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Circle≪ゆ〜ぽぴあ≫・遊歩記

            第219回遊歩
水無月の一日・白い紫陽花アナベルが丘陵に咲くサマーランドあじさい園へ行こう









 遊歩日:   2012年6月24日(第4日曜日) 日帰り
 遊歩先:    中村酒造・雹留山・サマーランドあじさい自然園・
 参加者:    8名(女性 5名・男性 3名) 
 天 候:    晴

 《行 程》

●新宿{08:47発・ホリデー快速あきがわ5号(武蔵五日市行)}⇒▲三鷹(09:02)⇒○立川(09:15)⇒■秋川(09:42着)
■秋川駅=コレヨリ徒歩・滝山街道を20分⇒中村酒造(見学)=滝山街道を徒歩20分⇒秋川丘陵登山口=30分⇒二条城址=40分⇒雹留山=10分⇒サマーランド自然園ゲート=30分⇒山田大橋=10分⇒サマーランド自然園(あじさい鑑賞園内散策及び昼食Thyme)=20分武蔵引田⇒拝島⇒立川・新宿方面へ


 ≪遊歩記≫

 少し遅れた方が、秋川駅に到着しここで参加者8名が勢揃いして、恒例の声出しを済ませ一同先ずは車が行き交う秋川街道を歩き行く。それにしてもこの遊歩を実施する日になると何故かお天気も良くなり当に遊歩日和となって、私達善男善女のyuupolerを楽しましてくれる。今日もそのことが実証できる日となった。昨日23日には、雨が降り、その雨が今日に持ち越すかと思われ、今日の遊歩も雨の中を歩くのかと聊か心配になったが、そんなことは杞憂に終わりこうして快晴のお天気となったのだ。これも一重に私が1週間前から晩酌の酒断ちをして、Circle《ゆ〜ぽぴあ》の守護神Yuporadorosuに祈願した賜であろう。

「天の声=ゲゲゲノゲ、誰も見てないと思ってサ。カッコウノヨイコトユンデナカンベサ。しっかりとノンデイタンジャアネエノカヨ。コノバカタレガ」 「ヘースンマヘン。」

 そんな酒断ちのことを考えていたら何ともう、中村酒造の玄関先に着いてしまった。ガイドブックでは営業次官が12時からだそうで、あいにくと店は閉まっており、全く残念この上ないことだ。するとK,Mさんが、「奥の母屋へ行ってみましょうよ。頼んだら利益にもなるのだからお店を開けてくれるかも知れないからね。」とそこはそれ亀の甲より年の功で、即、そこに気がつくところは、人生の荒波を乗り切ったお方だけ有って、考えが鋭い洞察力だ。 (^o^)  (^^;)

 そんな主家の玄関先にこの中村酒造の奥さんであろうか。愛想の良いご婦人が笑顔で応対し、「ハーイ、良いですよ。今、お店を開けますからお店の方へ行ってくださいね。」と商売上手にパチパチと頭で計算し、マア、最低でも5千円はものになるな。といそいそと私達をお店に誘導してくれた。

 それではこの中村酒造について少し述べてみよう。

 中村酒造

 多摩の地酒、千代鶴の醸造元として知られている。中村家は400年以上前より当地に住みつき、元は士分であったが八代前より酒造業を起こし、以来200年の歴史を刻んでいる。現当主中村八郎右衛門は十七代目にあたるという。酒造り資料館には、その200年間に用いられてきた伝統の用具、資料が展示されている。資料館の建物は土蔵造りの二階建で、明治17年酒造用具蔵として建築されたものという。片隅には地酒の試飲・販売コーナーもある。なお銘柄“千代鶴”の名の由来は、昔秋川流域に鶴が飛来したことがあり、これに因んで縁起のいい千代鶴と命名したという。

 去年忘年遊歩で、銘酒、澤野井で有名な沢井の小沢酒造へ行き酒蔵を見学したが、ここにも立派な酒造倉があるとはつゆ知らず、東京にも地酒を製造している所が有るものだと感心してしまった。お店に入り、きき酒とばかり、グイノミで色々な銘柄の銘酒を試飲する。皆さん、それぞれお土産に買い求めているようだ。私達3人の男性諸氏は、サマーランドあじさい園で一杯飲むように大枚2000円をはたき銘酒千代鶴を買うこととした。そうしたら二人のS,Mさんの顔がほころび本当に嬉しそうであった。そう言えばこの二人のS,Mさん、どちらも酒豪でならした大立て者であった。 (^_^)

