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 Enjoy《ゆーぽぴあ・遊歩記》

         第58回遊歩
≪新春初遊歩・県境の棒ノ折山を歩き
   名栗温泉&新年会in2008≫





 遊歩日:   2008年1月20日(第3日曜日)
 遊歩先:   棒ノ折山(969m)
 食道楽:   炭火焼料理
 温 泉:   名栗温泉 大松閣( 042-979-0505)
 天 候:   晴れ
 参加者:   8名

 <行程>

 新宿{運賃 890円・07:07[12番線]中央線快速(高尾行)}⇒三鷹(07:23)⇒立川{07:44[乗車位置:中央]・07:50青梅線(奥多摩行)}⇒川井(08:49)
川井駅(9:00)→衣類調整(9:40)→奥茶屋(9:12)→山ノ神(10:50〜11:15)→棒ノ折山(12:15〜13:15)―10分→権次入峠―20分→岩茸分岐―1時間5分→名栗温泉(15:20〜18:15・入浴休憩・新年会→名栗川橋バス停(18:34)―バス・40分→飯能駅→西武池袋方面へ

 ≪遊歩記≫

 2008年の新年初あるきである「棒ノ折山と名栗温泉」の遊歩は、おなじみのregular yuupoler8名の参加者で開始となった。それぞれのyuupolerの顔も新年だけに皆さん、どことなく清々しく気合いに満ちている。特にS,Mさんは、ビッシとしていて「やってやろうじゃあないの・・・!!!」と凛とした姿に今年にかける意気込みを感じさせるような気迫に満ちていた。
 「S,Mさん、今年は一つお願いしますよ。」

 先ずは川井駅を9時に出発し、Navigatorの和美を先頭にして、2班編制で意気揚々と一同右に大丹波川を見て車道を白い息を吐きながら歩を進めて行く。浜のK,Kさんが購入した手の新兵器を嬉しそうに眺めながら「只今、気温4°・風力0,7mです。」と気温、気圧、風力、方位等々が分かるメカをニコニコしながら見つめて説明をしてくれた。気温4°では寒いわけだ。今年の冬は本格的な寒さが続いており、この分だと棒ノ折山にも雪があるのではないかと懸念されたので、奥多摩ビジターセンターに前もって問い合わせたところ、積雪はないとのことで、先ずは一安心だ。

 今日登る棒ノ折山の由来は、棒ノ峰や棒ノ嶺(みね、あるいは、れいとも読む)という呼び方が一般的だが、正式名称は棒の折(おれ)だそうで、地形図は、棒ノ嶺となっていますが、誤記されてしまったそうです。奥多摩、奥武蔵でも屈指の人気コースで、妻坂峠の伝説で有名な武将畠山重忠が登った時、杖が折れた事から付いた名前と伝わっています。

 私はこの棒ノ折山は、過去何ともコースを変えて登っており、その都度違った雰囲気を見せて楽しませてくれる山でそれに何と言っても下山後に「名栗温泉」・「さわらびの湯」等の温泉があるので、温泉好きな私にとっては応えられない人気の山だ。そんな棒ノ折山に登り下山後は「名栗温泉」にゆっくりと風呂に浸かり、その後は炭火焼料理で「新年宴会」となる贅沢な遊歩である。

 川井駅を歩いてから役、40分経ったので、丁度トイレもありここで衣類調整を兼ねての休憩を取ることとした。S,Mさんがタバコを実に美味そうに燻らせている姿に私の心は波立ってきた。実は私は去年の暮れから体調が悪く28日から風邪を引いてしまいその為に今年の正月は、好きな雪山も行かずに寝正月になってしまった。歩いたと言えば5日に精々「武蔵野吉祥寺七福神巡り」に出かけたぐらいであった。

 後はテレビ観戦で我が街三鷹市にある都立三鷹高校が全国サッカー大会の東京地区Bの代表となり、この正月に勝ち進み何とBest8にまで上り詰め惜しくも強剛、静岡県立掛川東高校に0対2で負けてしまったが、あの地元の三鷹高校がここまでくるとは三鷹市民は正直、誰一人思ってはいなかった快挙であった。

 そんなわけで暮れから正月風邪を引いていたためにいつも仕事をする前に一本たばこを燻らせるのであるが、そんな一本のタバコも吸わずに今日まで来ているのであった。家にいるときには朝の一本だけタバコを吸うのであるが、それが一端外出をしてそれも酒が入ろうものなら酒のつまみがタバコではないかと思うぐらいにタバコを吸ってしまうのであった。それが指折り数えても約、40年は続いているのである。 実に過去何度禁煙マラソンにChallengeしたであろうか。その都度長短はあっても会えなく挫折をし、タバコは吸い続けているのが現状であった。しかし、今回は「やってやろうじゃあないの」とばかりにいつもの禁煙マラソンとは、取り組み方も違っており、スパッと止める決心は揺るぎがないのであるが、どうも今日が難関の一日で二人のS,Mさんが共に愛煙家だけにその傍にいて決心が鈍ってしまい「済みません。一本タバコをめぐんでちょうだい」と特に温泉に入った後が、言い出さないかと実に不安一杯である。しかし、今の時点ではS,Mさんがタバコを吸っていても何とも思わないので、先ずはホッとする。

