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☆★☆《日々快走in2003》☆★☆


            大会名   霞ヶ浦マラソン
          マラソン日   2003年4月20日(日)
            種 目    フルマラソン(42,195m)
            記 録    4時間34分
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[感想]

    復活なった「霞ヶ浦フルマラソン大会」

 うららさん、初め多くのFRUNのランナーの皆さん、お世話になりました。本当に温かい声援を有り難う御座いました。ただただ皆様の熱い情熱に感激をするばかりです。今回フルマラソンを完走できまた、皆さんと一緒に走ることが出来る喜びでもう胸はいっぱいです。
 どうぞ、皆さん。これからも宜しくお願いいたします。

 2年前の「霞ヶ浦フルマラソン大会」で左アキレス腱を痛めてから、この2年間余り、走ることから遠ざかっていましたが、やっと今年になってからそんな左アキレス腱の痛みもなくなり少しずつですが走れるようになりました。そこで伝統あるこの「霞ヶ浦マラソン大会」に復活を願って申込みをしました。

 FRUNの仲間にももう一度会ってまた、一緒に赤いユニホームで何としてでも走りたく少しずつではあるがトレーニングを重ねてきました。そんな願いが叶って土浦の陸上競技場に立つことが出来ました。大勢のFRUNの仲間から温かい復活の祝福の言葉を頂き思わず目頭が熱くなる思いでした。

 今日は昨日の雨とはうってかわって晴天の良い天気です。マラソンには余り天気が良すぎるのも良し悪しで適当に風があって曇り空の方が走るのには楽なのですが、天気予報によると何と今日は23°にもなるとのことでした。いつもこの大会はなぜか35k辺りから暑さと疲労のためか、足の痙攣に泣かされ往生しておりますが、今年もまた、トレーニング不足も手伝ってそんないやな予感がするので、スプレー用の鎮痛冷却剤、ブドウ糖、梅干し、スタミナドリンク等をウェストバックに入れて万全の体制で、いざ出陣とばかりにスタート地点に立ちました。

 大勢のランナーと並んでのスタート地点の高揚感は何とも言えない緊張と興奮とで「アー、また、走れるようになったんだ。帰ってくることが出来たんだ。・・・!!!」と嬉しさが思わず心底こみ上げてきました。10時スタートの合図に一斉にランナーが42,195Kのフルマラソンに挑戦すべく走り出します。

 私もこの走る喜びを身体一杯に漢字ながら足取りも軽く走り出しました。沿道も広くとってありとても走りやすいなつかしい土浦の街々、本当に身体も走れる喜びで躍動をしているようです。難をいえば天気が良すぎることです。太陽も歓迎をしてくれるのはありがたいのですが、そうやたらに照りつけなくても良いのに容赦なくサンサンと陽春の陽射しをランナーに注いでくれます。これが後半に影響をしなければよいのですが、暑いと疲労度は倍加しますからたまったものではありません。

 久しぶりのフルマラソンですが、思ったよりは快調で30K辺りまでは大した疲れもなく2時間40分ぐらい出来てしまいました。後の残り12kは1k6分のペースで行けばサブ4も夢ではないかなと内心思わず。ニンマリする。ところがこの思いは甘かった。気温も相当に上がっており、それに連れて体温の上昇も高くなってきて、30kまでは給水を一回だけしか取らなかったのだが、ここからは各、エイドステーションでジュース、水とがぶ飲みをしてしまい腹の中は水腹で一杯となり気持ちが悪くなってきてしまった。ペースもガックンと落ちてきて二、三のFRUNのランナーに追い抜かれてしまった。

 蓮根畑を左に見ながら、単調な真っ直ぐ続く道は蛙も鳴いてのどかだけに代えって疲れた身体には応える。毎年ここら当たりで足の筋痙攣に泣かされた所なので緊張する反面懐かしさがよみがえってくる。幸い今年はそんな足の痙攣もなく歩かずにペースは遅いながらもどうには走れそうだ。懸命に心で一、二、三、四とリズムを取って邪念を振り払いただゴールを目指して走って行く。

 37k辺りまでどうにかたどり着いた。ここですっかり長い休憩をとり、ブドウ糖、梅干し、水分などの補給をし、頭から水をかけてもらい足にもコップの水をかけ気合いを入れてまた、走り出す。この足に水をかけたときに靴の仲間で水が入ってしまい走るたびごとにガボガボと音がするようでとても重たく漢字疲れが余計に出てしまった。これからは靴は絶対に濡らさないことを教訓としてヨロヨロと走って行く。

 それでもどうにか市街に入ってきたときに「歩登寿さん、ガンバレ・・・!!」と声がかかる。誰だと思ったらアニーさんである。緊張がほぐれたのか。その声を聞いたとたんに急に両足の後側がキュウンと筋痙攣を起こしてしまった。立ち止まりストレッチをして兼ねて用意をした鎮痛冷却スプレーをバンバンと振りかけるとその痙攣も止んで走れるようになった。それからうららさん、ピッコロさん、FRUNの女性軍団の声援を受けて残り2kを風も出てきたので、そんなに辛くもなく走り目指す陸上競技場のゴールに到着した。タイムは4時間34分18秒である。

 マア、目標の4時間10分には、24分も遅れてしまったが、2年ぶりのフルマラソン大会の復活レースとしては、こんなものだろうと満足をして、これからが楽しみのオフ会に行って待望の生ビールを一息に飲んだら疲れも吹っ飛んだような気がした。
 帰宅をしてから左足の裏を見たら、何と大きなまめが出来ており皮がいまにもむけそうになっていた。きっと靴が濡れたのでそのために変にこすれてしまったのだろう。全くとんだお土産をもらってきたものだ。

 今回大したトラブルもなくフルマラソンを完走できて改めて健康の素晴らしさを心より感じ仲間の温かい気持ちに感謝をし、これからのランニングライフをまた、大いに楽しもうと自宅で風呂に入りながら至福の一時を満喫した。