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Circle≪ゆ〜ぽぴあ≫・遊歩記

        第108回遊歩
≪明るい草原の尾根歩き・富士と南アの     大展望&露天風呂で良い湯だな≫








  遊歩日:   2010年6月13日(日) 日帰り
  遊歩先:   大菩薩峠(標高1895m・山域 中央沿線)
  温 泉:   大菩薩の湯 
  参加者:   8名
  天 候:   薄曇り

 <行 程>

 ●新宿{06:22発・中央線中央特快(高尾行)(特別快速)}⇒■三鷹(6:35)⇒●立川(6:48)⇒八王子(6:58)⇒○高尾{07:05着・07:26発中央本線(東日本)(小淵沢行)(各停)}⇒■塩山(08:45着・9:00発)=タクシー⇒唐松尾根分岐(福ちゃん荘・9:45発)=コレヨリ徒歩⇒雷岩(10:40)⇒大菩薩嶺(11:10)⇒親知らずの頭(11:45)⇒大菩薩峠(1895m・12:10)⇒千石茶屋(14:25)⇒大菩薩の湯(15:10・入浴休憩)=タクシー⇒塩山⇒新宿方面へ  (^_^)

 ≪遊歩記≫

 今回の「大菩薩峠遊歩」は、2010年度の年間遊歩計画には、頭書記載されてなかった遊歩で、これは10月に和美と私が担当する「三つ峠遊歩」が、和美が10月下旬に「創作人形」の個展を開くためにその遊歩の計画が実施できなくなり、その代行遊歩として、6月13日に「大菩薩峠遊歩」として、実施したものだ。

 参加者8名が、塩山駅に降り立ち予約をしておいたタクシー2台に分乗し、先ずは大菩薩峠の中腹にある「福ちゃん荘」まで行くこととした。その道中ではドライバーと適当な会話を交わし空いている道路を快適に走り行く。約、タクシーは40分ぐらい走り目指す「福ちゃん荘」に到着した。ここで恒例の声出しを済ませ3班編制で、大菩薩峠の登山開始となる。私はおなじみの北区のS,Mさんのサポートとして第2班で歩くこととなった。梅雨時なので心配していた雨も幸にも降らず薄曇りの天気で、まずまずの遊歩日和である。

 そして当初の大菩薩峠遊歩の計画と違ったコースで実施することとなった。それにしてもこの大菩薩峠には、ハイカーが多くそれも若い方々が多いのには少々驚いた。整備された唐松尾根の緩やかな登山道を一列縦隊で、RooNavの鴬谷のS,Mさんを先頭に我ら8人快適仁保を薦めて行く。吹く風も実にさわやかで、そんなに汗もかかずペース配分も宜しくすれ違う下山社に「こんにちは」とお互い挨拶をしながら登って行く。北区のS,Mさんの足取りもここら辺りはまだ会長で、ちゃんと私の後ろから着いてくる。

 私はこの大菩薩峠は、もう何年も前になるが、六つ星山の会のS,Rさん、I,Mさんそして和美と正月の元旦に介山荘に1泊し、正月山行として来たことがある。その時は介山荘で正月のイベントとして、もう盛大にゲームやら歌などを歌ったりして、酒は飲み放題で大勢の登山客が 和気藹々で過ごしたことがあったっけ。それではそんな大菩薩峠について少し述べてみよう。

