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My Sankou Memo


初秋の一日・富士山の好展望
静寂なる南大菩薩縦走路を歩く!!










 山行日:   2012年9月22日(土・秋分の日) 日帰り
 山行先:   大倉高丸(1781m)・破魔射場丸(1752m)・大谷ガ丸(1643.8m)滝子山(1610m)他
 参加者:   4名(金川 勝夫、和美、他 yuupoler2名)
 天 候:   薄曇り


 《行 程》


●新宿{06:22発中央特快(高尾行)}⇒▲三鷹(06:35)⇒○高尾{ 07:05着・07:26発・中央本線(東日本)(小淵沢行)}⇒■甲斐大和(08:33着・08:40発)=コレヨリタクシー⇒湯ノ沢峠(09:10着・09:25発)
=コレヨリ徒歩⇒大倉高丸(1781m・10:02)⇒破魔射場丸(1752m・10:40)⇒天下石(11:15)⇒大谷ガ丸(1643.8m・11:50)⇒ちんぜいが池(11:53)⇒滝子山(1610m・12:00〜12:30)⇒檜平(14:10)⇒下山1回目の休憩(14:26)⇒滝子山登山口(15:45)⇒初狩駅(16:27)


 ≪My Sankou Memo≫

 8時40分に予約をして於いたタクシーに乗車し、甲斐大和駅を後にして、九十九折りの山に敷設されている車道を左右にカーブを切りながら、湯ノ沢峠へ9時10分に到着した。甲斐大和駅から湯ノ沢峠まで、歩いたら約2時間はかかるが、タクシーを利用すれば30分足らずで来られるのだから実に有り難いことだ。この湯ノ沢峠には既に6名ぐらいのハイカーが、来ており山支度に余念が無い。私達もトイレを済ませしっかりと山支度をし、ビッシと活を入れ和美を先頭に歩を進める。

 「暑さ寒さも彼岸まで」の諺の通り、厳しかった残暑も御彼岸を迎えたとたんに涼しくなり、そのため、気温も山では低く半袖では、寒いくらいだ。お天気はあいにくと曇り空で、ガスがかかっており、視界が悪く遠望出来ないのが実に残念だ。最初の目的地、大倉高丸までは、山歩きというよりは、草地の高原を歩いているという感じで、環境保護のため、山道の両脇には、白いロープが張られており、このロープが景観的には少々邪魔になるが、ハイカーが草原に進入しないための防護柵になっているので、仕方が無いことであろうか。

 そんな草地の高原には、鮮やかなる青いアザミ、トリカブトが咲いており、また、最盛期を過ぎた地面から少し茎を伸ばし小さなマツムシソウが負けじと可愛らしく咲き誇っている。天気が良ければ富士山がドーント見えるのだが、あいにくガスがかかり、展望は余り良くない。高原上のやや急な山道を登ると程なく大倉高丸へ到着した。ここで水分補給のために一本立てて小休止をする。ここは山と言うよりは高原上のコブという所で360度視界が開け、ガスでもやっていても草の緑が目に優しくマイナスイオン一杯という感じで実に気持ちが良い。

 小休止を済ませ、高原上を更に歩を進め暫く行くと「アッーー」と和美が大きな声を出すではないか。「どうしたんだ。」と聞くと「前方に鹿がロープに角を引っかけて、それが取れずにバタバタと暴れている。」とのことだ。マア、可哀想に何とかして上げたいが、下手に近づくと鹿もパニックになっているので、蹴飛ばされてしまうから、それも出来ずそんな哀れな鹿がいる場所から遠回りをして、再び登山道に出た。私は長年山歩きをしているが、こんな鹿がロープに引っかかって暴れている姿は、始めて目にした。しかし、このロープは、人間が緑地に入らないための防護柵であるが、動物には全く甚だ迷惑の邪魔物でしかない。

 そんな鹿くんのHappeningを体験し、高原上のプロムナードを行くとやがてハマサバマルへ到着した。更に露岩帯を下って樹林帯に入ると一転して薮が多くなる。ピークを三つばかり超えると巨岩の天下石に出た。ここからピークを一つ越えブナの林が美しい米背負峠に出る。ここから急登となりやがて大谷ガ丸に着いた。この大谷ガ丸から下降し、更にカラ松の樹林帯を歩きまた、登って行くと湿地帯の湧き水で潤っている本当に小さなちんぜいが池に着いた。傍には不知火神社の祠が祀られている。そして人昇りでやっと滝子山へ到着した。ここで昼食休憩を採る。早速、缶ビールを取り出し、それを一気に飲み干す。いつもながら疲れた身体には、堪えられない水分補給である。(^_^)

 昼食を採り気力、体力も充実し、これから南に向かって急下降の下山開始となる。ガスが一団と強くなり、足下が見えずダブルストックを頼りに下って行く。草地の檜平を過ぎ背中は汗で、ビッショリとなり、藤沢川の小沢を何度か渡り、ようやく林道に達した。更に車道を歩き藤沢集落を過ぎ中央高速道を潜り、笹子川を渡り国道20号線に出る。それを左に行き途中コンビニで缶ビールを買い求め初狩駅に到着した。こうしてHappeningの実働5時間の変化に富んだ山歩きも終了となった。

 初狩駅で缶ビールを飲みながら、あのロープに角が引っかかった鹿のことが、思い出され、明日は休みなので、24日には、甲州市の観光課に電話をしてその鹿のことを話救出を頼もうと決意する。

 「後日談」

 その時はそう思ったのだが、これも自然界の摂理だと勝手に理屈を付けて、甲州市の観光課へ電話はしなかった。  スンマヘン  (;_;)


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 〜〜≪オシマイ≫〜〜