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Circle≪ゆ〜ぽぴあ≫・遊歩記


            第205回遊歩
≪初夏の空に映える花あじさいを
 鑑賞し瀬音の湯で汗を流そう≫







 遊歩日:   2011年7月3日(第1日曜日)  日帰り
 遊歩先:   南沢あじさい山・深沢・小さな美術館
 温 泉:   瀬音の湯
 参加者:   総数 15名 男性 9名 女性 6名
 天 候:   晴れ


《行 程》

●新宿{08:19発・ホリデー快速あきがわ3号(武蔵五日市行)(特別快速)}⇒▲三鷹(08:32)⇒■立川(08:45)⇒■武蔵五日市(09:21着) コレヨリ徒歩
=25分⇒穴澤神社=15分⇒あじさい山分岐=10分⇒小さな美術館(見学)=15分⇒南沢あじさい山(散策・昼食休憩)=約1時間・南沢林道⇒瀬音の湯(入浴休憩)=バス⇒武蔵五日市駅⇒立川  はいご苦労さん


 ≪遊歩記≫

 参加者15名が武蔵五日市駅に勢揃いし、恒例の声出しを済ませ2班編制でイザ、出発だ。今回は約、1年ぶりの参加となるO,Aさんの姿が見え、こうして再開できた喜びに改めてyuupolerの熱き友情に感激し、お互い旧交を温め合う。私は第1班でO,SさんのSupporterとして、薄曇りの空の下、先ずは第1の目的地「深沢・小さな美術館」目指し車道を歩き行く。その車道の路傍には、所々にこの「深沢・小さな美術館」の主、彫刻家の友永詔三さんが丸太に彫られた頭の尖った奇妙な「妖精ジージー」が道しるべとして立っている。そんな「妖精ジージー」をN,Yさんが、深く記憶に刻み込むかのように手で触り確認している。それにしても薄曇りとは言え、「ウーーン、暑い。」歩いていて汗が顔を滴れ落ちる。今年は6月22日の夏至を過ぎたとたんに日々真夏日が続き、そのうちでも35度以上の猛暑日が各地で発生しており、今夏の電力不足の環境の中、これからの暑さが思いやられる。

 路傍には「南沢あじさい山」のPrologueを示すがの如く白い紫陽花、アナベラ、青紫陽花等々が、咲いており、観客をあじさい山に誘導している巧みなる演出だ。やがてあじさい山の分岐に到着し、我らは潺の音を聞きながら、右の道を行く。ここら辺りは村落という感じで、まるで古にタイムスリップをしたようなのどかな風景に心が癒される。そして左側の細い道を登るとここが第1の目的地「深沢・小さな美術館」到着となる。すると誰かが「サメが泳いでいる。」と指をさしているが、私は「まさか淡水にサメはなかんべさ。」と話したのだが、後でこの美術館の主、奥様に聞いてみると淡水でも飼育できるサメだとのこと。この「深沢・小さな美術館」は、今から9年前に建てられた瀟洒な家で、これが「友永詔三(ともながあきみつ)展示館「小さな美術館」だ。中には小さな喫茶室もあり、そこから眺めると緑濃い庭に池があり、「鯉」が悠々と泳いでいる。流石に造形作家らしく、すべてに造形の工夫が施されていた。作品は、木彫や版画など異色作品が多いが、ここにはNHKテレビで昭和54年から57年に放映された「プリンプリン物語」で使われた人形本体が展示されている。もちろん友永氏の作品だ。細身の少女の立像が目につくが、シンプルではあるが、反面繊細な作品でもある。

 yuupoler全員がこの美術館の見学をするものと思っていたら、7人のyuupolerが、美術にはまるで興味がナイトばかり、外で待っているとのことだ。それで私達繊細なるyuupoler8人だけで、館内の展示物をゆっくりと見学する。さすがは造形作家、裸婦像も一本の木を巧に彫刻し、その優美な曲線を描いている。また、「プリンプリン物語」で使われた人形本体が展示されている。そんな芸術を鑑賞し、大きな錦鯉が泳ぐ池に突き出るように配置されているバルコニーで、そんな錦鯉を眺めながら悠々とアイスコーヒーを飲む。しかし、彼らyuupoler7人は、こんなゆったりとした雰囲気を味わうこと無く、おそらくヤブ蚊に刺されながら外で待っていると思うと哀れささえ感じてしまう。
「7人のyuupoler、ゴメンネ。ゴメンネ。でも自分が選んだ道だものね。仕方ナカンベサ。」

