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≪足和田山遊歩のPhotographはこちらからどうぞ≫











Circle≪ゆ〜ぽぴあ≫・遊歩記

        第96回遊歩
   ≪晩秋の富士と富士五湖の好展望と
     富士眺望の湯を訪ねて≫






ッ 遊歩日:   2009年11月15日(日) 日帰り
 遊歩先:   足和田山(山域 御坂山塊・標高 1355m)
 温 泉:   富士眺望の湯「ゆらり」
 参加者:   11名 
 天 候:   晴れ

<行 程>
●新宿駅西口(07:10発)=富士急高速バス⇒■河口湖駅(07:55着)=タクシー⇒一本木⇒足和田山(1355m)⇒三湖台(1203m・昼食休憩)⇒紅葉台入口(1010m)⇒富士眺望の湯「ゆらり」(温泉入浴休憩・)⇒富士緑の休暇村バス停(990m・17:10発)=富士急山梨バス・20分⇒河口湖駅(18:10発)=富士急高速バス⇒新宿

 ≪遊歩記≫

 新宿駅西口で、集合時間が近づいても現れない一人のyuupolerをイライラしながら待っていたら、S,Yさんが西口はもう一箇所あるからそちらを見てきましょうと和美と共にそちらへ行ったら、何とそちらにいたではないか。これもちゃんと遊歩案内を見ていないと言うことが露呈してしまったと言うことだ。そちらは新宿駅中央西口で、集合場所は新宿駅西口である。そんなわけでようやく参加者11名が、勢揃いしたので富士急行高速バス乗り場へ行き、その高速バスに乗り込もうとしたら「アラ、Aさん・・・!!!」と和美が呼び掛けたではないか。何とそこには六つ星山の会で共に役員として、会の運営に寄与したあのA,Mさんがバスのサイドに設置してある荷物置場にザックを入れているところだ。「イヤー、Aさん」とお互いに握手をする。Aさんに聞いてみると山仲間アルプの山行で、29名を従えこの高速バスに乗り、河口湖駅で下車し、三つ峠へ行くとのことで、彼と別れてから確か5年になるであろうか。A,Mさんとは結構ハードの山行にも同行し時に論戦を交わした中なので、久しぶりの奇遇の再会に懐古の思いが蘇った。

 そんな高速バスは連休ということもあり、ほぼ満員で快適に渋滞もなくスムースに走り続ける。新宿駅で購入したおにぎりを食べ愛用のプレクストークポケットで、Daisy図書を聞きながらウトウトしていたら、何ともう、岩殿トンネルを潜りやがて大月インターから中央高速道路を離れ河口湖へと向かっている。富士急ハイランドのダイナミックなジェットコスターを左車窓に見て、やがて高速バスは河口湖駅に到着した。定時より5分遅れてしまったので、8時58分のバスに間に合わないから、次のバスで足和田山登山口の一本木まで行くこととした。

 バスを降りたら「アラー、Kさん、お久しぶりですね。余り変わっていませんね。・・・!!!」と曾ての六つ星山の会の会員であるN,Hさんがニコニコしながら声を掛けてきた。やはり当然A,Mさんには一緒に来ていると思っていたが、これもまた思わぬ再会に懐かしい思いだ。そこでN,Hさんに「クリちゃんはどこにいるの。」と尋ね、そのクリちゃんに来て貰った。そのK,Mさんとこれもまた、久しぶりの再会に当時のことが思い出され、お互いに握手をし瞬時の再会に笑顔がこぼれる。そんな奇遇なる再会に思いを馳せ彼らと別れた。そして次のバスの時刻には大分間があるので、ここは一番、奮発してタクシー三台で足和田山登山口の一本木へ行くこととした。

 一本木で山支度を済ませRooNavの和美を先頭に3班編制で、これから足和田山へ登山開始だ。この足和田山は富士山の三本足の一つと言われており(足柄山、足和田山、足高山で「富士の三足」)、樹海の中に足和田山は島のように浮かんで存在している。足和田山を中心に、富士山の反対側には御坂山塊が控えており周辺の把握をするにももってこいの山だ。とにかく富士の眺望と富士五湖の展望が抜群な山で、それだけに訪れるハイカーも多く道も良く整備されているから、初心者にも安心して登れる山だ。

 私は第2班でおなじみのS,Mさんをサポートして、晩秋の山路だけに落ち葉が積もっており、そんな落ち葉をサクサクと踏みながら歩いて行く。今日は去年の天女山遊歩依頼の参加となるK,Hさんが参加されており、ようやく足の不調から解放されたとのことで、ご主人のK,Yさんのサポートで、落ち葉を踏む鑑賞を楽しむが如く健康の喜びに胸躍らせ歩いている。こうして久しぶりのyuupolerの登場はお世話人としては実に嬉しいものだ。

 落ち葉が敷き詰められた山道は、段々と高度が増すに連れその傾斜も徐々に増し、それに比例してU,Yさんの息が上がりがちとなり、彼の第3班は私達と間が開いてくるようになってきた。マア、頭書の計画よりは、遙かに時間の余裕を持ち、富士山麓温泉「湯らり」の温泉入浴タイムも計算して、高速バスも始発出来ているし、それにタクシーを利用して登山口まで来たからかなりU,Yさんがこの先遅れても心配はないが、それでもエスケープルートはないから、否が応でも足和田山へは、登り1時間は頑張って頂かないと困るものがあるが、きっとU,Yさんも維持でも頑張ってくれることであろう。

