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My山行Memo1996年




★★☆★★☆★☆★☆★☆★☆★




山行日  1995年12月31日〜1996年1日〜2日
山行先  鳳凰三山  薬師岳・観音岳・地蔵岳
行 程  甲府→夜叉神峠(宿泊)→薬師岳→観音岳→地蔵岳→鳳凰小屋(宿泊)→     御座石温泉(入用)→穴山→立川
感 想  

 冬だと言うのに雪は余り積もっておらず、期待はずれでした。何しろ御座石温泉が入浴料、マイクロバスともで4000円には全く驚いてしまった。


山行日  1月7日
山行先  関八州見晴台と高山不動尊・黒山鉱泉
行 程  吾野→高山不動尊→黒山三滝(入浴)→越生→池袋
感 想  見晴台の景色が良かった。


山行日  1月14日〜15日
山行先  雲取山・三条の湯
行 程  奥多摩→お祭→三条の湯→雲取山→白岩山→三峰神社→大輪→三峰登山口     池袋
感 想  雪は山頂にに少しあっただけでむしろ白岩山に多くあった。三条の湯がと     ても良かった。


山行日  2月11日〜12日
山行先  赤岳
行 程  新宿→茅野→美濃戸口→行者小屋(宿泊)文三郎尾根→赤岳山頂→地蔵尾     根→行者小屋→美濃戸口→太陽館(入浴)→茅野→新宿
感 想  雪も結構積もっており、無事に市角さんと後藤さんが赤岳に登頂でき       ました。


山行日  3月3日(土)〜4日(日)
山行先  金峰山と増富温泉
行 程  三鷹→中央高速増富温泉→ミズガキ山荘→富士見小屋(宿泊)→金峰山→     富士見小屋→ミズガキ山荘→増富温泉
感 想  富士見小屋がとにかく寒かった。雪はまあまあ積もっていた。


山行日  3月10日(日)
山行先  文台山と尾崎山・城山温泉
行 程  高尾→大槻→
感 想  犬が最初から最後迄着いてきた。


山行日  3月18日
山行先  秩父御岳山と両神温泉
行 程  猪狩神社→猪狩山→秩父御岳山 往復 薬師の湯(入浴) 車での移動
感 想  兄弟が両神山荘に集まったので其の帰りに山行をする。


山行日  3月31日(日)
山行先  御前山  会の下見
行 程  奥多摩→境橋→栃寄大滝→避難小屋→御前山→サス沢山→奥武多摩湖→奥     多摩駅
感 想  会山行の下見 カタクリの花が顔を見せていた。


山行日  4月7日(日)
山行先  社山と中禅寺温泉
行 程  浅草駅→日光→中禅寺湖→社山
感 想  雪に写った中禅寺湖と男体山がとてもきれいだった。


山行日  5月3日(金)〜5日(日)
山行先  立山三山
天 候  3日(快晴)4日(快晴)5日(吹雪のち曇り)
標 高  雄山(3003M) 大汝山(3015M) 富士の折
     立(2999M) 真砂岳(2861M) 別山(2880M
行 程  3日(金) 上野駅(2日/23:58急行能登)→冨山(6:03・6           :25)→立山(7:10・ケーブルカー4時間待ち11:           20)→美女平(11:30・バス11:45)室堂(12           :40→みくりが池温泉(13:50)
     4日(土)  みくりが池温泉(7:20)→一の越(8:→雄山(9:           40)→大汝山(10:30)→富士の折立(11:00)           →真砂岳(12:00)→別山(1:00)→別山乗越(1           :50)→雷鳥平(3:00)→みくりが池温泉(3:50)     5日(日)  みくりが池温泉(9:00)→室堂山(11:00)→み           くりが池温泉(11:30)・14:00)→室堂(14:           20・14:→美女平(15:40・ケーブルカー16:4           0)6:50・17:10)→冨山駅(17:40・21:           29急行加賀)→上野(5:31)
感 想   急行能登で上野を出発発って早朝に冨山駅に降りたった。電鉄富山駅に     向かう。朝の空気が心地よく眠い気分も吹き飛びそうである。立山駅に近     づくと車内アナウンスが美女平のケーブルカーは、4時間を待つことを告     げた。其の瞬間皆から「えっ」っとどよめきの声が挙がる。 今から4時     間を待つということは、 11時頃になってしまうではないか。4時間も     何をしていたらよいのか・・・!!。(^^;) 

