Circle《ゆーぽぴあ》in2011に戻る



《次のページへ》






    



   Circle≪ゆ〜ぽぴあ≫・遊歩記

            第208回遊歩
ぶらり東京Walk・花街の情緒が残る路地を抜け和と洋が出会う粋な街を歩く






        




       HEIGHT="20%">


≪椿山荘の庭園≫





  遊歩日   2011年9月11日(日)
  遊歩先   神楽坂周辺遊歩・椿山荘・新江戸川公園
  天 候   晴れ   参加者   総勢24名  女性 15名  男性 9名

 ≪遊歩記≫

 残暑の強い陽射しが照り付ける中、総勢24名が、飯田橋西口に集合し恒例の声出しをする。今回24名の参加者のうち何と15名が女性で、男性は9名だけで、これもナデシコジャパンに類似した社会現象とも言われるWoman powerの象徴的なものであろうか。はたまた、神楽坂芸者に負けてはならじと眉目秀麗なる才色兼備のyuupoler女性軍が結集したのかも知れないな。そう言えばまち奴お姉さん、ゆき奴お姉さんと当にそのようだ。「一寸クルシーヨー・・!!!」そんなお姉様方から神楽坂遊歩に関してのLectureを受けRooNavのS,Yさんを先頭に3班編制で、この花街の情緒が残る和と洋が出会う粋な街の探訪にイザ、出発だ。

  飯田橋駅から外堀通りを渡り、神楽坂通りを進み狭い路地裏に入る。この神楽坂の街は、お祭りで各、料亭、お店等の玄関先に祭提灯がさげられ粋な街並みの雰囲気を演出している。ここに着物姿の芸者さんが、柳腰を振りながら歩いていたらきっとモウ、たまらなく鼻の下を伸ばしに伸ばして、じっと見とれていることであろう。この神楽坂という名称は諸説あるが、江戸時代祭礼の際に牛込御門、牛込見附前で神楽を奏でたという説があり、神楽に因んだ話が多い。牛込見附は江戸城の出入りを監視するために設けられた江戸三十六見附の一つである。

 かくれんぼ横丁、本多横丁と兎に角、狭い石畳の路地裏をRooNavの先導で、あちこちと見て歩く。芸者さんが三味線や踊りの恵子をする検番が有り、時にはチントンチントンシャンと三味線を爪弾く音が聞こえてくるそんな花柳界ならではの音模様だ。また、黒塀で囲まれた料亭が有り、その料亭は意外と思ったより間口も狭くこじんまりとしている。この神楽坂は東京六花街の一つで、全盛の頃は芸者さんが150人、料亭が80軒もあったが、現在は芸者さんが25人、料亭は5軒と減ってしまったこれも時代の変遷であろうか。

 更にズラズラとご一行様が狭い神楽坂の街並みを歩く。ふと見ると職業柄「○○治療院」の看板が目に留まる。治療代が6,000円とは、さすがは都心部だ。我が三鷹ではそんなに治療代をとったならば患者さんは来院してくれないこと間違い無しだ。そして今も営業をしている銭湯「あかぎ湯」の佇まいを見る。それから島村抱月の終焉の地を見るが今は単に建物が建っているだけで全く風情の無い所だ。そして尾崎紅葉の現在家族が生活している屋敷を外から遠慮がちに見学する。そして62才で電車から転落して死亡してしまった「春の海」の作曲者、琴の名手、宮城道雄記念館を外から長めてから、毘沙門天の山門を潜り、両側に毘沙門天のお使い番虎の像が配置してある本殿でお賽銭を上げて参拝する。この毘沙門天は、明治から大正時代に掛けて縁日の賑わいは大変なもので、軒並み色々な夜店が数多く出て人の波が絶えないほどであったとか。当に夜店発祥の地とも言える場所だ。夏目漱石の「ぼっちゃん」の一説にこの毘沙門天の縁日の様子が描かれている。

 この神楽坂にはふじ屋(ペコちゃん焼)、オソバのきょうらく亭、中村勘三郎がごひいきの煎餅のふく屋、文具の相馬屋げんしろう商店、お香と和紙のつばき屋、小物、袋物、和風傘の専門店助六、肉まんの神楽坂五十番等々の名店がある。

