間もたっぷりあるから水遊びでもしてからのんびり戻りましょう」といったら、「温泉に入りたい、今なら間に合う」との大声の提案があって、あわただしく身仕度をして下山道を歩いた。良いお天気で汗もたっぷりかいたから温泉の魅力には逆らえないと急ぎ足で歩いて行ったら、橋の上で「引っ張ちやだめ」という悲鳴に似た叱声が響いた。オジサン気をつけてネと言いながら温泉宿への坂道を登ると、先行者が「今日は満員で駄目」だと断られたと言った。肩を落として白久駅に向かい電車に乗った。お花茶屋で降りて西武秩父で池袋行きの電車に乗り換えることになったら、
「反省会をここでやるなら出られる」とのご提案があり、全員賛成して駅前広場のお向かいにあるソバ屋に腰を落ち着けた。このソバ屋はホト山温泉事故が起こったときに反省会をした由緒あるソバ屋なのだ。

 危ないオジサンたちは、もう落ちる心配はないと麦酒と清酒を鯨飲して、亭主お得意の料理をいただいて満足して座席指定の電車に乗って池袋に向かった。途中で降りる人は降り、池袋で乗り換える人を見送って、誰もいなくなったのでー人バスに乗って我が家に戻った。

賄い方のみなさん、配膳方のみなさん、飲み食い方のみなさん、ご協力ありがとうでした。お疲れ様でした。お陰さまで「美味しかった」が心地よく胸に響くー日になりました。