 そんなバルコニーで、ゆっくりと寛ぎ予定では、「深沢家屋敷跡」を第2の目的地として見学することになっているのだが、おそらく外で待機している7人のyuupolerは、見学する気持など失せていると思い、ここはパスをすることとした。因みにこの「深沢家屋敷跡」は、この美術館から少し奥に歩いたところに有り、 現在は、門と土蔵が残っているが、案内板によると「深沢家は江戸後期より土地集積を行って、山林地主として大きく産を伸ばし、江戸中期には深沢村の名主役に就任、幕末には、「同心株」を譲り受け、江戸幕府の御家人である八王子千人同心に就き、村内鎮守社の神官を勤め五日市憲法を創案したとのことだ。

 そして美術館から少し戻りあじさい山の分岐にいたり、そこを右に採り、あじさい山へと向かう。その路傍には白、青、赤紫等々の紫陽花が植栽されており、当に紫陽花ロードだ。その路傍には模擬店が立ち並び農産物等を売っている。そんな模擬店を横目で眺め大枚お一人様、300円をポストが立つ「あじさい山鑑賞料投入口」のポストに入れてあじさい山をゆっくりと登りながらその参道の両側に植栽されている数多くの紫陽花を鑑賞して歩く。O,Sさんもそんな紫陽花の大輪を触り感触で鑑賞している。 この「南沢あじさい山」は、南沢さんという(80歳)の個人の所有地であるという。山間にある「あじさい」は約1万本、南沢さんが40年もかけて丹精込めて植え込んだという。

 そんな紫陽花を観賞し、中腹の休憩ポイントで、昼食タイムを採ることとした。早速冷えた缶ビールとチクワを皆さんにお配りをする。とこれは今までの遊歩で合ったが、今回は冷凍したカチカチになったトマトを皆さんにお配りをする。これが暑いところを歩いてきただけにじつに冷たく美味しく絶品だ。私はブチューと缶ビールの栓を取りその冷えたビールをゴクゴクと飲む。これもまた、暑いところを歩いてきてすっかり喉が渇いていただけに喉ごしがたまらないうまさだ。するとあちこちでプチュッと音がして密かに持参した缶ビールを飲んでいるようだ。また、箱パックのお酒も飛び出しこれも紙コップで飲んでいる。マア、何てことは無い。何時もながらの遊歩の昼食Thymeの風景では内科。

 そんな昼食タイムを採り、山道の両側に植栽されている色とりどりの紫陽花を見ながら徐々に登り詰め、やがてそんな紫陽花も終わるとこれから南沢さんが、南沢林道までの近道として開拓した細い山道に入り、急登が続くだけにU,Yさん、S,Mさんの歩調が乱れ極端にペースが遅くなり、ゼイゼイハーハーと息を切らしながら登ってくる。それはそうだろう。普段でも登りが苦手な吾人、ビール、お神酒が入っているからたまりません。「楽あれば苦有る。」マア、ゆっくりと登ってキテケレヤ。

 そして一同が南沢林道に到着し、これから約、40分広い林道を時たま聞こえる野鳥の声を励みにスタコラサッサと歩き行く。それから十里木の交差点に到り、多摩川にかかる吊り橋を渡り本日の第4の目的地「瀬音の湯」に到着した。この瀬音の湯は、2007年、東京都あきる野市にオープンした秋川渓谷・瀬音の湯。“森の中にそっとおく置く”というイメージで設計を進めたというだけあり、平屋建ての建築は、山の景色にすっかりとけ込んでいる。とろみがあって肌に吸い付くような感触のph10を誇るアルカリ性単純泉が魅力。露天風呂からは、スギやヒノキの樹木が植えられマイナスイオン効果抜群である。

 ここで男女別に分かれ、そりゃそうだろう。男女一緒なら嬉しい限りだが、
・・・ (;_;)
屋内は日曜日だけに結構混雑している。私も皆さんに段取りを説明するのに自然と声が大きくなってくる。しかし、混雑しているのも脱衣場までで、浴室に入ると意外と空いており、内風呂そして露天風呂とph10のツルツルした温泉は肌に心地よく炎天下、歩いてきた疲れが取れるようだ。そんな温泉に入った後、お目当ての生ビールを飲もうと思ったらこの休息所が、込んでおり、お負けに食堂のスタッフが、少なく生ビールを飲むのにも時間がかかってしまい、やっと来たその生ビールのジョッキも見事に細くスタイルが良いので、あっという間にその生ビールが胃袋に収まってしまった。これで450円とはバカ高でさすがの私も二杯を飲む気になれなかった。 (^^;)

 こうして7月の「あじさい山遊歩」もまた、色々な思い出を心に残し、Happy ENDとなったのであった。

      オシマイ


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