      駅に着くとケーブルカーの駅には、人で大混雑である。仕方がないので     駅前のロータリーで昼寝と朝から御神酒を頂いてここはじっくりと待つこ     とにした。 それにしても4時間は長い、たまらないので私は近くを散策     することとした。やがて時間も11時頃となり、 やっとケーブルカーの     乗車時間となり美女平に向かう、 上昇するに連れて綿帽子をかぶっう、     途中名物となっている、 雪の壁にさしかかった。 今年は雪が多いので     高さが20メートルにも成っているとのこと、本当に雪壁がそびえ立って     いる。良く崩れてこないものと感心をしてしまう。 室堂に着くと観光客     で、あふれかえっている。立山アルペンルートは人気の所なのでいつも混     雑をするが、山に来たのか、 観光に来たのかわからなくなってくる。昼     食にマス寿司を食べて一路みくりが池温泉にと向かう。
     
      今日の計画だと浄土山に行く予定であったが、 余りにもケーブルカー     が待たされたので、 計画を断念をしてみくりが池温泉の前の急斜面で、     シリせーどをして遊ぶ。地獄谷に行って沸々とわき上がる熱湯に、 改め     て自然の神秘さに感動をする。 冷えた体をみくりが池温泉の湯船にドッ     プリと浸かって、 暫し至福の時を楽しむ。登山もさることながら温泉に     入れるということが、 今回の目的でもある。 ましてやこのみくりが池     温泉は、日本の最高地にある、 温泉でそれだけに感激も又、格別である。     サッパリとした気分で夕食を頂いて美味に舌鼓を打って、 生ビールを飲     んで超ご満悦である。 食堂には談笑の声が一段と大きく皆幸福でいっぱ     いなのだろう。食後は個室で又、お酒を飲みながら山の歌や童謡などを歌     って、なごやかな一時に皆の頬もゆるんで明日の立山の無事を願う気持ち     が自然にそうさせるのであろう。 明日は早いので適当に繰り上げて眠る     ことにした。


      4日早朝、朝風呂にゆっくり入って寝ぼけた体にかつをいれて、さっぱ     りしたところで、 朝食のバイキング料理で、 今日の長い縦走のスタミナ     を取るためにしっかりと腹につめ込んで、 サブザックの軽装で屋外に飛     び出す。アイゼン・ピッケルと雪山装備も万全で雪原を一路一の越に向か     う。体が朝なのでシャンとしていないので登りが堪える。一面の銀世界で、     行く手にドーンと立山三山の雄姿が見える。 否が応でも闘争意欲が沸い     てくる。「ヨシ・やってやろうじゃあないか・・・!!。」 と心でつぶ     やいてひたすら急登をうつむいて登っていく。20分も歩くと体も慣れて     快調に足が前にでていく。すると「グエ、グエ、グエ」と雷鳥が私達に挨     拶をしてくる。何時見ても声は悪いが姿形は、愛くるしい鳥である。斜度     はかなりきつくなりようやく一の越に到着をした。ここで一本とって雄山     を目指して足を運ぶ、雪は岩場には、剰り着いていなくてアイゼンがキシ     キシと音を立てて歩きにくい。雪と岩のミックスに成っている急斜面をピ     ッケルを突き立てて上へ、上へと登っていく。

