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≪東村山・花菖蒲遊歩のPhotographはこちらからどうぞ≫





   




Circle≪ゆ〜ぽぴあ≫・遊歩記

   第261回遊歩

≪水無月の一日・東村山の古刹と色鮮やかな花菖蒲の北山公園を訪ねて!!≫










  遊歩日:     2018年6月10日(日曜日)
  遊歩先:    徳蔵寺・正福寺・北山公園(花菖蒲鑑賞)
  天 候:    曇一時小雨
  参加者:    8名

 
《行 程》

 ◎東村山駅西口⇒徳蔵寺⇒正福寺⇒花菖蒲鑑賞(昼食休憩Thyme・北山公園内)⇒東村山駅西口 解散

 ≪≫遊歩記

 去年、和美と共にこの時期に北山公園の花菖蒲を見に訪れた際に来年は是非、綺麗な花菖蒲をyuupolerに見て頂こうと、こうして2018年6月10日に計画を立て、今日こうして実施したのである。梅雨時だけに雨が心配であったが、そんな雨も10日の早朝は、一部地域を除いては、降っておらずまた、遊歩の際に雨が降ったとしても花菖蒲が、雨にしっとりと濡れた様は、誠に良い光景なので、雨のことなど気にせずに実施した。東村山西口で、参加者8名が集結して、午後からの降雨のことも考え、Rootを大幅にカットし、北山公園の花菖蒲鑑賞とお花見宴会を中心に実施することとした。一堂声出しを済ませ駅を後にして、行こうとしたら、Guide Volunteerの方が、「私がガイドをしましょう。」と申し出てくれた。想定外の出来事であるが、ただ私達が見て歩くよりは、Guide Volunteerに説明して貰った方が良いことは決まっているので、その行為に遠慮無く乗ることとした。

 今にも雨が降ってきそうな空模様であるが、現在は、雨も降っておらず我ら8人Guide Volunteerを先頭にして、東村山の市街地を歩いて行く。東村山市と言えば何と言ってもドリフターズの志村けんが歌う「東村山温度」が有名だ。途中ではGuide Volunteerから「東村山停車場の碑」の説明を受けた。
 それではこの「東村山停車場の碑」のことについて記述しておこう。

   「東村山停車場の碑」  (野口町1丁目41番地・東村山駅西口)
  1894年(明治27)、川越と甲武鉄道の国分寺を結ぶ川越鉄道が一部開通し、東村山に仮設駅がつくられました。  翌年、全線が開通し仮設駅は撤去されることとなりましたが、これからは鉄道が必要と考えた住民の運動で、  8月6日に東村山停車場がつくられました。東村山の発展のもととなった停車場開設の尽力を記念した1897年   (明治30)4月に建立された石碑です。(市有形民俗文化財・東村山30景)

 そんなGuide Volunteerから、説明を受けた後、赤い欄干の弁天橋を渡り、諸々でGuide Volunteerの説明を受け「 徳蔵寺 」と言う古刹に到着した。ここで甘茶をご馳走になり、Guide Volunteerの説明を受ける。
 それではこの「徳蔵寺」について記述しておこう。

 徳蔵寺(元弘の板碑) (諏訪町1丁目26番地)
  臨済宗大徳寺派で、元和年間(1615〜1623年)に璧英禅師による開山と伝えられています。国の重要文化財で  ある「元弘の板碑」をはじめとして多数の板碑や多くの考古・民俗資料を収集し「ちらかし寺」と呼ばれる。

 徳蔵寺を参拝していると心配していた雨がポツポツと降ってきた。徳蔵寺の境内では、プーンと良い匂いをさせて「焼き団子」を販売している。その匂いに攣られて、「焼き団子」を買い求めようとしたが、我が家の財務大臣ににらまれたので、止む得ずあきらめることとした。 (;_;)

 それから東京では唯一の国宝建造物である「正福寺」へとGuide Volunteerが先導してくれた。
それではこの「正福寺」について記述しておこう。

  正福寺 (東村山市野口町4丁目6番地)
  境内の地蔵堂は国宝建造物として有名です(東村山30景)。鎌倉の円覚寺舎利殿とともに禅宗様建築の代表的  遺構で、昭和8,9年の改修の際に発見された墨書銘により、室町時代の1407年(応永14)建立とされていま   す。堂内には、江戸時代の地蔵信仰による、多くの小地蔵尊像が奉納されています。

