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 Circle≪ゆ〜ぽぴあ≫・遊歩記

         第242回遊歩
  ≪金風の風を肌に受け紅葉と富士
  の好展望の山を歩こう・・・!!! ≫









  遊歩日:  2016年10月30日(第5日曜日)
  遊歩先:  三ッ峠山(1,785m・山域富士周辺の山)
  参加者:  3名
  天 候:  曇時々晴

 《行 程》

 ※07:47発→09:34着1時間47分(乗車1時間47分) 運賃:1,720円
 ※ 河口湖駅〜三ツ峠山口まで バス運賃730円

 ●高尾{07:47発・2番線発 JR中央本線・河口湖行}⇒◎大月(08:34)⇒▲河口湖(09:34着・09:05発)=バス⇒三ツ峠山登山口(10:12))⇒三つ峠登山口(10:35)⇒一回目の休憩(11:20)⇒展望台(11:50)⇒三ツ峠山山頂(12:10)⇒山頂から少し下った小屋の前での昼食Thyme(12:25〜12:50)⇒屏風岩⇒親知らず(13:35)⇒八十八体供養塔小休止(13:40)⇒馬返し(14:25)⇒ ⇒小休止(12:47)⇒達磨医師(15:20)⇒三つ峠駅(16:00・16:23)=Holiday富士山2号⇒三鷹

  ≪遊歩記

 「三ツ峠山遊歩」は、歩程時間が少々長いため、結局、参加者は、私達とK,Yさんの3人だ。河口湖駅で、バスに乗車し、三ツ峠山バス停で下車する。ここから三ツ峠山登山口までは、登車道を約、20分位歩く。周囲はガスに覆われて、視界が余り良く無く雨が降っていないだけ儲けものである。途中では若者達のGroupに追い越されまた、また、年の差を感じてしまった。一寸、背中が汗ばんだところで、三ツ峠山登山口に達した。ここでトイレを済ませ山仕度をビッシと決めて、和美を先頭に私そして、K,Yさんの順で、三ツ峠山を目指しイザ出発だ。

 この登山道は、幅も広く実に良く整備され歩きやすい。ガスに覆われた登山道をゆっくりと登って行く。最近、体調不良で、余り山行をしていないというK,Yさんもダブルstockを突き山の霊気を吸い、実に五体も躍動しているようだ。私はこの三ツ峠山には、過去、5回ほど登っているが、何時来ても四季それぞれの変化を見せ出迎えてくれるこの山は、お気に入りの山の一つだ。

 登山道が整備されており大した疲れも無く、展望台へ着く。あいにくとお目当ての富士山は、ガスがかかっており、視界が悪く見えないのが残念だ。それで立ち去ろうとしたら、富士山のご本尊、コノハナサクヤ姫が、「チョットダケヨ。」とばかりほんの数秒間、頭を覗かせてくれたのが、せめてもの慰めであろうか。収容人員、150人は泊まれるという「四季楽園」の前を過ぎ、これから三ツ峠山山頂(開運山)を目指し、階段状の登山道を登って行く。その途中には大きな円を描がいた、電波塔が、建っている。これが一寸、周囲の景色を壊してしまうような不釣り合いの光景であるが、便利さを追求する人の生活には欠かせない物だけにあきらめなければならないやるせなさよ。  (;_;)

 時に12時10分、急斜面を登りつめ三ツ峠山山頂に達した。 ヤッホー  (^o^)
やはり、富士山はその雄姿を見せてくれず吹く風がとても冷たい。早々に山頂を後にして、少し下った山小屋の前で、昼食Thymeを採る。定番の缶ビールのプルトップを空け、ちくわをおつまみにして、冷えたビールを飲み干す。しかし、外気が冷たいだけに冷えたビールは、、余り美味しくなくこんな日は銘酒の熱燗が良いのかな。そしてビールを飲み終わりカップヌードルを食べるが、この温かなカップヌードルが、実に美味しくすっすっかり汁まで飲んでしまった。

