《ゆーぽぴあ》2018のページに戻る

《次のページへ》








      Circle≪ゆ〜ぽぴあ≫・遊歩記

   第258回遊歩

早春の一日・町田市郊外の里山をのんびり歩き春の芽吹きを肌で感じよう










    遊歩日:     2018年3月24日(土曜日)
    遊歩先:     小野路神社・小野路里山(町田市郊外)
    参加者:     7名
    天 候:     曇りときどき晴れ
 遊歩記執筆者:     M,Yさん


 《行 程》

 ● 小田急線鶴川駅北口 神奈川中央交通バス(10:12)⇒別所バス停(10:34)
   これより徒歩(10:40出発)⇒関谷切通し(10:55)⇒里山交流館(昼食休憩11:15〜12:00発)⇒   小野神社(12:10)⇒休憩所(12:35〜12:50)⇒トイレ休憩(13:22)⇒小野路バス停(14:00)2イコ   =神奈中バス(14:16)⇒鶴川駅(14:50) 解散


 ≪遊歩記≫

 鶴川駅北口に集まった7人は、路線バスに揺られること約20分で別所バス停に降り
立った。さあいよいよ楽しい里山歩き開始。最初は布田道(ふだみち)と名付けられた緩やか
な登り坂を進んだ。道の右側には、高く積み上げられた石垣の上に住宅が建ち、左側には休耕田や畑があった。ツクシ・スミレ・タンポポ・コブシなど、春の訪れを知らせてくれる役者が揃って私たちを出迎えてくれた。そこに春告げ鳥鶯のたにわたりの生演奏まで加わったので、みんな足取り軽く心もうきうき。

 歩き始めから35分で、本日のお食事処 里山交流館に着いた。そこは名主 細野家の住宅を改築した建物で、屋久杉の1枚板で作られたテーブルは、素朴さの中に重厚感があり良い感触だった。かきあげが載ったざるうどんや具だくさんの五目ずしなどで満腹になった後は、土蔵・味噌蔵・製茶所を見て、すぐ裏にある小野神社に参拝した。小さな神社で、社務所はあるものの宮司は常駐していない様子だった。神社をあとにしてからは、いよいよ道が里山らしさを増し、少しだけアップダウンが激しくなった。豪雨により道の両脇から流れ出した土や木の枝が積もって、一見自然道のように思える舗装路を25分歩くと、ベンチとテーブルがある休憩所についた。そこで一休みした後は、今度こそ待ち望んでいた土の道になった。

 鶯も午前中より上手に鳴いてみんなを喜ばせてくれた。キイチゴの群生地があり、その花を触ってみたり、通りがかりの人からシュンランが咲いていることを教えられて歓声をあげたり、里山歩きならではの楽しさを心行くまで味わった。14時に小野路バス停に着き、バスに35分ぐらい乗り、鶴川駅にもどって解散した

 東京都内にあるこんないい里山!! いつまでも開発されずに残って欲しいと心から
思った。地元のボランティアの努力により保善されていることに、あらためて感謝の気持ちが
わいた。

RooNav担当のA,Sさんをはじめ参加者の皆さん、楽しい1日を過ごさせていただきあり
がとうございました。 (__)


≪遊歩先の紹介≫

 東京都町田市の小野路の深い山林内には、極めて珍しい「鎌倉時代〜室町時代」の大変に古い中世遺跡群が、広範囲に“奇跡的に”遺されていることが次々に判明しています。近年、急速に失われ続けている多摩丘陵「町田市」の貴重な「中世歴史遺産群」は、市の範囲に留まらず、東京全体、あるいは関東における600〜800年前の様相を教えてくれる大変に貴重な歴史遺産群です。