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Circle≪ゆ〜ぽぴあ≫ 遊歩記


   第87回遊歩

花と緑と太平洋の
海の南房路を訪ねて≫


















  遊歩日:   2009年6月15日(月)〜16日(火) 1泊2日
  遊歩先:   鋸山・南房パラダイス(千葉県南房総)
  宿泊先:   いこいの村たてやま
 遊歩型式:   Circle≪ゆ〜ぽぴあ≫+《ぴあ・さくらんぼ》Joint
  天 候:   二日間とも晴れ
  参加者:   21名

  ≪行 程≫

 6月15日(月)
 三鷹駅北口(9:10)=首都高速〜湾岸線⇒湾岸習志野休憩=館山自動車道⇒富津金谷(昼食休憩・ザ、フィッシュ⇒鋸山ロープウェイ往復(鋸山散策)⇒館山自動車道金谷⇒館山自動車道富浦⇒いこいの村たてやま 宿泊 (-.-)Zzz

 6月16日(火)
 いこいの村たてやま⇒南房パラダイス(園内散策・昼食休憩)⇒館山自動車道富浦⇒アクアライン(海ほたる休憩)=首都高速⇒三鷹北口駅前 解散

 ≪遊歩記≫

 6月15日(月)

 会員の視覚障がい者が頼んだGuideHelperが、待ち合わせた場所へ来ないので、GuideHelperが所属している事業所にれんらくをし、そのGuideHelperと連絡が取れて、ようやくそのGuideHelperが、集合場所へ到着した。そのGuideHelperに聞いて見ると三鷹駅の南口で待っていたとのことである。どうもしっかりして貰いたいもので、今回の集合場所は、三鷹駅北口なのだから。会える分けないさ。・・・!!!  (^^;)

 そんなHappeningがあり、参加者一同ようやく勢揃いして、名ドライバーの金井さんの運転により、「みたかふれあい号」が出発をした。この「みたかふれあい号」のバスは、長年に亘り使用したためとうとう寿命が尽きこの6月いっぱいで廃車の運命で、私達《ぴあ・さくらんぼ》としても最後の利用となる言わば「みたかふれあい号」とのお別れバスツアーとなった。

 今回の参加者は色々とVarietyに富んでおり、《ぴあ・さくらんぼ》の会員とその家族及び友人、そしてCircle≪ゆ〜ぽぴあ≫のyuupolerで、それぞれの方が自己紹介を済ませ15日の月曜日だけに道路は空いていて、快適にバスはエンジン音を響かせながら水無月の薄曇りの空の下、南房総目指し走り行く。そんなバスは早いもので首都高速を過ぎやがて湾岸線に入り 良く整備された高速道路を1回の休憩時間を取り、富津金谷のザ、フィッシュの昼食休憩Pointに到着した。愛想の良い係員の先導で、レストランに行きそれぞれお好みの品を注文しホッと寛ぐ。私は海鮮定食と当然のこと生ビールを注文しその冷えた生ビールをゴクゴクゴクと一気に飲み干す。
「ヒヤー、ウンメイー甘露、甘露、ご機嫌」

 皆さん、それぞれ昼食を取り赤い顔をしながら満腹となりバスに乗り込む。そして20分も走っただろうか。何ともう鋸山のロープウェイの駐車場に着いてしまった。参加Memberは、足の方もこれまた、Varietyで、兎に角、Pairで歩けるところまで行き無理なようであればそのまま戻りバスに乗り込んで貰うということで、先ずは全員揃ってロープウェイに乗車した。
 それでは鋸山の名所を説明してみよう。

 鋸山 日本寺の由来

 今から約1,300年前、聖武天皇の勅招と光明皇后のお言葉を受けて、神亀2年6月8日(725)高僧行基菩薩によって開かれた関東最古の勅願所で、正しくは乾神山日本寺(けんこんざんにほんじ)と称し時の帝より、我が国の国号を冠する「日本寺」の勅願、宸翰ならびに黄金5千貫を皇后より、刺繍の三十三観音の軸物及び御戸帳料綾錦十匹を賜ったそうです。

・百尺観音

 昭和41年5月、6ヶ年の歳月を費やして完成した大観音石像で交通安全の守り本尊として、多くの人々の尊崇を集めています。

・大仏さま

 昭和44年6月、4ヶ年にわたる復元工事によって再現された日本最大の大仏さまで、正しくは、「薬師瑠璃光如来」(やくしるりこうにょらい)と称し宇宙全体が蓮華蔵世界たる浄土である事を現したもので、世界平和、万世太平の大象徴として復元建立されたそうです。

 車窓からは新緑が眼に鮮やかに映り、登るにつれて苔むした岩肌を見せ威圧するような岩壁が太古からの歴史的変遷を見せ聳えている。ときたま「ホーホケッキョ、ケキョケキョ」とウグイスが鳴き我らを優しく出迎えてくれた。そんな暫しの空中散歩も終えこれからは別行動で見学することとした。私は和美を先頭にS,Mさんをsupportして、急登の石段が続く道を汗をかきながら登って行く。それにしても石段がどこまでも続いており、これでは《ぴあ・さくらんぼ》の会員はとても山頂までは行けないであろう。

