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      Circle≪ゆ〜ぽぴあ≫・遊歩記

            第208回遊歩
   ≪早春の風を肌に受け信仰の山と
 古刹を巡り温泉で良い湯だな・・・
!!!








  遊歩日:  2013年3月10日(第2日曜日)
  遊歩先:  丹沢大山(1252m)
  温 泉:  七沢温泉「七沢荘」
  天 候:  晴
  参加者:  11名


 《行 程》

 ▲新宿⇒■伊勢原=バス⇒大山ケーブル駅バス停(9:40発)
 コレヨリ徒歩
 バス停⇒大山ゲーブル駅⇒大山寺⇒下社・阿夫利神社⇒見晴台(昼食休憩)⇒七沢温泉「七沢荘」(14:50入浴休憩)=バス⇒本厚木


 ≪遊歩記≫

 参加者11名が、伊勢原駅からバスに乗り、大山ケーブル駅バス停で下車し、それぞれトイレ等を済ませ山支度をして、恒例の声出しをする。今日はお天気も良く早春の風が肌にとても心地よい遊歩日和だ。今回はケーブルカーを使用せず下社まで歩き山頂には行かず、そこから見晴台へ行きそこで昼食休憩をしてから、下山し七沢温泉へ行くという言わば、温泉遊歩だ。しかし、イヤに観光客が多いと思ったら、何と今日は大山マラソン大会が開催されており、伊勢原駅前をスタートして、下社までの10kmを走るのだそうだ。途中、私達が登るコースでそんなランナーと出会わなければ良いのだが、マア、スタート時間が10時と遅いので、多分大丈夫であろう。

 それではこの丹沢大山について略述してみよう。

 東京、横浜からわずか2時間。首都圏からの手軽なハイキングコースとして親しまれている丹沢大山国定公園の大山は丹沢山塊の東端、神奈川県伊勢原市にあり、標高1252mのピラミッド型の美しい山容を見せている。 相模平野のどこからも見える大山は古代から霊山として関東一円の農民からは農業の神、漁民からは航行守護の神として崇められ、江戸の庶民には福を授け災害除けにあらたかな神として信仰を集め、落語の大山詣りや浮世絵にいきいきと写されています。大山が別名「雨降山」とも呼ばれるのは山頂に年中水のしたっている霊木があるからです。中でも、大山ケ−ブル駅からの表参道は歴史が古く、中腹には大山寺と阿夫利神社があり、今でも参拝客や登山客で賑わっている。

 関八州の展望台と言われ、「かながわの景勝50」に選定された山頂からの眺めはすばらしく、空気の澄んでいるときは相模平野から三浦、房総半島、東京都心の高層ビル群も望見でき、振り返れば丹沢表尾根から富士、箱根の連山、秩父多摩の山並みがつづき、東京近郊の山で隋一の眺望を誇っている。

 RooNav担当のK,Yさん、H,Jさんが先頭で、続いて女性3人が歩きその後に6名の男性群が歩いて行く。車道を進みやがて両側にお土産屋が並ぶ長い石段の参道に入る。イヤー、この石段が結構、
大腿部に堪える登りだ。この石段が延々と続いているのだから、大腿部のダメージとして、ジワッと後から効いてくる感じだ。所々にはランナーを迎えるために係りの方が、待期してその準備に余念が無い。目を転じれば今が盛りに白梅が咲き誇り、甘い匂いを漂わせている。途中で北区のS,MさんのSupportをT,Hさんから交代し、私が彼のSupportをしながらそんな石段をゆっくりと歩を進める。

 そんな石段も一段落し、大山寺で一息着いて休憩を採る。それにしても私もランニングは好きであるが、こんな石段が続くトレールランは、願い下げだ。皆さん、休憩を採り元気溌剌となったので、再び歩を進めやっと、そんな石段とも別れ本来の土道となり、杉の巨木が立ち並ぶ山道を北区のS,Mさんと息を合わせ登って行く。彼は今日はまだパワーが漲っており「気合いだ。気合いだ。気合いだ。」と大声を出し自分に叱咤激励し活を入れ元気よく登って行く。そんな彼に杉の巨木の触らせてあげると彼は幹に両手を拡げ「ヘーー、こんなに大きいんですか。」と驚嘆しきりであった。やはり、実際に触って貰って実感するとそれが印象に深く残り山歩きもまた楽しくなるものだ。