 大菩薩峠
 中里介山の小説「大菩薩峠」でおなじみの大菩薩峠は、奥秩父山塊に位置し、大菩薩連嶺の主脈を構成している。日本百名山の一つに選ばれている。深田久弥や木暮理太郎などは、その著書に大菩薩岳(だいぼさつだけ)と表記している。名称の由来は、源義光(新羅三郎義光)が後三年合戦の際に軍神の加護を願い「八幡大菩薩」と唱えたこと、また、観音菩薩が祀られていること、などのいわれがある。頂上付近及び大菩薩峠にかけての高山植物はニホンジカの食害で2000年代以降壊滅状態になった。現在、北側を管理している東京都水道局や甲州市などの行政機関が調査対策中である。
 大菩薩連嶺(だいぼさつれんれい)は山梨県東部にあり、広く解釈した場合の奥秩父山塊の南端となる連嶺。大菩薩連嶺(笛吹市付近から)鶏冠山(黒川山)を北端とし、大菩薩嶺、大菩薩峠、小金沢山、湯ノ沢峠を経て滝子山に至る、南端はほぼ中央自動車道、甲州街道(国道20号)、JR中央本線に接する山並み。西南部には甲州市がある。

ピーク付近ではやはり、北区のS,Mさんの足取りも乱れ私を引っ張ったり、押したりしながら、
息を弾ませヤットコラ着いてきている。それでも何とかゴロゴロした岩場の雷岩に到着した。ここで一本立てて休憩し、折角来たのであるからと大菩薩嶺までピストンで行くこととした。少々木の根が張っている登山道を登ると何てことはない時期に大菩薩嶺に到着した。ここは周囲が木々に覆われ展望が効かず細かな虫が彼らのテリトリーを荒らしたとばかり怒っているのか私達目指し襲撃をしてきたので早々に退散し先ほどの雷岩まで戻り、ここから大菩薩峠へ行くこととした。

 歩きにくい雷岩を通過し、見晴らしの良い草原地帯には、ヤマツツジの花が咲いており、遠望も効き実に気持ちの良いところだ。最近は登山者は、中高年で占められていると言うが、この大菩薩峠に関しては、決してそんなことはなく若い女性達が、リズミカルに登って来るではないか。私などはもう、すっかりと嬉しくなり「こんにちは」と先に声をかけそんな女性達の感心を得ようと鼻の下を伸ばしデレデレとしていたら、大きな石につまずいてしまい思わず後ろの北区のS,Mさんに助けられてしまった。  (^^;)

 平坦な親知らずの頭で、小休止を済ませそこから程なく大菩薩峠に到着した。ここで昼食タイムとなり、早速持参した缶ビール、ちくわ等を皆さんにお配りをし高らかに乾杯の雄叫びを上げグググイとばかり冷えたビールを飲み干す。「ウーーン、喉が渇いているだけに何時飲んでもこの一杯はたまらないうまさだ。」やがてそんな昼食タイムを済ませこれから下山開始となる。懐かしの介山荘の前を通りこれもまた整備された登山道を何せビールのほのかな酔いで足取りも軽くなっているからコリャ、タマリマセン。もうスタコラサッサとばかり北区のS,Mさんを後ろに従いグングンと駆け下って行く。それにしてもさすがは北区のS,Mさん、得意な下山だけにその足取りの速いこと私の後ろから「もっと早く歩けませんか。」とばかりザックをグイグイと押して来るではないか。私もそれに堪えてスピードを上げ急下降で歩を進める。

 そしてあっという間に「福ちゃん荘」に到着しここから車道を横切り再び登山道に入りここでもまたまた、急下降で、歩を進めて行く。木々は深緑に覆われ春ゼミがジージーとばかりけたたましく盛んに鳴いており、確実に夏の訪れを感じる光景だ。そして程なく千石茶屋という元、茶屋があったのだろうか。今は廃虚となっている場所で小休止を取り、ここから登山口である裂石(サケイシ)を通り20分ばかり車道を歩きお目当ての「大菩薩の湯」に到着した。ここでゆっくりとヌルヌルとしたPHの高い温泉に入り、湯上がりにはこれまた、定番の生ビールで乾杯し、山を歩いて温泉、そして生ビールと健康で生きていて良かったと痛切に感じる至福のひと時だ。そんな充実したひと時を過ごしそれからタクシーに揺られ塩山駅に到着し、電車に乗り込み一路帰途に着いた。


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      オシマイ  (^_^)