 そんな急登では途中何度か第3班を待ちながら、やっと急登も終わり快適なる登山道となり、路傍には白いススキの穂がサラサラと晩秋の風に吹かれ揺れている。今日は昨日まで雨が続いており、この足和田山遊歩もお天気が非常に心配されたのだが、こうして当に山行日和、遊歩日和となり、お負けに気温も温かくこうして快適に歩くことが出来、これもまたyuupolerの日頃の精進の賜であろうか。

 「ホンマカイナ。単なる巡り合わせと違うでアリャセンカイナ。」 (*_*)

 「オーイ、U,Yさん、足和田山山頂ですよ。」と後ろにいる第3班に声を掛けたらそれに応答して、足取りも速くなり、一同足和田山山頂へ到着した。「これからは下りだけですからU,Yさん、安心してください。」と教えたら実に嬉しそうに「エッ、もう、登りはないんですか。もう、登りがないとはつまりませんね。」と強がって見せていた。 (-_-;)

 この足和田山ではまだ昼食タイムには時間があるので、次の目的地三湖台まで行きそこで昼食タイムを採ることとした。それにしてもドーンとドデカク、大迫力の富士山が眼前に見えその雄姿に圧倒される感があり、やはり、富士山は日本一の山だと改めて思い知る。そんな富士山を眺め、時より顔を出す西湖を眺めながら三湖台へと向かう。


        友と見し
         小春日和の
           富士の峰


 ゲゲゲノゲ、何と今まで登りで悪戦苦闘していたU,Yさんが見てあればドンドンと山道を下って行くではないか。「エー、下りは私は結構早く歩けるんですよ。下りは体重は余り関係ないし、代えって体重があるからその重みで早く下れるんですね。これも万有引力の法則でしょうか。」とU,Yさんが悠然とK,Mさんに率いられ下って行く。「これじゃあ、登山家でなく、下山家だね。」とS,Mさんに続いて第2の下山家の誕生となった。そんなことで笑いながら歩いていたら、何となく三湖台へ到着した。ここで昼食タイムとなり一同、それぞれのお弁当を拡げドデカイ、富士山を見ながらポカポカと陽射しが柔らかな昼食タイムで、皆さん、笑顔でそんな光景を満喫している。今日は下山後、ゆっくりとビールを飲むと言うことで、定番の缶ビールを背負ってこなかったので、S,Mさんは何だかもの足らない様子であったが、ジャーン、そのS,Mさんが銘酒「土佐鶴」をテーブルに並べ「サア、飲んでください。今日は鬼ごろしでなく奮発しましたよ。」と笑いながら私に勧めてくれた。それを「そうですか。それじゃあ、頂きましょう。」と意地汚く手を出す。「ウーン、銘酒がツーンと薫り五臓六腑を駆け巡り実に美味である。」 

 そんな昼食タイムを採り、サア、今度は温泉だとばかり腰を上げ紅葉台へ歩を進める。その紅葉台へ着くとマイカーで来ている観光客が大勢おり、かなり混雑していた。トイレ休憩を済ませ舗装された車道を下って行くのだが、何しろ車の往来が激しくその度に止まっているから思うように進めない。そこでもう、歩行者が遠慮していたらつまらんとそんな車には目もくれずS,Mさんとドンドン車道を駆け下って行く。やはり、11人もいるとどうしてもテンポに差がつき後半のyuupolerとかなり離れてしまいそんな遅くなったyuupolerを待ち、車道を富士山麓温泉「湯らり」目指し歩いて行く。そして温泉に入る前に道の駅「なるさわ」で買い物を済ませゴールインである「湯らり」へ到着した。

 この富士山麓温泉「湯らり」は、 富士みどりの休暇村と道の駅「なるさわ」に接し、充実した施設を誇る。温泉は2階建てで男女とも同じ構造。上の階には高見風呂と名付けられた内風呂とベランダの五右衛門風呂、下の階には露天風呂や香り風呂、洞窟風呂がある。砂蒸し風呂は別料金(1000円)高見風呂は名前の通り富士山の眺めがよい。霊峰富士が発するエネルギーを身体に取り入れるように風水を考えて設計されているのも実にユニークだ。

 そんな様々な温泉にゆっくりと入り、食堂で黒生ビールとホウトウせいろを注文し、生ビールで乾杯となる。今年はこんなパターンを何回繰り返しただろうか。少し山を歩きそして温泉、生ビール、これも今日が最後で2月6日の忘年遊歩は、最初は温泉も考えたのだが、温泉に入り黒茶屋で忘年宴会となるとだらけてしまいそうなので、温泉はパスしたのである。今日はかなり時間に余裕を持ち計画したので、こうして温泉にもゆっくりとは入ることが出来実に至福のひと時を過ごすことが出来た。後は帰りの高速バスが渋滞にも遭わずにスムースに新宿へと到着することを祈るばかりである。

 その帰りの高速バスであるが、やはり、連休の煽りをくい渋滞に巻き込まれてしまった。私達は途中で三鷹の停留所で降りてしまい最後まで皆さんにはおつき合いをしなかったが、時間からいっても定時より多分1時間30分遅れで新宿へ着いたであろうか。

 こうしてこの足和田山遊歩も無事に終わったのであった。今度はいよいよ、今年最後となるジャジャジャーーン、「忘年遊歩in2009・弁天山&黒茶屋」で盛大に催し新たなる気持で新年を迎えることになるのであった。

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