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Circle≪ゆ〜ぽぴあ≫・遊歩記

       第118回遊歩
 “新年遊歩in2011・高麗丘陵を歩く”
  ≪陽光あふれる海辺の山を歩き名門
 ホテルの露天風呂で春の海を眺めよう≫








 遊歩日:   2011年1月16日(日) 日帰り
 遊歩先:   高来神社・高麗山(168m)・湘南平(180m)
 天 候:   晴れ
 参加者:   7名


 《行 程》
 ●東京{09:04発・東海道本線(東日本)(小田原行)(各停)}⇒■大磯(10:11着)=コレヨリ徒歩⇒高来神社⇒高麗山⇒湘南平⇒大磯プリンスホテル(入浴休憩)=神奈川中央バス⇒大磯⇒東京 解散 (^^)


 ≪遊歩記≫

 2011年のCircle《ゆ〜ぽぴあ》の新春遊歩は、大磯駅の裏山という感じの手軽な超低山だが、少ピークを次々に越える尾根道、海辺の大展望を楽しめる新春に相応しいのんびりハイクだ。この大磯は明治20年の東海道本線の開業をきっかけに文化人や政財界人が自邸や別荘を建てたところで、歴史や文化をしのばせる街だ。

 大磯駅で参加者7人が恒例の声出しをする。今回は何とNormerが女性2人、そのうちのお一人は山歩きは若い頃に高尾山を歩いただけだという北区のS,MさんのK,A三というGuideHelperで、後の5人はHandicaperだ。私を含め2名の弱視者のyuupolerが、Blinderのサポートをして歩くこととなった。

 大磯駅の東端から東海道本線を陸橋を渡り反対側に出て、線路沿いに進むが、RooNavの和美がガイドブックの地図を見ながら歩いているのだが、どうも最初の目的地高来(たかく)神社が分からないらしい。そこで民家の方に尋ねたのだが、余り適切な説明でなく、再度通行人に聞きやっと方角が分かりそれからは安心して、ポカポカと暖かな陽が射すのどかな大磯の住宅地を歩きエノキの大木などの並木が残る旧東海道を通り高来神社の境内に着いた。神前で参拝を済ませ社の裏手から山道となっており、男坂を一列縦隊で登って行く。

 この男坂の最初の登りが露岩で、結構斜度もあってきつい登りだ。GuideHelperのK,Aさんが、北区のS,Mさんのサポートでで悪戦苦闘しているため、私が彼のサポートをしてそれからは登ることとした。そんなきつい露岩も程なく過ぎ平坦な山道となって快適な低山歩きとなり、スイセン、臘梅等の花も咲いており、目を転じれば春の海宜しくキラキラと光る太平洋が遙か水平線を見せている。更に尾根道を西に向かい、ゆるやかに登り下りして、八俵山を過ぎ浅間山に着きここで昼食タイムとなった。

 休息地の後方を遠望すれば雄大な白く輝く富士山がその堂々たる雄姿を見せている。「ワーッスゴイ・・・!!!」とその光景に思わずGuideHelperのK,Aさんが歓声を上げる。それぞれのお弁当を皆さん、顔を綻ばせ満足そうに食べており、満ち足りたお食事風景だ。そんなお食事タイムもやがて終わり整備された尾根道を歩いて行く。尾根上にはコナラなどの落葉樹にヤブツバキ、アラカシなどの暖帯性の常緑樹が混成し見られる。やがて芝生が敷き詰められた広々とした展望台がある湘南台らに着いた。

 下山は湘南台らのヘアピンカーブの所から万田方面の山道に入る。落ち葉を踏みしめ細い山道を下って行くのだが、RooNavの和美がどうも道が違うらしいとのことで、来たときに分岐点を通過しそこからもう一方に山道が延びており、その道を辿ることとした。この道は広々と整備されておりグングンと駆け下る。あっという間に車道に飛び出て更に進もうとしたが、またも和美がこの道も違うらしいとのことで、結局最初に歩いた道がやっぱり正しいかったと反省し、皆さんには誠に申し訳ないが今来た山道を登ることとした。下りはグングンと駆け下ったのであるが、登りとなると皆さんかなり辛そうである。

 結局30分のロスタイムでまた、分岐点から最初の道を進み落ち葉の絨毯をザックザックと音を立てて下って行く。 すると何てことはない程なく階段状になっている箇所に出て、そこからは住宅地となっており、道なりに下り国道1号線を西へ向かいやがて大磯プリンスホテルに到着した。入浴料1000円を支払い浴室に行ってみる。「ガーーーン」何とその浴室は狭く、浴槽も6人ぐらいはいれば一杯になるような貧弱な浴槽で、ガイドブックのキャッチコピーとは違うので、ガッカリし、海が見えるかと内風呂から続いている露天風呂に行ってみるとこれもまた、とってつけたような貧弱な露天風呂で、おまけに外が見えないようになっており、二度ガッカリしてしまった。 (;_;)

 そんな期待はずれの一浴を済ませロビーに行くと今日はレストランは3時でClause とのことなので、仕方がなく自動販売機で缶ビールを2本買い求めロビーでそれを飲み一休みしてからバスで大磯駅へ向かった。そして東京駅へ着いたら何と目白駅で人身事故があり山手線の外回りが運転中止となっているではないか。人身事故というのは、実際には自殺者のことがほとんどなので、「全く正月早々自殺をするなんて生きていりゃこそ楽しいこともあるのにね。」とyuupolerと話をしながら別れたのであった。

 しかし、その目白駅の人身事故のことであるが、翌日の新聞を見て驚いてしまった。
 42才の視覚障がい者のTさんという方が、奥さんと上野で新年会があり、それに出席し帰宅しようと自宅がある大塚駅で降りようとして、乗り過ごしてしまい池袋を過ぎ目白駅で降りて戻るために山手線の外回りの電車に乗ろうと思い奥さんとホームを歩いていたら突然ホームから転落し、運悪く入ってきた電車に跳ねられ死亡したとのことである。

 私達Circle《ゆ〜ぽぴあ》の視覚障がい者も明日は我が身とよくよく注意して行動しなければならないと痛切に感じた。


「オシマイ」