 これからの下り時間が長いので、昼食Thymeもそこそこに切り上げ下山開始となる。ゴツゴツとした石交じりの歩きにくい下山道をダブルストックを突いて、ゆっくりと下って行く。すると眼前にドドドーンと屹立する屏風岩が現れた。この三ツ峠山の一つの売り物である屏風岩が、その雄姿を見せている。4人の若者がロッククライミングをしている。私も曾ては、ロッククライミングの練習をしたことがあるが、よくもまあ、こんな高度の岩場を登れたものだと感心しきりで眺めていた。

 そんな屏風岩を過ぎこれからの下りは、石ゴロゴロ、木の根錯綜の実に歩きにくい下りで、ダブルストックを頼りにヨチヨチと下って行く。K,Yさんもこの下りには閉口気味で、暫し私達と遅れてしまった。「親知らず」を過ぎ、更にゴロゴロ石、木の根の錯綜した下山道が続く。
私は大きな岩の箇所で、ダブルストックが、着いた地面から外れてしまいズットーンとおもいきり右膝を打ち転倒してしまった。思わずその痛さにパチパチと目から火花が飛びウーーンとうめく。顔で笑って、心で泣きながら、そんな痛みは物ともせず更に下って行く。「八十八体供養塔」
の前で5分間立ち休憩を採り、更に下る。ここまで来ると今までの難関の下りもやや緩やかとなり、やっとホッとして歩を進める。そして林道に出とまた、ほどなく登山道に入り、緩やかな道を下るとハイ、出ました。登山、下山共に目印となる「達磨石」だ。そこを過ぎ清流の橋を渡ると車道となり、長かった下山も終わりで、これから4時23分の「ホリデー快速富士山2号」に何としてでも乗るため三つ峠駅目指しピッチを上げて歩く。途中には以前来たときに一浴下グリーンセンターが左手に見える。更に歩を早めて歩く。ハーイ、4時丁度に着きました。三つ峠駅へ・・・!!!   (^o^)   (^_^)

 三つ峠駅で着替えを済ませ和美がコンビニで買い求めた缶ビールをホームで、電車を待ちながら飲む。すると艶やかに装った「ホリデー快速富士山2号」がホームに入ってきた。車内に入り空席を探すと丁度、3人分の座席が空いていたので、ここにドカッと腰掛け飲みかけの缶ビールを飲む。このビールは寒かった三ツ峠山で飲んだビールと違い何しろ下りでそうとう汗をかきすっかりと喉が渇いていたため、三ツ峠山登山の達成感、開放感で、この喉ごしのうまさはまた格別であった。この「ホリデー快速富士山2号」は、全く乗り換え梨で、新宿駅まで行くのだから多いに助かる。

 車内では、ビールを飲み疲れも手伝い心地よい疲労感で、コックリコックリと居眠りをしながら、帰途に着いた。

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 〜〜≪オシマイ≫〜〜



 三ツ峠山

 三つ峠は、山梨県都留市、西桂町、富士河口湖町の境界にある標高1,785mの山である。峠ではない。三ッ峠山と呼ばれることもある。開運山(1,785m)、御巣鷹山(1,775m)、木無山(1,732m)の3つの頂上の総称であるが、最高峰である開運山を指すこともある。
古くは奈良時代から修験道の霊山として知られた。江戸時代後期の天保3年(1832年)に善應空胎上人によって開山された信仰の山である。神鈴峰、仙泉山とも呼ばれる。現在の三つ峠の由来として、山頂付近にわき水があることから水峠と呼ばれ転化したという説、三つの尖峰(トッケ)があることから、ミツトッケと呼ばれ、それに文字あてたという説がある。また、この三つの尖峰は木無山、御巣鷹山、開運山を指すという説や、開運山の三つの尖峰を指すという説にも分かれている。
 山頂からは眺望に恵まれ、富士山、御坂山地、南アルプスが一望できる。条件が良ければ、飛騨山脈の槍穂高連峰を遠望することも出来る。この眺望の良さは大正時代に大町桂月が紀行文で紹介している。頂上付近からは貝の化石なども発見されている。山頂直下の屏風岩では、ロッククライミングが行われる。日本二百名山、日本三百名山、都留市二十一秀峰に選定されている。