 やがて私達ご一行は、大山マラソン大会で、賑わっている下社・阿夫利神社へ到着した。この下社は、大山阿夫利神社とも言われ、古代からこのあたりに住む人達の心のよりどころとなり、国御岳(国の護りの山)・神の山としてあがめられてきた。山野の幸をつかさどる水の神・山の神として、また、海上からは羅針盤を共につとめる海洋の守り神、さらには、大漁の神として信仰をあつめると共に、庶民信仰の中心として、今日に及んでいる。
山頂からは、祭りに使ったと考えられる縄文時代(紀元前約1000年頃)の土器が片が多く出土していて、信仰の古さを物語っている。
仏教が伝来すると神仏習合の山となり、阿夫利神社は延喜式内社として国幣の社となった。武家が政治をとるようになると、代々の将軍たちは、開運の神として武家の長久を祈った。
引目祭・簡粥祭・雨乞い・納め太刀・節分祭・山開きなど、古い信仰と伝統にまもられた神事や、神に捧げられる神楽舞・神事能・狂言などが昔のままに伝承されている。

 そんな下社である阿夫利神社へ参拝を済ませ、尾根道をトラバースするように快適な山道を歩いて行く。午後になり天候が急変したのか、強風が吹き付け温度も下がってきたようだ。なそんな強風に時よりヨロヨロしながらやがて見晴台へ到着した。ここで昼食Thymeとなり、北区のS,Mさんから銘酒が皆さんに配られた。そしてやっと2013年度の遊歩計画が、出来上がったのでそれを皆さんに披露する。来年2014年は何と言っても、2004年5月12日に野川公園と浅間山&サントリー工場見学遊歩として、第1回目がスタートしてから、途中2009年に中野サンプラザで、Circle《ゆ〜ぽぴあ》結成5周年記念祝賀会を催し、それから誠に早いもので、5年を経て、結成10周年になる。それが大きな目玉として「石和温泉・かんぽの宿」へ宿泊し、盛大に祝おうという遊歩が、計画されているのだ。

 そして強風が吹き付け寒くなったので、昼食Thymeもそこそこに切り上げ、下山開始となる。北区のS,Mさんは、もうお神酒が入って、千鳥足ならずガチョウ足になってヨタヨタしながら私の後からご機嫌で歩いている。歩きやすい山道を40分も歩いただろうか。やがて車道に到達し、山歩きもこれで終了して、七沢温泉へと歩を進め行く。そしてそのお目当ての七沢温泉「七沢荘」の玄関へ到着した。

 この七沢温泉「七沢荘」は、全国名湯百選、美肌の湯ベストナインに位置づけられ、厚木市の郊外、丹沢山塊の東の裾野にある小さな温泉街だ。七沢荘は七沢温泉のなかではよく知られているところだ。温泉街の奥にある。正面は新しく見えるが建物はかなり古い感じだ。何度も建て増したらしく、館内はいりくんでいる。温泉は内風呂と露天風呂がある。露天風呂は一旦外に出るようになっている。ただし露天風呂の前はひさしがあるので雨には濡れない。
お湯はアルカリ性が高いので肌がつるつるしてくる。シャワーも源泉を使っているので、つるつるする。温泉分析表によると、源泉はアルカリ性単純温泉、源泉の温度は27.7℃。PHは9.54、メタケイ酸、メタホウ酸が多く含まれている。

 そんな七沢荘の露天風呂へ湯ったりと手足を伸ばし入浴する。ツルツルした温泉は、とても肌に優しく気持ちが良い。温泉好きな私はゆっくりとそんな温泉に入る。しかし、楽あれば苦有ると昔から言われていたが、それが現実のHappeningとなってしまったのだ。

「エッ、ドウシタンヤネン。」

 「それはこの丹沢大山遊歩参加者のみが、知っていることで、言わば勘違い、思い込みということで起きたハプニングであった。」


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〜〜《オシマイ》〜〜