 そんな中村酒造を見学し、また、自動車の行き来する秋川街道を皆さん、きき酒でお神酒が入ったものだから、談笑し足取りも軽く歩いて行く。やがて秋川街道の反対側へ渡り、いきなり秋川丘陵の登山道へ入る。樹木が茂った暗い斜面の登山道を汗をかきかき登って行く。多少なりとも中村酒造のきき酒で、お神酒が入っているものだから息が上がり少々登るのに苦労した。このコースは余り登山者もいないと見えて、強風で倒れた木賀ゴロリンと登山道を塞いでいる。また、枝が茂りそれらを払いながら歩くのが一苦労だ。そんな私達の姿を見たので有ろうか。「ホーケキョケキョケケ、ホーホケキョ」と美声でウグイスが声援してくれた。

 そんな登山道を歩いていたら向日から10名ぐらいのOG、OBのハイカーが、歩いてきた。こんなコースでも歩く人がいると思うとお互い嬉しくなり「こんにちは」と挨拶をする。それにしても随分と年輩の連中だったな。きっとあちらのGroupも同じようなことを言っているかな。そんな登山道もやがて広くなりその道をダッダッダーダッと騒音を響かせオートバイが乗り込んできた。全くこんな登山道にオートバイで走るとは、バカタレガと毒着きながら歩を進めると雹留山の分岐点に着いた。折角だから雹留山の山頂へ行こうと言ったら、和美が「とても登山道は枝に覆われ行けないよ。」とのたまうので雹留山の山頂はパスして、広い山道を歩いて行くとやがてその路も舗装され下の車道に出た。少し迷いながら今日のお目当てサマーランドあじさい園のゲートに到着した。

 サマーランドあじさい園

 “首都圏では珍しい貴重種など約60種15,000株のあじさいが織り成す「色彩の王国」”
 あじさい園は、緑豊かな東京サマーランドファミリーパークエリアに位置し、貴重種を含む約60種におよぶ様々な「あじさい」を期間中咲き替わりでお楽しみいただけます。
また、ご覧いただける「あじさい」のほとんどは緩やかな丘陵地に配置されておりますので、動きやすいお履物と服装でのご来園をお勧めいたします。

 アナベル豆知識

 アナベルとは、北米原産で、オランダの人が持ち帰り、切り花用に品種改良した種類で、他のあじさいと違い剪定の方法が違います。花は、緑色→クリーム色→白色に変化します。(成長しても白色にしかなりません。)
剪定方法は咲き終わったあとだいたい10月頃に茎を下から3pぐらい残して切ります。ですので、剪定が簡単です。

 時間も結構経っているので、紫陽花の観賞は、後にして備え付けの休憩所で、昼食Thymeを採ることとした。先ずは生ビールでしょうとばかり、売店で生ビールを買い求めそれを一気に飲む。「ゴク、ゴク、ゴク、ゴク、イヤーー、ウンメイ。」陽射しが強い車道を歩いてきたので、スッカリと喉が渇いており、まるで砂漠に水を垂らしたが如く、あっという間にビールが胃腸に吸い込まれてしまった。それから中村酒造で、買い求めた千代鶴の栓を抜き我ら男性3人で、その銘酒、千代鶴を飲む。もうもう、北区のS,Mさんは、別れていた恋人に会ったが如く、満面笑みを浮かべ実にうまそうにその千代鶴を飲んでいる。そんなノンベイの男達を見ていた女性5人は、私達だけ先に紫陽花を見てくるからとノンベイなんかかまっていられるかと私達を置いて、行ってしまった。

 そんな一升瓶の銘酒、千代鶴をあっという間に三人で空にしてしまい、やわら腰を上げて紫陽花の見学に行くこととした。きっと他の観光客は、私達の真っ赤な顔を見て、ピンクの紫陽花より良く赤くなっていると思っているだろうか。北区のS,Mさんは、鴬谷のS,Mさんに引きつられヨタヨタしながら園内を歩いている。色々な紫陽花を手で触れその感触にきっと感激しているのであろうか。青、ピンク等々と紫陽花が咲いているが、このサマーランドあじさい園では、アナベルという白い紫陽花が、丘陵の斜面にまるで雪が積もったように咲いている光景は見事である。そんなアナベルに皆さん、デジカメで記念写真を撮っている。

 我ら3人そんな紫陽花の見学を済ませ集合時間に少し間があったので、休憩所で、また、生ビールを飲む。そして集合場所のゲートに行ってみると和美だけしかおらず、後の4人の女性は、タクシーで先に帰ったとのことだ。良く和美も帰らなかったものだと感心する。それから予定通り武蔵五日市線の武蔵引田まで歩くこととした。途中ではマア、ヨタヨタした北区のS,Mさんが鴬谷のS,Mさんに連れられ、そんな我ら4人西日が傾いたのどかな路を歩いて行くのであった。

 こうして今日のサマーランドあじさい園遊歩も楽しみ盛りだくさんで無事にfinaleとなったのである。

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 〜〜「オシマイ」〜〜