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≪初秋の川苔山を歩こう≫









  山行日:   2011年9月25日(日)  日帰り
  山行先:   川苔山(1364m)
  天 候:   晴
  Member:   金川 勝夫・和美
 所要時間:    6時間40分


 《行 程》
●三鷹{06:57発・中央線中央特快(高尾行)}⇒○立川{07:10着・07:15発青梅線(青梅行)}⇒○青梅{ 07:50着・07:52発青梅線(奥多摩行)}⇒■奥多摩(08:28着・08:35発) 川乗橋までバス運賃250円
JR青梅線奥多摩駅(バス 0:15)⇒川乗橋バス停(9:00)
⇒細倉橋(9:45)⇒百尋ノ滝(10:56)⇒沢での1回目の休憩(11:40)⇒川苔山(12:45)⇒川苔⇒JR青梅線鳩ノ巣駅(15:40)

 ≪山行記≫

 10月中旬に行く「八千穂高原と蓼科山」のトレーニング山行のために奥多摩で一番好きな川苔山を選び歩くこととした。このコースはCircle《ゆ〜ぽぴあ》で3年ぐらい前にyuupoler6人で歩いたっけ。その時は北区のS,MさんをSupportしていて、そのS,Mさんが狭い山道の路肩を踏み外し片足がズルッと崖の斜面に落ちたのだが、私が懸命に支えて、私も膝をつきその膝を強か打ち崖からの転落を免れたのであった。その時のことを思い出すと今でも背筋がザワザワとして、恐怖が蘇ってくる。

 川苔山登山口の細倉橋に来ると3年前と様子が違い当たりは綺麗に整備され何とエコトイレが配置されているではないか。何でも川の水野落差を利用して、発電を行いその電力でトイレの電気をまかなっているとのことだ。しかし、そのトイレに和美が入ってみると先日の台風の影響のためあいにく使用禁止となっていた。ここで遅めの朝食を取り気合いを入れてこれからの長い川苔山登山の開始だ。沢を2〜3回渡り返しながら、川苔谷に沿う道を登って行く。小さな滝や釜、淵を眺めながら登る沢筋の登山道は、渓流の美しさを存分に楽しませてくれる。そんな白く蛇行した川の流れを見ながら対岸の自然林の中を進ん行く。山腹を巻いて、再び沢を越えて対岸の自然林の中を進んでいくと、やがて木々の間から「百尋ノ滝(ひゃくひろのたき)」がみえてきた。登山道からは滝全体をみることは出来ないが、滝壷に下る遊歩道があるので、そこを降りてゴウゴウと音を立てて流れ落ちる百尋の滝の傍まで行きその大迫力に流れ落ちる名瀑、百尋の滝に只見いるばかりだ。実際に百尋(180m)あるわけではないが、奥多摩でも有数の美しい滝と言われている。そんな名瀑、百尋の滝をデジカメで撮影し、再び登山道に戻り川苔山山頂目指し歩を進める。

 いきなり急傾斜の登りにかかり、高度感のある場所だが、梯子などに頼りながら慎重に登って行く。尾根を乗り越えて山腹を巻くようになると、川苔谷支流の「火打石谷」に沿って進むことになる。火打石谷まで降りて沢で一本立てて休憩をする。サラサラと清流が音を立てて流れる様は、癒やしのモードで今までのきつい登りに体力を消耗した身体に活力が漲ってくるようだ。
 給水、飴玉などを口に放り込みビシッと活を入れ更に山頂目指し登って行く。尾根の道はスズタケに囲まれた急登で、一気に高度を上げるとやがてカラマツの植林帯に入り、川苔山東の肩に登りつき、ここから西に向かう急坂をひと登りすると要約川苔山山頂に立つことが出来た。この山頂からは天気が良ければほぼ全方向に視界が開けた広い場所で、富士山
や丹沢、大菩薩、奥多摩北西部の山々を見渡すことが出来る。この山頂には3Groupぐらいが、休憩をしており、それぞれ思い思いの昼食を採っている。私達も早速、昼食Thymeを採り私は缶ビールのプルトップをプチュッと開け冷たいビールを飲み干す。「ゴクゴクゴク・・・コリャア、ウンメイヤ。」疲れた身体には何よりのご馳走だ。  (^o^)

 秋の陽はつるべ落としと言われるぐらいで、暗くなるのが早いから余りゆっくり模しておられないので、早々に昼食Thymeを切り上げ下山開始となる。下山路は「鳩ノ巣駅」に向かうこととした。展望はあまり期待できないが、最短距離で降りるコースとなり東の肩にいったん戻り、スズタケの中を下って行く。尾根を進むと、やがて舟井戸のコルに出。ここでも先日の台風で鋸尾根の登山道は通行止めになっていた。この舟井戸のコルの左手の植林帯の急なジグザグ道を下って行く。もう、ダブルストックの妙技とばかりそんな急斜面をドンドンと下って行く。すると旧に道が開けジャーン、何と立派な林道が出来ているではないか。以前鳩ノ巣から川苔山へ来たときは盛んに工事をしていたのだが、それが完成したと見え何ともはや、場違いというか山を切り裂くように林道が、延々と延びている。最近こんな無駄とも言える公共工事とばかりに林道があちらこちらの山に出現しており、実に嘆かわしいことだ。こんな林道に車が入り、やがて排気ガスのために木々や動植物の生態系が壊され自然破壊を起こすこととなるのだ。こんなことをしていたら日本の美しい山谷はこの先一体どうなるのであろうか。 (;_;)

 そんな義憤を胸に歩いていたらやがて「大根ノ山ノ神」(おおねのやまのかみ)のコルに出た。ここには大きな杉の下に小さな祠がまつられている。山ノ神からは尾根の西側を巻くようにして、小さなアップダウンを繰り返しながら下って行く。人家が現れたところが棚沢集落で、やがて鳩ノ巣駅に到着した。この鳩ノ巣駅前に一寸したお店が有りここで生ビールを2杯も飲んでスッカリよか気持で電車にゴトゴトとゆられながら一路、帰途に着いた。

 「ウーン、今日は久しぶりの充実した山歩きで会った。」   (^o^)  (^_^)