≪≫Enjoy《ゆーぽぴあ》in2009に戻る

《次のページへ》
















Enjoy《ゆーぽぴあ・遊歩記》


         第81回遊歩

≪早春ふれあいコンサートin2009
   Classic鑑賞&食べ口楽遊歩≫


>




  遊歩日:  2009年3月7日(土) 
  遊歩先:  東京文化会館大ホール
 食べ口楽:  旬鮮酒場「天狗」上野店
  天 候:  晴れ 
  参加者:  13メイ 

  《行 程》
 JR上野駅公園口⇒東京文化会館大ホール(Classic鑑賞)⇒旬鮮酒場「天狗」上野店(夕食宴会)⇒御徒町駅 解散   (^_^)

 ≪遊歩記≫

 今回で《ゆーぽぴあ》では、4回目になる「ふれあいConcert」の鑑賞遊歩は、去年と同じ上野の東京文化会館大ホールで開催された。参加者13名が上野駅公園口に集まり約、2時間の音楽鑑賞を楽しんだ。私達はわりと前の席だったために大迫力の演奏を堪能出来ました。そして今年はあまり雑音というか(オタケビ)が無かったことが音楽鑑賞に専念できてとても良かった。

 そんな「ふれあいConcert」を楽しんだ後は、食べ口楽とばかり御徒町にある「天狗様」が奉られている安置場へ向かい夕食宴会となった。それにしてもすき焼の肉が硬かったのには驚いた。(^^;)  こうして2時間、大いに食べて飲んで満足し帰宅しました。

 「イヤー、生演奏は何時聴いても良いもんだ。」 (^_^)



《ふれあいコンサートin2009・演奏曲目》



  第1部    天山の春
         九連玉
         亀茲舞曲
         オペラ「愛怨」より琵琶秘曲「愛怨」
         間歇泉

  第2部    ベートーヴェン:  交響曲第3番「英雄」より第1楽章・第2楽章
         ベートーヴェン:  ロマンス第2番ヘ長調
           ベートーヴェン:  交響曲第5番「運命」より第1楽章

  出演       指揮: 海老原光
          管弦楽: 東京都交響楽団
         中国琵琶: シズカ楊静


■ 天山の春

 代表的な中国琵琶民間曲。新彊省で万年雪を頂く天山はシルクロードの象徴。

■ 九連玉

 白楽天 《琵琶行》の「大珠小珠落玉盤」という詩行を描き、中国がまだ古くさい様式の楽界だった環境の中で琵琶のユニークな技法を駆使して20才の楊靜が上海の春音楽祭作曲賞を受賞した傑作。

■ 亀茲舞曲

 シルクロードの要衝亀弦(きじ)のメロディは燕楽と言われ東のスペインの印象。この曲で楊静は1994年中国作曲コンクールの1等賞を受賞。2003年中国琵琶コンクールでは課題曲であった。

■ オペラ愛怨より琵琶秘曲「愛怨」

 「三木稔、日本史オペラ連作」第8作《愛怨》(瀬戸内寂聴台本)の劇中曲。大和の女帝から、唐の王宮が秘曲とする琵琶曲《愛怨》を持ち帰るよう厳命を受けた遣唐使大野浄人は、他に伝えたら死刑に処される秘曲 《愛怨》を、類まれな琵琶奏者で侍女の柳玲から教わり、終にはカタルシスに至る。2006年、委嘱者である新国立劇場での初演で、この曲を舞台上で演奏した楊靜は聴衆と批評の完璧な賞賛を受けた。今日は時間の都合で前半を縮小して演奏する。

■ 間歇泉(かんけつせん)

 楊靜は、オペラ《源氏物語》ユリン・グレアム台本 三木稔作曲 世界初演の帰路イエローストーン公園で、遠い過去から絶え間なく活動する間歇泉に出会ってヒントを得、地中のマグマのエネルギーをものの見事に描く。

■ ベートーヴェン:交響曲第3番変ホ長調作品55「英雄」より
  第一楽章、第二楽章

 交響曲第3番「英雄」は、交響曲の歴史に革命をもたらしました。それまでの交響曲はサロンで貴族など特権階級の人に向かって演奏されるものでしたが、この曲以降は街中のコンサート会場で一般の民衆に向けて演奏されるようになったのです。これは、1789年のフランス革命により、経済の中心が貴族から一般市民に移ってきたことが理由のひとつに挙げ
られます。「英雄」を作曲している頃、ベートーヴェンは耳の疾患に悩まされていました。この曲は、ベートーヴェンがそのような困難に立ち向かい克服する様子を描いただけではなく、戦争が多発していたヨーロッパの民衆が新しい時代に突き進むエネルギーをもあらわしています。完成した際、フランス革命で民衆の英雄となったナポレオン・ボナパルトにこの曲を献呈する予定でしたが、ナポレオンが皇帝に即位したと知り激怒したベートーヴェンが、楽譜の最初のペ-ジに書いていたナポレオンの名前をペンで消したという逸話が残されています。

第一楽章

 ぉぉらかで雄大な英雄的なメロディーと・まるで苦悩を表しているよぅな響きが交互に現れます。

 第二楽章

 この曲は「葬送行進曲」とも呼ばれています。それまで交響曲の第二楽章は「美しい」「きれい」と決まっていたのですが、このような曲を第二楽章とするあたりも、当時の交響曲として革新的でした。

■ ベートーヴェン:ロマンス第2番

 ベートーヴェンは「ロマンス」と題するヴァイオリンのための曲を2曲のこしています。どちらのロマンスもベートーヴェンのいつものような激しい響きはなく、優しく穏やかな曲調になっています。

■ 交響曲第5番ハ短調作品67「運命」より
  第一楽章

 交響曲第3番「英雄」が完成した頃から作曲に着手したのが、この交響曲第5番「運命」です。第一楽章冒頭の4音はあまりにも有名です。この4音について弟子から質問を受けたベートーヴェンが「運命はこのように扉をたたく」と答えたために、「運命」と呼ばれるようになったといわれています。

第一楽章

 強弱・緩急がはっきりしたメロディーによって構成され、さらに「運命がドアをたたく」4音が曲中のあらゆる場面で鳴り響きます。運命に翻弄され、揺れ動く人の心を表現しているかのようです。