      空はあくまでも青く、まさに山日和である。最後の急登をつめるとやが     て雪に埋もれた鳥ないが思わず手を合わせて祈願をする。これから斜面を     トラバースをして、狭い雪道を大汝山に向かう。 富士の折立と私達一行     は快調なペースで進んでいく。 真砂岳は雪原があくまでも白く輝いて、     それはもうきれいである。 風もなく穏やかで雪のクッションが効いてい
     て足も快適に前へ進んでいく。時刻も丁度12時なので昼食タイムとす
     る。(^_^)  みくりが池温泉で注文をしたおむすびをパリパリ海苔を巻い     て食べる。熱いお茶がとてもうまい、やはり冷たい物よりも暖かい物の方     が体に活力が、わいてきそうな気がして、 とても落ち着いた気分になっ     た。昼食を済ませて、イヨイヨ別山の急登にとりつく。 ここは雪が全く     着いていなくてガレ場をアイゼンをキシキシといわせて登っていく。ここ     ら当たりまで来ると体も疲労を感じて足どりも重たくなってきた。あえぎ     あえぎ一歩一歩と登っていく。 「山頂はまだか」心で叫んで口をヘの字     に結んで登っていく。 (;_;)  山頂近くになると雪が又、 着いていて     歩き良くなってきた。 すると目の前にガーンと剣岳の雄姿が鎧、甲をま     とったようにスクット屹立している。 まさに山の王者の感があるみんな     剣の雄姿に暫し見とれて声もでない。この時期に剣登頂を目指してアタッ     クをしている。アルプ (網干隊5名がむせんで剣岳山頂に立ったと連絡     が入ってきた。 \(^O^)/

      1時間置きに連絡を取り合っていたが、 遂に彼らも念願の剣岳山頂に     立つことが出来て、本当にめでたいことである。 下山に注意をして事故     の無いようにテント場に到着することを心から祈って、 私達は別山乗越     へと歩を進めた。 ここから雷鳥沢は、快適な雪稜歩きでアイゼンを効か     せてバンバンと雪の斜面をかけ下って行く。途中からはシリセードで一気     に滑り下る。 気分は爽快、 (^^)  急な斜面もあっという間に下ってし     まった。 下りがあれば登りもあったのを忘れていた。(^^; )      下りきったところから又、 登りとなって今までの疲れがドットで出来た     のか、足が重たくなって歩幅も小さくなってピッケルを杖がわりに使って     登っていくようになってしまった。 やっとみくりが池温泉に着いたと思     ったらそこは、雷鳥荘だったのでみんなガッカリとしてしまった。もう一     踏ん張り歩いてようやっとみくりが池温泉に着いた。丁度8時間、さっそ     く温泉に入って疲れた体を真から暖める。 そして楽しい食事だ。生ビー     ルが実にうまい疲れも一片に吹き飛んでしまいそうである。 食堂では、     何らかの目的を達成したのか、みんな大声で今日の出来事を話し合ってい     る。私達も立山三山縦走を達成したので、よく飲み、且つ良く食べる。外     を見ると吹雪になっており、明日の奥大日岳の登頂が心配になってきた。    疲れも手伝ってウトウトと眠くなってきたので、早めに寝ることとした。

      朝、目覚めると外は吹雪で何も見えない。 天気予報がピッタリと当た     ってしまった。 これでは奥大日岳はあきらめねばならないのか。ガッカ     リである食事をして1時間ほど様子を見ていたが、吹雪は治まらず、遂に     奥大日岳の登頂はあきらめて浄土山に行くこととした。 希望者だけが雪     の中を浄土山を目指したのであるが、 途中どうしてもホワイトアウトで     方向がわからなくなってしまて進路を室堂山に変更をして、 雪が降りし     きる中を登っていった。 山頂らしきところについて、急いで雪の斜面を     みくりが池温泉にと引き返す。 そして再び風呂に入って着替えを済ませ     て室堂に向かった。 帰りは冨山の街で北陸名物をたらふく食べて、急行     加賀に乗って東京にと向かった。 オシマイ


山行日  5月19日(日)
山行先  蕨山(1044M)・ さわらびの湯 (奥武蔵)
歩 程  6時間
行 程  西武池袋駅(7:15)→飯能(8:06・バス8:25)→名郷(9:     35)これより徒歩0、20→林道終点−2、00→蕨山−0、30→藤     棚山−0、40→大ヨケノ頭−0、45→金比羅神社−0、50→さわら     びの湯(入浴休憩)−0、10→河又湖バス停入り口−バス・1、10→     飯能→池袋駅
感 想   天気は曇り空であったが変化に富んだ良い山だった。


