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      Circle≪ゆ〜ぽぴあ≫・遊歩記
         第210回遊歩
≪深緑の風を肌に富士と南アの好展望   「秀麗富嶽十二景」の十一番の
   山を歩こう・・・!!!












  遊歩日:   2014年6月15日(第3日曜日) 日帰り
  遊歩先:    高川山(975.7m・山域 山梨県中央沿線の山)
  天 候:    晴れ
  参加者:    8名 
  執筆者:    谷相 千郁子 


 《行 程》

●新宿{07:40発・JR中央線快速 高尾}⇒▲三鷹(7:58)⇒■立川(8:17)⇒◎八王子(8:27)⇒○高尾{08:34着・08:46発JR中央本線 小淵沢行}⇒■初狩(09:33着)
 初狩駅=コレヨリ徒歩⇒登山口(10時15分)⇒男坂との合流点(11時15分)⇒高川山山頂(11時35分〜12時15分)⇒天神峠(13時30分)⇒むすび山(14時30分)⇒大月駅(15時26分)


 ≪遊歩記≫


 初狩駅に9時33分着の電車で全員予定通り集合。ただし、行き当たりばったりの私に務まるはずのないルーナビを、先頭を歩くだけだからとの口説き文句にのせられて引き受けた私は、緊張の余り1時間も前に到着していた。
メンバーは全員健脚。今日は田野倉駅に下りる予定。時間も短ければ危険な道も1、2ヶ所ぐらいだ。

 民家をぬけて自徳寺の墓地の横を登り、コンクリート道路から土の道になってしばらく行くと登山口につく。10時15分。ここからは玉子石コースと男坂コースに分かれており、我々は男坂(女坂)コースのルートを選ぶ。続いて男坂と女坂の分岐にでる。ここでは右に尾根を回りこむ女坂を選んだ。登りはどんな山でも苦しい。やがて玉子石コースとの合流地点を過ぎ、11時15分ごろに男坂との合流点につくと、山頂はもうすぐ。

 山頂に11時35分到着。暑い。日影が無い。狭い山頂の狭い日陰は先客が陣取っている。360度の景観なのだが、樹木がかなり成長して景観をじゃましている。今日の富士山の頭は雲のなか。山頂で座る場所のない人たちが下山道脇に並んで食事している。私達も少し下に降りて、山道から少しでっぱった場所で昼食タイム。すると、缶ビールのプルトップをあける音がプシュプシュとあちこちで聞こえる。ナンチューコトダ!男性メンバーは皆飲んでいるのではないか?いくら楽楽コースとはいえ、これで下りは大丈夫か?

 サッカーの結果を聞く。コートジボワール戦で日本は逆転負け。みんな意気消沈。
12時半まで休憩と言ったが、空模様が怪しくなり、冷たい風がピュー、黒い雲がモヤッと現われ、汗で濡れた体が冷たくなる。雷雨になるかも、と急に皆慌しく出発準備を始める中でただ一人、二本目のビールを飲んでいる彼もいた。
12時15分、山頂ちょい下の昼食場所を出発。

 雷雨の不安は去ったが、危険な下りが待っている。15分ほど危ない下り道。そこを過ぎると歩きやすい道だ。40分ほど歩いた最初の田野倉への馬頭観音分岐では、下に着いてから車道歩きが長いからと次の下山道にする。次第に山道は険しくなり、アップダウンもあって面白くなる。

 1時30分頃、次の田野倉駅への分岐(天神峠)につく。しかし田野倉への標識が無い。下山道は草に覆われている。この道を下りてもいいのだろうかと思いつつ、輝いている標識をみると、「むすび山はこちら」のマークが、おいで、おいで、をしている。
計画当初からも、むすび山へのコースは?といわれていたし、今朝も車道歩きの少ないむすび山へとの声も上がっていたのを時間不足と却下したのに、そうだむすび山へ行こうと、行き当たりばったりのルーナビ担当者は思った。ここから1時間そして大月の駅まで30分ぐらいだ。みんな健脚でもあり、すごく元気そうだから、「むすび山へ行こう!」と声をかける。しかし賛同のオー!もなく拒否のノー!の声も無い。独断で、前進することにした。

 今までの岩ごつごつ、ざらざら道と違って、膝辺りまでの草が繁っている。鳥の声も多くなったようだ。道はいいが小さなアップダウンの繰り返し。もう登りはないと思っていた方々には酷な道だったようだ。話し声は聞こえない。休憩地点で元気出せよとハッパかけてくれる彼女に、それに応えて、ビールがまってる、ビールがまってる、オー!と元気な彼らの声が呼応した。

 むすび山には2時半過ぎに到着。旧陸軍防空監視場所跡の看板がある。大月の街からすぐの場所にあり、地域の憩いの場所だ。春には、カタクリの花が日当りの良い場所にたくさん咲く。大月駅には3時26分到着。全員、ビールを買いに売店に走る。今の我々に無くてはならないものそれはビール。全員ほろ酔い気分で3時47分の電車に乗る。
今回、ルーナビ失格者の後ろを歩いて来て下さった皆さんには申し訳なかったけど、勝手に予定を変更して、久しぶりに大月まで歩けて満足。皆さんはどうだったろうか。怪我もなく無事全員降りてこられた事に感謝。ありがとうございました。
谷相千郁子


 ≪遊歩先の紹介≫


  「高川山」

 高川山と九鬼山とは、それぞれ大月市の「秀麗富嶽十二景」の十一番と十番に選ばれていて、富士山を眺める好展望台です。現在工事中のリニア実験線が、二つの山をずばっと貫いています。晴れていれば展望は356度、簡単に歩けて魅力たっぷりの隠れ名山とされております。山頂からは富士山のほかに御正体山、三ツ峠山、丹沢山系、北側には滝子山、雁ガ腹摺山、奥多摩の山々と360度の大展望が満喫できます。
 梅雨のひと時蒸し暑さに負けず山歩きをして、良い汗を流しましょう。・・・!!!