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Circle≪ゆ〜ぽぴあ≫・遊歩記


            第202回遊歩

“新緑の花と好展望の山歩き”

  ≪ヒカゲツツジ・イワウチワ
 イワカガミ等の群生地を訪ねて≫








 遊歩日:  2011年5月8日(第2日曜日)  日帰り
 遊歩先:  坪山(1102m・山域 中央沿線上野原周辺)
 天 候:  晴れ  
 参加者:  8名 女性5名 男性3名



 《行 程》

 ●新宿{06:44発・中央線中央特快(高尾行)(特別快速)}⇒三鷹(6:57)⇒立川(7:10)⇒八王子(7:24)⇒■高尾(07:31着・7:46発)⇒▲上野原(8:08着・8:28発)=バス⇒八ッ田(9:22着)
出発(9:30)=コレヨリ徒歩⇒1回目の休憩(10:10)⇒2回目の休憩(11:10)⇒坪山山頂(13:50)⇒びりゅう館)⇒バス停(15:51発)=バス⇒上野原駅(16:40着)⇒高尾・新宿方面へ  ハイ、オツカレサン (^^)


 ≪遊歩記≫

 高尾駅で参加者8名が揃い電車に乗り込む。車内は連休明けにも拘わらず決行中高年のハイカーで賑わっており、どうやら東日本大震災の自粛モードから解放され五月晴れの下、新緑の山行を楽しむ気分的な余裕がでてきたので有ろうか。下車駅の上野原へ着いてみるとマア、ハイカーで狭い駅前が大混雑である。この上野原駅前広場は、狭くそこにバスが何台も停車しているので、ハイカーがそのバスに乗り込もうと混雑しているのだ。バス会社の係にハイカーは一列に並ばされ乗車待機をさせられた。それでも私達のバスは直ぐに出発するとみえ、時期にバスに乗り込むことが出来た。車内に入るとマア、中高年ハイカーが大勢でおしゃべりをしている。

 約、小一時間、バスに揺られていたが、やがて終点の八ッ田に到着した。車内の中高年ハイカーの一団も私達と同様この八ッ田で下車した。おそらくこの団体も坪山登山組であろうか。イヤー、こんな賑やかなGroupと一緒ではたまらないと内心困惑する。バス停から少し歩いた休憩所で、トイレを済ませ山支度を整えてから、高齢の声出しをする。今回の担当者、そしてRooNavは、世田谷のK,Mさんで以前からこの坪山に登ろうと密かに計画を練っていたとのことで何でも6年ぐらい前にシンハイが登山してからこのコースを紹介し、急にこのコースが花の山として脚光を浴びるようになったとのことだ。

 そしてRooNavの 世田谷のK,Mさんを先頭に2班編制で歩くこととした。私は久々にフリーで登山することが出来まだ右アキレス腱が完治していないので、正直、助かる。ウネウネとなだらかな斜面を登り、途中の畑で作業をしていた地元の人に声をかけられ「ウンダーナ。もう、イワカガミやヒカゲツツジは、終わっているかもシンネーダヨ。」と嫌なことを言われてしまった。今回はそのヒカゲツツジやイワウチワを見に来たのだから、そんな
つれないことをイワネーデケロヤ。 (;_;)

 登山道は徐々に急登となり、そのためO,Sさんが所属している第2班が遅れ気味になってきた。その姿を見たので有ろうか。「ホーホケキョ、ケキョケキョ、ケッパレケキョケキョ」とウグイスちゃんが、盛んに美声で声援を送っている。吹く風は緑の木々を通してくるだけに実にさわやかだ。四顧を見渡せば新緑で緑に染まってしまうような光景である。実に久しぶりの登山に心も浮き立ち五体も躍動している。「イヤー、山って本当にイイモノデスネ。」そして衣類調整をし、水分を補給して、また、急登にチャレンジする。しかし、坪山というネーミングからもっと優しい登りを想像していたのだが、何々、結構な急登の連続で汗が噴き出してくる。

 登るに連れお目当てのイワカガミ、ヒカゲツツジ、イワウチワ、ミツバツツジの高山植物が見えてきたでは内科。(Photograph参照) ヤレヤレ、良かった。この可憐なるお花ちゃん達に遭えなかったら折角、苦労して登ってきたかいがないと言うものだ。モウ、そんな可憐なる花々を見て、和美はデジカメのシャッターを押すのに余念が無い。登山道は木々に覆われ視界が無く、それだけにこの花々達の可憐なる姿にはやすらぎを感じる。

 更に高度を増すに連れ傾斜が強くなり、岩場も出て来て、BlinderのN,Yさん、O,Sさんも足取りが遅くなり、難渋しているようだ。「サー、ガンバレ、ガンバレ」するとRooNavのK,Mさんから「ハーイ、山頂はもうすぐそこよ。」と可愛い声が飛び出した。そんな声を聞いたのであろうか。O,Sさんの所属する第2班の足が急に速くなり、A,Sさんのリードでどうにか登ってきたではないか。そしてついに坪山山頂へ到達した。 \(^O^)/
 狭い山頂にはバスで一緒だった団体が、昼食タイムを採っていた。私達もそんな団体に遠慮をしながら昼食タイムを採ることとした。そうしたらその団体のお姉様が「あら、お兄さん、遠慮をしないで私達は、これから出発するから、もっと広い場所で休んでね。」と優しく声をかけてくれた。「そうですか。有り難うご座います。」と鼻の下を伸ばし支障にもご挨拶をする。何でも東京の「こもれび山の会」だそうで、今日は30名の団体での山行とのことだ。この会も見てあればWoman powerで熱気ムンムンとしている。

 私は一人、プッチューッと缶ビールの栓を抜き冷えた缶ビールを飲み干す。イヤー、モウ、汗が噴き出て喉がからからだっただけにこの喉ごしの冷えた缶ビールの美味しいこと。「アー、生きていて良かった。」(オオゲサデネエノカヨ。)「スンマセン。」 (;_;)
それから暫しの昼食タイムを採った後、この坪山山頂ともお別れをし、下山開始となる。下山はかなりの急下降で、グングンと岩場、木の根が浮き上がっている箇所等を駆け下ってゆく。皆さんも登りと違いやはり、下山は足取りも軽くなんなく急斜面を下って行く。

 そんな急下降もやがて終わりに近づいた地点で先ほど山頂で、休んでいた「こもれび山の会」の団体が休憩をしていた。私達を見るなり「イヤー、早いね。」と声がかかる。私は内心「あなたたちが遅いのでネエノ。」とその場を意気揚々と通り過ぎる。そしてついにGaul地点「びりゅう館」へと到着した。ここでサッパリと着替を済ませ、当然のこと冷えた生ビールで参加者8名が、無事登山を祝し乾杯をする。
「今日はK,Mさん、担当、RooNavご苦労様でした。この日のために下見山行までして頂き、よい山を紹介して頂いて本当に有り難うご座いました。」

パチパチパチパチパチパチ
パチパチパチパチパチパチ

 この坪山は言わば玄人好みのする花の山で、実に良かった。また、訪れてみたい山だ。そしてそれぞれにオソバや山菜の天麩羅等を注文し、私も生ビールのおかわりをして、疲れた身体をねぎらう。 それからゆっくりと休んだ後、バスの発車時刻になったので、バス停へと向かう。私は良き気持となりバスに揺られ上野原の駅へ向かった。サア、今日の例登山で、右アキレス腱の調子も良く、これからバンバンと山へ行くぞと心に決めた。


        「オシマイ」