Circle《ゆーぽぴあ》in2012に戻る

笹子雁腹摺山のPhotographはこちら

《次のページへ》










   Circle≪ゆ〜ぽぴあ≫・遊歩記

            第204回遊歩
晩秋の一日・玄人好みの峰嶺を歩く・!









  遊歩日:   2012年11月18日(第3日曜日) 日帰り
  遊歩先:    笹子雁ヶ腹摺山(山域 山梨県笹子 標高 1357.7m)
  天 候:    晴
  Member:    7名

 《行 程》

 新宿(6:44中央特快高尾行)⇒三鷹(6:57)⇒立川(7:12)⇒八王子(8:11)⇒高尾(7:31着8:01発甲府行)⇒笹子(8:58着)⇒笹子雁ヶ腹摺山登山口(9:45)⇒笹子雁腹摺山(12:00〜12:45・昼食休憩)⇒笹子峠(13:45)⇒矢立の杉⇒笹子駅

 ≪遊歩記≫

 今回の遊歩は、そのnamingが面白い「笹子雁腹摺山(ササゴガンガハラスリヤマ)・標高 1357.7 m」と言う山である。渡り鳥であるガンが、その腹をするようにして尾根を飛んでいくことからその名がついたと言われる。大月市には当山のほか、雁ヶ腹摺山、牛奥ノ雁ヶ腹摺山という山もある。
古くは、東北東側の米沢山(1357m)や、お坊山(1421m)なども含めた一帯が笹子嶺と称した。また、米沢山とはほぼ同標高であり、笹子側からみると尾根筋が横に広がって見える。台形の山容から笹子御殿という名もある。
 山頂からの富士山の眺めは秀麗富嶽十二景の一つに選ばれている。西側の甲府盆地や南アルプスの展望も良い。山頂のほぼ真下に中央自動車道の笹子トンネルが通じている。山頂西側には東京電力の東山梨変電所に電力を送る超高圧送電線の西群馬幹線があり、高さ100メートル近い鉄塔が続いている。

 笹子駅前で参加者7名のyuupolerが、声出しをし、RooNav担当の鴬谷のS,MさんからRootの説明を受け我ら8名笹子雁腹摺山の山頂目指しイザ、出発だ。私はっおなじみの北区のS,MさんをSupportし、国道20号、甲州街道をRooNav担当の鴬谷S,Mさんの後から歩いて行く。今日はとても冷たい風が強く11月中旬ともなるとさすが山里は寒くこの分だと笹子雁腹摺山もかなり風が強く寒いことであろう。国道20号を15分ぐらい歩いていたときである。後方から大きな声がしたので、立ち止まってその様子を聞くと、何と狸が国道に倒れて死んでいると言う。猫などはよく自動車に引かれ死んでいるが、狸が死んでいるとは、俄には信じられない光景なので、私は「きっと狸寝入りをしているのではないの。」とジョークをとばし、皆の笑いを誘う。それにしても狸も自動車に引かれるとは、山の自然界も世知辛くなった物だ。

 国道が右に大きくカーブするところで左の旧道に入り、ちょっと行くと笹子雁ヶ腹摺山の登山口に達した。ここからいよいよ登路に入り、ビッシと気合いを入れ一歩を踏み出す。今まで堅い舗装された国道を歩き足底部の感触がきつく悪かったが、山道の柔らかい落ち葉が積もった土の道はその足に受ける感触も良く、快適に歩くことが出来る。それにしてもいきなりの急登で、今年最後となるCircle《ゆ〜ぽぴあ》の山歩きには、歩きごたえのあるCourseで、北区のS,Mさんも先月、塔ノ岳の踏破断念という屈辱を晴らすが如く、しっかりと歩を進めている。

 それにしても急登で、お負けに樹林帯のため見晴らしも悪く実に疲れるCourseだ。途中衣類調整をするため一本立てて休憩を採る。風邪は樹林帯のために強くなく歩いているため寒さもそんなに感じない。この笹子雁腹摺山の下には、中央高速とJR中央本線の笹子トンネル、国道20号線の新笹子トンネルが通っている。 JRの笹子トンネル(全長 4,656m)は1902年(明治35年)に完成し、1931年(昭和6年)に上越線清水トンネル(総延長9,702m)が完成するまで、日本一の長さを誇るトンネルだったとのことだ。この中央高速道の笹子トンネルの天井が、2週間後に大崩落し、9名の尊い命を奪うとは、全く予想も出来ないAccidentだ。・・・!!!

 急登を頑張ること約、2時間、やっと笹子雁腹摺山の山頂に到達した。既に多くの年輩Groupの登山者が休息をとっており、お負けに山頂は風が強く寒いので、お坊山への道を少し歩き陽だまりの所で、昼食Thymeを採ることとした。皆さんに紙コップでの一杯づつであるが、ビールをお配りして、登頂の祝杯を挙げる。そしてカップヌードルの麺をツルツルと食べる。普段家にいるときはカップヌードルなど口にしないが、山でそれも寒いときには、カップヌードルも温かく汁も塩分が有り、汗をかいた身には、塩分補給で、実にご馳走である。そんな昼食Thymeを済ませ、下山は北区のS,MさんのSupportを鴬谷のS,Mさんに交代し、山頂に戻りながら、道標をバックに記念写真を撮る。遠望すると南アルプスの山並みが、うっすらと見える。また、富士山もその神々しい雄姿を見せている。そして下山開始となる。この降路が急下降で、イヤー、登路よりも斜度が有り、最初の出だしで、思わず私は転倒してしまった。

 そんな急下降を一歩、一歩慎重に降り、途中の急斜面にはロープが張ってあり、神経を使う箇所だ。そんな下山の急下降も終わり、笹子峠へ着いた。この笹子峠は去年9月にRooNav担当のS,Yさんが実施したCourseなので、道のりも分かり、広い林道をドンドンと下って行く。。そして途中から脇道に入り「矢立の杉」の名所に出た。この「矢立の杉」は、笹子峠の大月市側にある杉の木で、笹子峠を通って合戦に赴く武士が必勝を祈願して、この杉に矢を射ったことが由来と言われている。根回り14.8m、高さは約26mで、幹の中は空洞になっている。源頼朝もここを通った際に矢を射ったとも言われている。山梨県の指定天然記念物に指定されている。杉良太郎が歌う「矢立の杉」の曲が、ハンドルを手動で回すと歌が流れるようになっている。

 そしてそんな「矢立の杉」を後にして、再び国道20号に出て、途中の唯一、開いていた酒屋さんで、缶ビールを買い求めそれを着替を済ませてから笹子駅で飲み干す。全く何時飲んでもビールは美味いねえ。・・・!!!

 こうして2012年山歩きでの遊歩は、終了し、後は12月2日の「忘年遊歩2012・善福寺公園&井の頭公園」を残すだけだ。  (^_^)

パチパチパチパチパチパチ
パチパチパチパチパチパチ
パチパチパチパチパチパチ

〜〜「オシマイ」〜〜
〜〜「オシマイ」〜〜