 強い陽射しの中近代的な建物である赤い鳥居が目立つ「赤城神社」へ行き、ここで一同参拝を済ませ暑かったのでこのレストランで昼食休憩をとろうと思ったら、何と各メニューの料金が高かったので、我ら小市民は隣の白銀公園で昼食タイムを採ることとした。ここで持参した缶ビールのプルトップを取り、本の喉しめしに皆さんにお配りをする。これが暑かったために喉が渇きヒリヒリとしていたので、冷たいビールの喉ごしが実に美味しかった。「ウーン、ウンメイナ。」
蝉の鳴き声も真夏の生命力にあふれた鳴き声でなくどこか弱々しいジージージッと命の儚さを嘆き悲しんでいるような鳴き声だ。  (;_;)

 昼食タイムを採りまた、遊歩の開始で、神楽坂の表商店街を歩いていたら豆腐屋の店先にソフトクリームのあの白くねじれた看板が目につき、ここで豆乳のソフトクリームをかなりのyuupolerが、口にしている。きっと皆さん、暑い陽射しの中を歩いているだけに喉が渇きこのソフトクリームが実に美味しかったのであろう。そんなソフトクリームを食べてから桜並木が続く神田川沿いを歩く。ふとRooNavが、ここは「椿山荘の庭園の裏門ですが、入ってみますか。」と皆さんを誘導して、あの有名なる椿山荘の庭園を見て歩く。そしたらK,Mさんが「暑いから椿山荘のロビーで一休みしましょうか。」と大胆なことを言うではないか。その言葉につられご一行様、別世界の椿山荘の建物の中に入る。厚い絨毯が敷き詰められ廊下を歩いて行くとビッシと黒服に身をつつんだホテルマンが、私達を異邦人を見るかの如く、職業的スマイルを見せて誘導してくれた。

 そのロビーには、男性は背広、女性は洋服と着飾った紳士淑女がおられ、一法こちらは汗まみれで背中にザックを背負ったオジサン、おばさんのご一行様24名が、所在なさそうにモジモジしながら立っている。何とも実にアンバランスな光景だ。そのロビーはさすが24名の席が空いておらず、そこでまたまた、K,Mさんが大胆なことを言う「この椿山荘の隣のFore seasonb Hotelのロビーに行きましょう。ここならロビーも広いから、みんなが座ることが出来ると思いますよ。」と言うのでまたまた、皆さん、一旦庭園に出てそのFore seasonb Hotelへ行く。このFore seasonb Hotelは先ほどの椿山荘と違って、さすがは一流ホテルだけに屋内はシーンと静まりかえり。毛足の長い絨毯が廊下だというのに敷き詰められてある。そのロビーは3階にあるので、ホテルマンに誘導されこれがエレベーターの中だとは思えぬほどの広さで壁面に鏡が配置されており、そのエレベーターにぎごちなく乗り、3階へ行くがこのロビーもさすが24目の席は空いておらず、少しそれぞれに休んだ後、そのロビーを後にして、庭園に戻り、最初の椿山荘の裏門に出てやっと小市民の場所に出たので、何故か皆さん、ホッとしたお顔になっている。   (^^;)  汗

 そして椿山荘から直ぐ歩いた所の無料お休み処「芭蕉庵」で、一同ホッとしながら休憩する。「やはり、我ら小市民は、ここが一番お似合いですよ。」と誰かが話したら一同納得したような大きな笑いが出た。それから新江戸川公園を散策し、面影橋で解散となり、それぞれのルートで帰途に着くこととした。私達は都電面影橋から、一駅次の都電早稲田停留所で下車し、ここから歩いて東西線「早稲田駅」へ行く。途中早稲田大学大隅講堂を左に見て、早稲田駅傍まで行くが、余りにも喉が渇いたので、餃子の「王将」で生ビールと餃子を頼みその生ビールを口にする。それこそゴクゴクゴクとあっという間にビールが、胃袋に収まり、生ビールを二杯目を注文しやっと落ち着いた。

 こうして「ぶらり東京Walk」「神楽坂遊歩」は無事に終了したのであった。

    
〜〜〜〜オシマイ〜〜〜



パチパチパチパチパチパチ
パチパチパチパチパチパチ