 そんな休憩を取った後歩を進めやがて登山口である百軒茶屋が現れ、棒ノ折山登山口となる奥茶屋に着き大丹波川を渡り、植林地の中を登って行く。早くも1班とS,Mさんのいる2班の間が開いてきた。私は今日は1班でO,Sさんのサポートをしており、私達は快調にドンドンと登って行く。植林地を抜けると、名産のワサビが栽培されているワサビ田の上に出るので、ここからは大丹波川の支流の権次入沢(ごんじりさわ)に沿って登って行く。しばらくの間、清流を利用したワサビ田を眺めながら歩いて行くが、第2班との差が益々開いてきたので、途中立ち止まりそんな2班のyuupolerを待つこととした。

 どうもこの正月S,Mさんは、余り動かずにご馳走を食べてお酒を飲んでいたのであろうか足取りが実に重いではないか。川井駅で見た凛とした姿はあれは幻視だったのか。甚だ不可思議である。それでもようやく私達に追いつきまた、一同歩を進め登って行く。やがて第1番目の目的地小さな祠が祭られた山ノ神に着いた。ここで大休止となり、水や飴等を採り疲れを癒す。S,Mさんは、もう、立っておられず地面にペたっと座り込み美味しそうに水を飲んでいる。それでもしっかりとタバコは忘れずに吸っているのはさすが大物だ。

 そんな大休止を取った後、山ノ神から沢を離れ、身体に活が入ったのかしばらくは一同離れずに歩いて行く。そして左の山腹に取り付き、植林の中をジグザグな急登を一歩、一歩登って行く。すると離れた後ろから「おんせん」、「ビール」と大きな掛け声がするではないか。もうどうにも疲れたS,Mさんを浜のK,Kさんが少しでも気を紛らわせようと馬の前にニンジンではないが、この先のお楽しみの温泉とビールをS,Mさんにイメージをして貰おうとの涙ぐましい男の友情と熱情の光景に先頭にいる私達は思わず「ゲラゲラゲラ」と申し訳ないが笑ってしまった。

 そんな厳しい急登は更に続く。そんな急登を見ていたT,Tさんが「この登りってまるで空まで伸びているようだは・・・!!!」と言うではないか。これを聞いたら後ろのS,Mさんはもう、卒倒して眼を回してしまうのではないかと案じられたが、幸にもS,Mさん達とは離れていたので聞かれる心配はなかったので、先ずは良かったとお互いにニコニコとする。後ろからは更に大きな声で「おんせん」、「ビール」と声援がかかり、「越乃寒梅」の越えも聞こえてきた。 (^^;)

 そんな悪戦苦闘の登りもやがて尾根上に出て、岩混じりの急な坂を登りきるとカヤトの台地が目の前に飛び込んできた。広々とした棒ノ折山山頂に第1班は到達をし、やがてヨロヨロと第2班も到着をしたので一同、丁度良いベンチがありそれに腰掛け先ずはお神酒でT,Tさんの乾杯の音頭で新年初遊歩を言祝ぎお互いに紙コップを合わせての乾杯だ。

 それからお神酒は、「土佐鶴」、「久兵衛」、「雪中梅」と銘酒が見る間に空となり、yuupolerのお顔も赤く染まり皆さん、ご機嫌である。特にS,Mさんは、先ほどの光景は何のその、実に銘酒を美味そうに飲んでいるではないか。こんなところが何故か憎めない彼の持ち味であろう。

 今日はお陰でこうして休んでいても寒くはなく遠望すれば遙か日光の男体山が白く光って見えるとのことで、あんなに離れている日光の連山が見えると思うと本当に驚いてしまった。そんな山頂での楽しい昼食のひと時もやがてお開きとなり、すっかりとお腹も満ち足りたのでこれからイヨイヨ下山開始である。

 下山はあのS,Mさんの独壇場で、私達も勢揃いをして、あっという間に駆け下り、やがて今日のお目当ての地「名栗温泉・大松閣」に到着をした。何しろ時間はたっぷりと余裕があるので建物の最上階にある展望風呂の温泉にゆっくりとは入り、それから「食事処・山茶屋」で炭火焼料理での新年会の開催だ。この炭火焼料理が絶品で何と名栗川で取れたばかりのヤマメが串刺しになっており、そのヤマメちゃんがまだこの世に未練があるのかピクピクと動いているではないか。それだけに新鮮この上ないのは間違いないであろう。

 そして各種野菜、鶏肉、茶碗蒸し等々ともう、料理が満載で皆さん、山歩きをして温泉に入り、こうして美味しいご馳走を食べての当に至福のひと時に満足、満足で幸せ一杯のお顔だ。こんな楽しい新年会のひと時を1時間過ごした後、一同夜道を名栗川橋のバス停に向かう。そのバス停にはお地蔵さんが安置してあり、私はそのお地蔵さんのお顔を両手で撫でて色々と祈願をしていたら、誰かが今何かと世間を騒がせている「それではまるでじぞう虐待ではないか」と声が掛かり一同、どっと大笑いをする。

 こうしてこの新年遊歩「棒ノ折山&名栗温泉遊歩」もまた、色々な思い出を胸に刻みEpilogとなった。
 最後に今日はタバコは吸わなかったことは、言うまでもないことだ。 ヤッホー
 「」ヤッタゼ。Baby・・・!!!」

  \(^O^)/  (^_^)

                              オシマイ  (^@-)