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Circle≪ゆ〜ぽぴあ≫・遊歩記

  
     第217回遊歩
 ≪五月晴れの下潮風を身体に受け
   白砂青松の城ヶ島を歩く・・!!≫






     







  遊歩日  2012年5月13日(日)
  遊歩先  城ヶ島(神奈川県三浦半島)
  参加者  8名
  天 候  晴れ
  執筆者  小林 基茂
 《行 程》

 京浜急行品川駅9時48分→三崎駅口10時59分→城ケ島行バス→白秋碑前下車→是より徒歩→水っ垂れ→安房崎灯台→急な階段→県立城ケ島公園中央部・昼食(45分)→ウミウ生息地→ウミウ展望台→馬の背洞門→砂浜ウォーク→遊び船乗り場→城ケ島灯台→海南神社→北原白秋碑→白秋碑前バス停→三崎口駅→品川駅



  ≪遊歩記≫

 「今日は、イイ日だ〜」

 9時25分京浜急行品川駅改札口前集合と言うことで待っていたが、4人が現れないので乗り換え口かなと思い駅構内に入って乗り換え口を見たらJR側の乗り換え口前にいた。声をかけて4人が京急のホームに入場してから、先頭車両のところまで歩いて三崎口往きの快特電車に乗った。ここが始発ではないので車内は混んでいて乗り合わせた人たちのご好意により、辛うじて全員座れた。感謝!

 快速特急電車は順調に走り、予定通り三崎口駅に着くころは乗客はとても少なくなっていた。改札を出て現地待ち合わせの夫妻に会うはずが都合によりお一人だけが待っていてくれた。Aがバス乗り場、急いで並んだらすぐに並んでいる列が長く伸びたが、バスは走るのが嫌なのか中々こない。待ちくたびれたころ走り出したバスは直線道路を経てくねくねとした道路も走りローカルバスという雰囲気を味あわせてくれた。大きく左に曲がって城ケ島大橋を真っすぐ進むと島に着く。

 白秋碑前で下車。広い駐車場に出たがどう歩けば良いのかと、案内の看板を見ても地図が風雨にさらされて字は消えていて役に立たない。道標だけが新しく字も読めたので県立城ケ島公園に向けて歩き出した。道路の下をくぐり階段を上ると公園につながる道に出て歩道を歩いた。「前を歩いてるヒトは公園に行くんだろう、この道でイイと思うよ」「前の人が違っていたら、どこへ行くのかな・・・・・」と歩くうちに公園の入り口に到達した。

 「お腹すいたから、ご飯を食べるところ探すのが最初のオシゴトですョ」と、展望台に上った。広々とした海、大海原が見渡せる。海を見ると正面に大島がボーっと見え、左側に房総半島が見えた。右側に富士山が見えるかと思ったらかすんで見えなくなっていた。展望台を降りると目の前が芝生の広場、広場の端にテーブルといすが設えてあり6人は座れたのでそこを確保して、楽しい昼ごはんになった。ワタクシの場合、助六に清涼飲料でおしまいだったのに、同行者各位が持参したご飯のお裾分けにあずかり、満腹し、おまけに日焼け促進飲料までごちそうになって赤い顔でフラフラと気持ち良く歩く破目になってしまった。空は青空、風はソヨソヨ、湿気なしとくれば「今日はホントにイイ日だね」とは、参加者全員の気持ちであった。

 左側の道を歩いて行くと岩壁の上にある展望台に着いた。「○◎と煙は高見に登る」と言いながら登って海を見たら小さな灯台と岩の上の釣り人が見えた。小さな灯台、「小さくてもトウダイだ、行きたい〜」岩壁の道を降りて、岩場の上に出る。潮が引いたあとに水が溜まっていた。道を選んで慎重に歩くが細い歩道の両側は水たまり、前後の二人は塊になってすり足ですり抜けた。タイルの小さな灯台に触ってから来た道を戻る。岩壁の階段道を登り切ると公園に戻る。道なりに海に沿って歩いて行くとウミウの生息地、立ち寄ったが海だけが見えた。歩いて行くと駐車場に出て、公園を後にして左側の道を歩いて行くとウミウの展望台、少しいくと海に降りる階段がありそこを降りると波浪で岩がくり抜かれた馬の背洞門に出た。途中に、馬の背はやせているので落ちるから乗るなという警告の看板が立っていた。これを正面から見ると中々いい風景であった。ここで記念写真を撮ってから城ケ島灯台に向かって貝殻の多い海浜を歩いた。岩場の上は歩きにくいので陸地寄りを歩くと水がしみ出し泉となっていた。

 潮風に吹かれて歩くのも悪くは無い。五月晴れの中を海を見ながら歩くのはホントに久しぶりのことで、何度も繰り返すが「今日はイイ日だ!」。岩場を降りると前方に「遊び船乗り場」があるが、そこには寄らず車道に向かうと水たまりがあって、その先に昭和の鉄筋コンクリートの食堂があった。さらに行くと道の両側に店が林立していた。ローカルでレトロな雰囲気が懐かしい昭和を思い出させる。ここを抜けると左側に階段があったが途中で切れていた。少し先に手すりの付いた鉄骨階段があり、これが灯台までの道につながっていた。白い城ケ島灯台は開国時の江戸時代に作られた烽火台の後裔とのことだ。ここで記念撮影。灯台を降りて歩いて行くと城ケ島バス停、海には行かず車道を行くとお土産店が連なっていたがシャッターの店も多く、華やかな昭和のバブルの面影が偲ばされた。

 歩道がなくなり車道の端を歩いて行くとヨットハーバーがありその先左方向が「白秋碑」という標識があった。海岸に出ると自然石の石碑があった。記念写真撮影。ここから富士山が見えるのだが・・・と記念館の人は言っていたが、今の時期、朝は見えたけれども昼になるとかすんでしまうようだ。記念館裏の小さな庭を抜けると大橋の下のバス通りに出る。少し歩くと白秋の碑前バス停に着いた。出発点に戻ってきた。バスはすぐにやってきた。混んでいた。途中乗る人も結構いて、久しぶりの混雑バスだった。4時20分ごろ三崎口駅に着いた。電車は快特高砂行き4時33分に乗った。今度は始発だから好きなところに座れた。ボックスシートに座って・・・・途中、疲れた人は眠りこけていた。楽しい夢の世界にいるのだろうネ、キッと。繰り返すけれども

「今日は、イイ日だ〜」で、終わります。