 S,Mさんも私の後からヨタヨタしながら着いてきた。ソリャア、そうであろう。着いてこなかったら置いて行かれてしまうのだから何が何でも着いて来るしかないのである。やがてそんな急との会談も終わり、手すりにつかまりながら山頂の岩壁の突端にある「地獄覗き」に到着した。ここからの眺めは素晴らしく眼下には緑成す絨毯を引き詰めたような新緑に彩られた木々がびっしりと見え巨大な岩壁が辺りを睥睨するように威風堂々と屹立している。それでもここが地獄覗きというならば、まんざら地獄も悪いところではないと妙に感心してしまった。 (^^;)

 そんな地獄覗きを後にし、帰路に「百尺観音」を見物することとした。この百尺観音は見事なもので岩壁に貴い観音様が刻まれておりその高さが百尺あるから名前が「百尺観音」と名付けられたのであろう。私はそんな百尺観音様に頭を垂れ「早くアキレス腱が完治しますように」と大枚100円のお賽銭を奮発して懸命に祈願した。 (^^)

 そしてロープウェイの駅に戻ってみると《ぴあ・さくらんぼ》の会員があらかたいるではないか。皆さん、結局、山頂までは行かれなかったらしい。それぞれの思い出を残しそんな鋸山を後にしてまた、バスに乗り込み今日のお宿「いこいの村・たてやま」に到着した。そして研修旅行と言うことで、その名前に恥じぬようにとばかり今度の6月25日に三鷹市社会福祉協議会の職員とGuideHelperについて懇談を持つため事前準備として、GuideHelperの問題点につき検討した。それから展望風呂に行き一汗流しサッパリとしたところで、レストランで《ぴあ・さくらんぼ》に5月に入会したばかりの新人、S,Mさんの乾杯の音頭で、お楽しみの夕食宴会となった。

パチパチパチパチパチパチ

 何しろ南房と言うことで、海が近いため海鮮料理がとても美味しくそれと生ビールが乾いた砂漠に水をやるが如くグビグビと喉を滑り流れ五臓六腑を駆け巡って行く。「イヤー、当に至福の時だ。」  (^_^)  (^o^)
 それから宴も酣になった頃、長年に私達のために名ドライバーとして「みたかふれあい号」の運転をして頂いた金井さんにそのお礼の気持ちをこめタウンザック、澤之井の銘酒を進呈することとした。「金井さん、長年どうも有り難うご座いました。」

パチパチパチパチパチパチ

 そんな美味しい魚料理やお酒、らビールを飲んでやがて夕食宴会はお開きとなり、30分の休憩を挟んで第2部「カラオケ懇親会」が盛大に開催された。このカラオケでは、何と82才のオバーチャンズの面々が、朗朗と音程もしっかりとして、中村美律子の歌謡曲、村田英雄の無法松の一生を歌うではないか。これには私などの青二才が出る幕はなくもうその見事なる歌いぷりにただただ聴き惚れていた。

 6月16日(火)

 早朝和美とS,Mさんと波打ち際まで行き水平線を眺めながら白砂青松の浜辺を散歩する。ヒョコ、ヒョコと小さなカニが「おはよう」と横歩きをしながら通り過ぎて行く。しかし、カニって者は、何で真っ直ぐに歩けないのか不思議だ。・・・!!!  (-_-;)
 そんな朝の散歩をして、バイキングの朝食を採り、今日の予定いこいの村たてやまに隣接する「南房パラダイス」へバス組と歩き組に別れ向かう。普通であればこの南房パラダイスの入園料はお一人、800円がかかるのであるが、いこいの村たてやまに宿泊したお客は、実に嬉しい無料で、それだけ費用も安く済むからビール代が浮くという者だ。
「いやだね。ノンベイの考えは」  「スンマヘン。」  (^^;)

 この南房パラダイスは大型の温室がドームのようになっており様々な熱帯植物が植栽されており、色鮮やかな熱帯植物が観賞できる。しかし、ここも火曜日と言うことで全く空いていて、観光客は私達だけという感じで、それこそここでは《ぴあ・さくらんぼ》の面々も歩けるから良いであろう。そんな屋外には大きな池があり、鴨が優雅に泳いでいる。何とちゃんと金儲けの種となっているところがあり、看板には「可愛い酉達に餌をやりましょう」と書かれており、100円をその自販機に投入するとお煎餅のような物が出て来てそれを鳥に餌としてやるようになっているのだ。この鳥にも要領の良い奴と全く下手な奴とがあり、要領の良い鳥は、サッサット人間に近づき首をもたげて二個としながら愛嬌を振りまきパックと餌を食べてしまう。一方下手な奴は、ノロノロとしながらそんな要領の良い鳥に餌を取られてしまう。これも人間社会と同じなので、言い得て妙とばかり感心してしまった。

 そんな南房パラダイスをゆっくりと見物し、昼食にはまたまた、お刺身定食&生ビールという定番メニューを味わい一同、バスに乗り込みこれもまた、定番になっている「何時に着くでショウ」という三鷹駅北口のゴールインの時間を当てるゲームを行い、その時間を皆さんに書いてもらう「ソウダンナ5時30分頃でナカンベイカ。」などと皆さん、談笑している。因みに私は何時も主催をするのだが、一度も当たった例がない。そんな賑やかな様子を乗せて、バスは空いている道を快適に一路、東京へ向かい走り行く。途中で道の駅でお土産を買い込み、海ほたるで40分の休憩を取り三鷹駅へ何と4時40分に到着した。因みに栄冠を勝ち得た方は、4時42分であった。