 貞和の板碑
  正福寺境内にある常和の板碑覆堂
  都内最大の板碑で、高さ285センチメートル・幅55センチメートル。小瀬川(現在の前川)の橋桁に使われ、  この碑銘が川面に映って見えるので「経文橋」又は「念仏橋」の呼ばれていました。 板碑は正福寺境内に保  存されています。

 この「正福寺」では、Guide Volunteerが熱弁を振るい東京で唯一の国宝建造物の説明を折角覚えた知識を皆さんに披露する。その説明に私達は、「ヘー」、「そうですか」とただ頷くばかりだ。マア、実際には、説明を受けても私などは聞いてる傍から忘れているのだから、Guide Volunteerには、申し訳ない気持ちだ。それにしても東京ではただ一箇所の国宝建造物とは、驚嘆仕切りだ。そんな「正福寺」の説明を受け、いよいよ本番の「北山公園」へと歩を進める。ここらあたりから雨も止みヒンヤリとした薫風が気持ちよい。

 程なく「北山公園」に到着した。天気予報では、雨が降ると言っていたため、そんなに人もおらずそれだけに落ち着いて花両部を鑑賞できるので、我らには好都合だ。
 それではこの「北山公園」について記述しておこう。

  「北山公園
  狭山丘陵を背景にした自然公園で、新東京百景に選ばれています。豊かな水と緑に囲まれ、初夏には150種類1
  0万本の花菖蒲が咲き乱れます。また、園内には多くの野草が自生しており、池やその周辺には多くの野鳥が  集まり、羽を休め餌をついばむ姿を見ることもできます。 

そしてGuide Volunteerから、ここぞとばかりに花菖蒲の説明を受ける。

皆さんも「いずれがあやめ、かきつばた」という言葉を聞いたことありますね。 
あやめとかきつばたはよく似ていて見分けにくいところから来た言葉のようです。そこであやめとかきつばたの違いは?を調べようと思って調べているとさらに面白いことを見つけました。

・ あやめとしょうぶはどちらも漢字で書くと「菖蒲」なんですね。
・ でも漢字は同じでも菖蒲(アヤメ)と菖蒲(ショウブ)は別物。
・ 菖蒲(ショウブ)と菖蒲園などで見る花菖蒲(ハナショウブ)も別物。だからアヤメとショウブとハナショウブは別物。
・ それに「いずれがあやめ、かきつばた」の杜若(カキツバタ)が加わって4つ巴のぐちゃぐちゃ。
混乱の元は4つあります。漢字が同じだったり葉っぱや花が似てたり・・・。 
整理すると(1)菖蒲湯に入れる「菖蒲」(2)「花菖蒲」(3)「あやめ」(漢字で書くと菖蒲)(4)「かきつばた」(杜若)の4つが似ているが、実は違うのです。 

 ●菖蒲湯の菖蒲は花菖蒲・あやめ・杜若の3つとは別物・・・これはすぐに判明
植物学的には(2)「花菖蒲」(3)「あやめ」(4)「かきつばた」はすべてアヤメ科アヤメ属だから皆同じ仲間で極めて近い関係。

ところが(1)菖蒲湯の菖蒲はサトイモ科で別物。葉っぱがにているだけ。花も咲くことは咲くけどきれいな花ではなく、蒲(がま)の穂みたいな黄色い花である。

おじさんは5月5日端午の節句の菖蒲湯に入れるあの菖蒲に花が咲くと、菖蒲園なんかに咲いている菖蒲(花菖蒲)なのかな(つまり、菖蒲の花=花菖蒲)と思っていたらこれが全く違うんですね。(ハズカシー)
                先ずは名前の由来から

・ はなしょうぶ(花菖蒲) 
            葉が菖蒲に似ていて花を咲かせるから。
・ あやめ(菖蒲) 
            剣状の細い葉が縦に並んでいる様子が文目(あやめ)模様。花基部の網目模様からの説もあり。
・ かきつばた(杜若) 
            かきつばたの色(青紫)を染み出させ布などに書き付けた、つまり衣の染料に使われたことから「書付花」と呼ばれていたのがなまったもの。
                では「花菖蒲」、「あやめ」、「かきつばた」の違いは?
これがなかなか難しい。3つとも“アヤメ科”アヤメ属に属しています。だからとてもよく似ていて見分けにくいことは確か。 

以下それぞれの特徴から見分ける方法を探る。
●1つの違いのポイント 咲く場所
あやめは畑のような乾燥地で栽培するのに適し、かきつばたは水辺などの湿地帯に適し、花菖蒲はその中間で畑地でも湿地でも栽培できるというのが簡単な違いです。

・ 水辺で咲いているのは杜若か花菖蒲。あやめではない。
・ 乾いた畑で咲いているのはあやめか花菖蒲。杜若ではない。
あやめと杜若だけの違いなら簡単なのだけど、ただ、花菖蒲がどちらにもまたがっているのでまだ決められないですね。残念。
●次は背丈
背のたけはあやめが一番背が低い(30〜60cm)、杜若が中間(50〜70cm)、花菖蒲は背が高い(80〜100cm)。
●花の大きさ
花の大きさは花菖蒲が大輪、あやめが小輪、杜若が中輪。
ここまでの条件で決められるかな?(推理ゲームだな?)

