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Circle≪ゆ〜ぽぴあ≫・遊歩記

       第203回遊歩
ぶらり東京Walk・上野から浅草散策
≪落語観賞とデンキブランのカミヤバーでお食事を楽しもう≫







 遊歩日:  2011年4月24日(第4日曜日) 
 遊歩先:  上野鈴本演芸場、上野公園不忍池、浅草界隈、ほか
 天 候:  晴れ
 参加者:  19名 女性12名 男性7名


《行 程》<


上野駅(9:30発) ⇒ 鈴本演芸場(10:00〜11:30・落語鑑賞)⇒ 上野公園不忍池(11:30〜12:30・バードウォッチングと昼食)⇒ 河童橋商店街などをぶらぶら歩きながら浅草へ(12:30〜14:00) ⇒ 浅草寺お参りと周辺散策14:30終了
 コレヨリ希望者だけ「カミヤバー」へ行き名物のデンキブランを飲んでお食事を楽しむ。


 ≪遊歩記≫


 参加者19名が、上野駅中央改札口へ集合した。最近の参加者の傾向としては、女性が多いことだ。これはやはり、山行と違い「ぶらり東京Walk」と言うことで、気楽に参加が出来ることかも知れない。先ずは最初の目的地「鈴本演芸場」へ行く。今回は担当者の鴬谷のS,Mさんの粋な計画で二つ目さんの落語鑑賞だ。木戸銭500円を支払い場内へ入ってみるとイヤー、お客さんの多いのには、驚いてしまった。昨今は落語ブームと言うが、こうして朝早くから真打になる前の前座、二つ目の落語を聴こうと皆さん、その話術の出来不出来を鑑別しようと通人の意気込みで、来場しているのかも知れない。

 この「鈴本演芸場」は、寄席の歴史は古く150年程前に遡ること安政四年(1857年)に上野広小路に「軍談席本牧亭」という講釈場を始めたのが最初で、その後幾多の歴史を経て現在に至っている。2003年には火災という悲劇がありましたが翌2004年に開館することができた。リニューアルされた場内は広く、客席は285席あり近代的な作りとなっている。

 今日の落語の演者

三遊亭 司、柳家 さん弥、林家 ぼたん、古今亭 志ん吉

 私は落語が大好きなので、今日の落語家さん達の演題は、全て知っており、久しぶりに生の落語を鑑賞することが出来た。私が住んでいる三鷹市では、毎年7月中旬に三鷹障がい者福祉懇談会の主催で「みたか寄席」を開催してきたのだが、その都度チケット販売が、大変な負担となって、昨年からついにそのEventが中止になってしまった。

 今日の落語家の中では、紅一点の女性落語家、林家 ぼたんさんが異彩を放っていた。講談師で女性は神田 紅さんが有名だが、女性の落語家は、初めてで演じる前はマア、大したことは無いだろうと高をくくっていたのだが、イザ、その落語を聴いてみると実に話術が巧みで、これなら男性の落語家には、決して引けをとらない見事なものだ。「笑門来福」そんな二つ目の落語家さん達の熱演を聞いて、一同、不忍池へ向かおうとして歩き始めたが、我が3班の麗しき女性お2人が、まだ落語を聴き足りないのか、列に加わっていない。暫し、待っているとやがてやって来て、トイレが混んでいたとのことだ。何しろ19名も参加者がいると目が届かず落ちこぼれが出てくるのも止む得ぬ事である。

 一同、揃い昼食Thymeとして、不忍池へ行く。池へ着くと多くの人達が池の畔で団欒をしている。今日はお天気も上々で、名残の桜花がヒラヒラと時たま風に舞い少し遅れての葉桜のお花見だ。各人それぞれに持参のお弁当を拡げ食べている。私は密かに持ってきた缶ビールをゴクゴクゴクと飲む。ウーン、喉が渇いていたので、実に美味しい。私だけ飲んでいたのでは皆さんに申し訳ないので、銘酒澤野井を紙コップに注いで、それを皆さんにお渡しする。出店で買い求めた焼き鳥をつまみにして缶ビールを飲み桜花は散ってしまったが、傍らには眉目秀麗なる熟女が桜花に負けじとその色香を漂わせており、缶ビールの酔いとその色香ですっかり良い気持になってしまった。 (^^;)

