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My山行Memo


≪大寺山から鹿倉山を歩く≫










 山行日:  2011年10月9日(日)
 山行先:  大寺山(960m)・鹿倉山(1288m)
 温 泉:  丹波山温泉「のめこい湯」
 天 候:  晴れ
 Member:  金川 勝夫・和美


 《行 程》

 ●三鷹{06:57発・中央線中央特快(高尾行)}⇒○立川{07:10着・07:15発青梅線(青梅行)}⇒○青梅{ 07:50着・07:52発青梅線(奥多摩行)}⇒■奥多摩(08:28着・08:35発)⇒深山橋バス停(9:5)⇒ 深山橋(9:08)⇒陣屋(9:15〜9:35)⇒大寺山(10:45)⇒立ち休憩(11:5)⇒鹿倉山(12:10)⇒大丹波峠(13:10)⇒まりこ川登山口(14:10)⇒滑り台(14:30)⇒丹波山温泉(15:10〜16:10)⇒大丹波バス停(16:30)⇒奥多摩駅(17:20)

 ≪山行Memo≫

 お天気も良いせいか、大勢のハイカーや子供達で混雑した奥多摩駅からのバスをを深山橋バス停で下車した。そしてバス停からやや戻り奥多摩湖にかかる深山橋を渡って対岸の陣屋売店へと向かう。途中では、橋の上から何と長い釣り糸を垂らしのんびりと釣りを愉しむ太公望が数人おり、果たしてこんな橋の上から魚が釣れるのだろうかと不思議に思った。先ずはトイレを済ませここで遅めの朝食のオニギリを食べて腹ごしらえをし、山支度を整えてイザ、大寺山目指し出発だ。少し奥多摩湖班を歩きやがて登山口に達し山腹に入る。いきなりの急登の連続でまだ身体が登りになれていないので息が弾む。グイグイと高度を増しやがて緩やかな所に出た。

 更に鬱蒼とした暗いコナラやミズナラの樹林帯を淡々と登って行く。この大寺山から鹿倉山は、奥多摩の際奥にあるため交通の便も悪くそれだけに訪れるハイカーも少ない。清秋の風が汗ばんだ肌に心地よく感じる頃、木々の間から異様なる白き仏舎利塔が見えてきた。更に歩を進めやがて大寺山の山頂に到達し、この白亜の仏舎利塔を間近に見ると実に異様な光景で、なんでも日本山妙法寺という日蓮系の宗教団体で仏舎利塔建立や平和行脚を中心に活動しているようだが現在はその活動も行われずこの仏舎利塔も長年に亘り風雨にさらされ荒れるに任せているようだ。しかし、この仏舎利塔を詣でるためには、急登の大寺山にどうしても登らなくては来れずまた、鹿倉山方面から来るにしてもかなりの時間と登ってくるのに体力を要することとなり、何のためにこんなところへ仏舎利塔を創建したのかが分からない。この仏舎利塔は階段を登って塔の周囲を回れるようになっている。4面(東西南北か?)に立像、涅槃像、座像などお釈迦様の黄金色の像が配置されていた。

 仏舎利塔の西側に墓と道標があり、道標に従いこんな陰鬱なる雰囲気の場から早く逃れ鹿倉山を目指すこととした。ここら一帯は自然林に包まれて、いくらか紅葉が始まっている木々も有り、静寂なる山歩きが楽しめる。大寺山から緩い登りとなり、やがて大成峠に達する。左手に大きな三頭山を眺め更にピークを登る。更に唐松の植林されたピークを過ぎ平らな鹿倉山に到達した。ここでお決まりの缶ビールのプルトップをブチューッと開け冷たいビールを飲みながら昼食のオニギリをかぶりつく。この鹿倉山山頂には、3Groupぐらいが大丹波峠から来たのであろうか。それぞれ思い思いに休息をとっている。

 この鹿倉山には、遙か昔に我が歩登寿のGroup8名と「風の便り」の若き青年Member7名ぐらいとで訪れたことがあるが、その時の記憶は皆無で、あの大寺山の奇妙なる仏舎利塔だけが記憶に残っているだけだ。「忘却とは忘れざることなり。」と当に地でいっているようだ。そして昼食Thymeを終了して、これから下山開始だ。山頂手前から尾根道を下る。すると何とここでも幅の広い林道が作られているではないか。またも無駄な公共工事に出くわした。何でこうも山肌を削り、貴い自然にメスを入れ破壊してしまうのだろうか。林道が出来れば車やオートバイが、排気ガスをまき散らしながらやって来て、木々を枯らしたり、木の根を傷めたりと自然破壊が進むこと間違い無しだ。「馬鹿たれが・・・!!!」 (;_;)

 そんな林道から申し訳なさそうに山道が、通ってはいるが、それが直ぐ又、林道にぶつかりその林道を結局、大丹波峠まで来てしまった。左ての小菅村の道と分かれ、右手の大丹波山村への道を辿る。ここからはやっと狭い自然のままの山道となり、やがて潺の音が聞こえてくるままりこがわに出た。この沢筋を進むが、ここも先日の台風の影響で、路肩が崩壊していたり、崖の斜面が崩れていたりと極めて足場が悪い。そんな足場の悪いところを慎重に歩を進めやがてまりこ川登山口に出た。

 ここからは舗装された車道を下って行く。そんな車道を程なく進むと左側の山肌に「大丹波山大すべり台」と道標が立っている。今回の和美の第1のお目当ては、この「大丹波山大すべり台」をすべることが愉しみだとのことで、この道標に従い山道を登って行く。もうすっかり登りはないと思っていただけにこの急な登りは辛いものがある。そんな急登をかなり上り詰めたところにお城風の建物が建っており、ここからがすべり台の出発点で、ここから一気に滑り落ち下まで行くようだ。このすべり台を使用するには、ウレタン用のマットを借りて、それを尻に敷いてコロコロとした回転するパイプ状のところを滑って行くのだ。そのマットを借りるには、この出発点にはそのマットが置いて無くナナ何と滑り台の終点地点まで行かなければならないのだ。そこで仕方なく滑り台の脇に沿って敷設してある道を和美がその終点まで行き、そのマットを300円を支払い借りてきた。

 そしてそのマットを尻に敷き、和美が先頭で、イザヤ、行かんと。滑ることとした。最初は加速度がついて、かなりの猛スピードで下って行くが、やがてその傾斜が緩やかとなり、そんなにスピードも出ず滑って行く。最初はこのままの加速度の猛スピードで滑っていったらどうなることだと思っていたが、ちゃんと緩やかに滑られるように工夫をしてあったのだ。これもこの丹波山村の町おこしの一貫なのであろうか。そんな滑り台をすっかりと童心に返り滑り降りた後は、丹波山村のこれもまた、観光スポット「丹波山温泉・のめこい湯」へ行き、phの高いnamingの通りのめこい温泉に湯ったりとは入り、一浴後はレストランで生ビールを飲み薄暮の道を登りバス停へ行き15分ぐらい待ち奥多摩駅行きのバスに乗り込んだ。 (^^)




〜〜オシマイ〜〜