・ 畑に咲いてる奴で背が高くて(80〜100cm)花がでかいのが花菖蒲、背が低くて(30〜60cm)花が小さいのがあやめ。(これは大と小だから差が大きく判別しやすい)
・ 水辺に咲いてる奴は杜若か花菖蒲で、大輪の花で背が高い(80〜100cm)のが花菖蒲。中輪で少し背が低い(50〜70cm)のが杜若。
            と言っても、花菖蒲と杜若の差は大と中(80cm以上と70cm以下)だからまだ判別は難しいかもね。(メジャーを持って歩いているわけじゃないし、花の大きさや背丈は出来不出来のバラツキもあるだろうから)
●やっと見つけた1発でわかる方法!

・ 花菖蒲は花の種類は多く紫系統の他に黄色や白、絞り等、多彩であるがどれも「花弁の根元のところに黄色い目の形の模様」がある。
・ 杜若はあまり種類は多くないが、「花弁の弁の元に白い目型の模様」があるのが特徴。
・ あやめも花の種類は多くないが「花弁の元のところに網目状の模様」がある。
                結論
花弁の元を見よ!花菖蒲が黄色の目型模様、あやめが網目模様、杜若が白の目型模様。これで完璧。目的達成!
(長々と付き合わせてスミマセンm(__)m 「はじめからこれを書け!」ですね)

●余談:いずれがあやめ、かきつばたについて
元々は、いずれ劣らぬ美人が二人いるときに使っていましたが、最近はいずれも優劣がつけ難いほど素晴らしいものを例えて使う言葉になっています。
ただ、単にどちらもよく似ていて見分けにくいものを言うわけではありません、美しい(素晴らしい)という前提条件が必要です。
●その他興味ある方のためにプラスアルファ

・ 咲く時期
かきつばた(5月中旬)、あやめ(5月中旬〜下旬)、花菖蒲(5月下旬〜6月下旬)ハナショウブが遅くまで咲いている(種類が多いからね)。
・ 花菖蒲は日本産でかなり後から生まれた
花菖蒲は江戸時代の中頃より、各地に自生するノハナショウブの変わり咲きをもとに改良され、発達してきた日本が世界に誇れる伝統園芸植物です。だから種類も多い。
・ 万葉の頃はかきつばたが読まれ、菖蒲というと葉菖蒲のこと。花菖蒲が文献に出てくるのは江戸時代から。

 「ウーン」私などは、アヤメ、菖蒲、杜若、いずれも同じに見えてしまうのだが、このような違いがあるのですね。それにしてもこの「北山公園」には、実に花菖蒲の数が多い。今年は3月頃が温かったため、いずれも花の開花時期が早く、この「北山公園」の花菖蒲も最盛期は過ぎているとのことだ。公園内をゆっくりと紫、白、ピンク、黄色等々の花菖蒲を鑑賞して歩く。この北山公園で唯一の「北山乙女」と言う花菖蒲をT,Hさんは実際にそんな花菖蒲に触れて、触覚で花菖蒲の様子を堪能している。また、花菖蒲に負けてなるものかと白い紫陽花の「アナベル」が、丘の斜面に一面雪でも降ったような光景で、こちらも見事な眺めだ。

 そんな花菖蒲、紫陽花のアナベルを鑑賞してから、いよいよお楽しみの「花菖蒲お花見宴会」が開催された。先ずはビールで乾杯をする。そしてwine、銘酒、と次々にアルコール類が回ってくる。するとT,Hさんから徳蔵寺で、買い求めた「焼き団子」が、皆さんに配られたでは内科。きっと私が食べたかったのを察して、買い求めたのに違いない。何という気配りたるや。人はこうでなくてはいけませんね。 (^o^) 「ゴチソウサン」
 そんな楽しいお花見宴会Thymeを約、1時間過ごし、また、雨が降ってくるといけないのでお花見宴会もお開きとし、良き想い出を残し一同、東村山駅へ向かった。

〜〜≪オシマイ≫〜〜

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