 この不忍池は、池波正太郎の小説などには、良く出てくる所で、江戸時代から江戸庶民の憩いの場として、栄えてきた天然の池で、上野公園の南端に位置し周囲は約2kmあり、夏には池の一部を覆いつくすほどの蓮に囲まれ、冬には鴨をはじめとする水鳥が飛来して
来る。一同、お弁当を食べたり、銘酒を飲んだりして、すっかり満腹となり、そんな上野の名所、鴨が戯れる不忍池を後にして、上野の繁華街を歩き河童橋商店街(河童橋道具街)へ行くこととした。今日は日曜日のせいか、車も余りとおっておらずこれぞ「ぶらり東京Walk」だ。40分も歩いただろうか。※河童橋商店街へ到着した。日曜日なので大半のお店は閉じている。ここで自由行動となり、私達買い物の苦手な男性諸氏は、缶ビールの自販機を求めその缶ビールを手にし、寺院の傍らでシートを引いて時間まで待つこととした。

 この 河童橋の名の由来については省略し、とにかく、800mに170以上の店舗が軒を連ね、調理器具や調度品、食品関連の物については無いものはないというプロ御用達の商店街。日曜祭日は全体の30%程が店を開けている。

 やがて30分の自由行動タイムも終わり一同、集合しいよいよ浅草浅草寺へと向かう。RooNav鴬谷のS,Mさんは、やはり、地元だけに細い道など良く分かっており、無駄なく私達を誘導してくれる。そして、私は実に何十年ぶりであろうか。懐かしい浅草の六区商店街へ着いた。イヤー、実に人の多いこと。人々は皆、活気にあふれ東日本大震災の自粛モードから解放されのんびりと幸せに満ちた顔で歩いている。この仲店には、多彩なる商店が有り、それらを覗いて歩くだけでも楽しいものだ。やがて昨年11月に本堂の大修復が終わった威風堂々たるその広い甍の波が見事なる浅草寺へ着いた。善男善女が、東日本大震災があっただけに余計に熱心に手を合わせている。

 この浅草寺は、 歴史は古く、628年に始まったと言われており都内最古の寺院で、境内は広く、雷門、仁天門、五重塔、講堂などが点在し、周辺には数多くの娯楽施設や飲食店、お土産店があり、観光地スポットとして有名で外国からの観光客が絶えない。昨年11月には本堂大修繕も終わりその美しさが蘇った。パワースポットとしては最強の1つと言える大古刹だ。

 この浅草寺で、お参りを済ませここで「カミヤバー」へ行く組と「ぶらり浅草Walk」組に別れ行動することとした。私達、11名「カミヤバー」組は、仁天門をくぐり、賑わっている仲店を歩き雷門をくぐり、予約したカミヤバーには少々時間があるので、今下町では話題沸騰の「江戸スカイツリー」を見物することとした。隅田川の岸辺に屹立する高さ634mの世界一高い塔は、この東日本大震災の地震にも全く影響がなく現在日本の高度の技術力を誇示するかの如く大空に向かって毅然と立っている。この姿に東日本大震災でショックを受けた私達に希望を与えてくれるそんな心休まる光景だ。

 そんな「江戸スカイツリー」を眺め、丁度時間となりまして、デンキブランでおなじみの「カミヤバー」へ歩を進めた。そして、そのカミヤバーで各人がお好きなものを注文し、先ずは生ビールで乾杯となり、よく冷えた生ビールが実に美味しい。それから私は生ビール1杯、デンキブランを3杯飲み「ウィーーイ」、すっかりとヨカ気分で地下鉄に揺られ一路、家路に着いた。
  

                    「オシマイ」