さわらびの湯温泉  

源泉名    名栗温泉
湧出地    埼玉県入り間郡名栗村大字下名栗682ー2     
知覚的試験  微白濁弱硫化水素泉
湧出量    毎分20リットルPH値9。11
主な成分   陽イオン、ナトリウム、653ミリグラム、マグネシウム、16ミリ       グラム、カルシウムイオン、30ミリグラム、陰イオン、フッ素イオ       ン2ミリグラム、硫酸イオン、150ミリグラム、炭酸水素イオン1       44。6ミリグラム、
交 通    車の場合国道299線で「飯能へ」飯能より先は県道70号線(飯能       名栗線)にて名栗方面へ飯能より約30分
電車の場合  西武池袋線「飯能」下車飯能駅より名栗車庫・ 名郷・湯ノ沢行バス       乗車約50分「河又」下車
徒歩約10分
営業時間   AM10時〜PM6時
定休日    毎週水曜日(祝祭日を除く)
入浴料金   大人 800円  小中学生 400円
電話     0429(79)1212
設備     シャンプーリンスボディーシャンプー・石鹸・ドライヤー
       ジャブジーバス・うたせ湯・蒸気浴・露天風呂・広い浴槽
感 想    建物も広く清潔で浴室も大きく洗い場も広くとってあります。
露天風呂は取ってつけたようなプラスチックの浴槽で狭く二人も入れ       ば満員ですこれは感心しません。設備が大きいためか落ち着きがあり       ません。健康ランドようです日帰り入浴の施設としては仕方のないと       ころでしょうか。


山行日  6月1日(土)〜2日(日) 1泊2日
山行先  笠取山(1953M)・川浦温泉
歩 程  1日目 4時間50分  2日目 6時間30分
行 程  1日 新宿駅(6:43)→高尾(7:30・7:57)→塩山(9:1        3・バス9:31)→新地平(10:14)これより徒歩(10:        30)→雁峠(13:30)→笠取山小屋(14:10)→笠取山        (15:20)→笠取山小屋(15:50)宿泊)
     2日 笠取山小屋(6:00)→雁峠6:15)→古礼山(8:00)→        水晶山(8:25)→雁坂峠(9:15着・10:15発)→広瀬        (13:30)ータクシー→川浦温泉(16:00)ータクシー→        塩山(16:28)→高尾→三鷹
感 想 

 今回はこれまでに雲取山から金峰山まで、秩父主脈縦走をして歩いているのですが、其の途中で笠取山だけが、縦走路からはずれている関係で取り残されていたので、笠取山に行くことにしました。

 新地平でバスを降りて、車道をダラダラと登って行く、今日から6月になり、お天気もまずまずで少し歩いていると汗ばんでくる。沢の清流のさわやかな音を聞きながら歩いていくと足どりも軽くなってくる。しかし、時たまダンプカーが通り過ぎていく、そのたびに埃を舞い上げて折角の良い気分を壊してしまう、早く山道に入りたいものである。やっと山道に入ったのでここで昼食を取ることにしました。ウグイスがホーホケキョッと美声をほこるが如く盛んに鳴いている。しっかりと昼食を取ってこれから雁とうげに向かう、唐松の芽吹きが何とも言えず可愛らしい、やっと冬の寒さから開放されて芽を出した、本当に生まれたばかりのまさに新緑、これから育っていくそのまず第一歩を記したのである。1時間も歩いただろうか。広い草原という感じの雁峠に着いた。

 正面におむすびの形をした笠取山が見えて当たりは茅との原で明るく気持ちの良いところである。こんな所でトカゲをしてゆっくりとしたいものであるが、そうもいかないので笠取山小屋に向かう、小屋にザックを置いて笠取山へと向かう、水干神社で水に困らないように参拝をして、多摩川の源流を見に斜面をかけ下って行くとホントウにチョロチョロと水が流れている。コップが置いてあったのでソレで多摩川の源流の水を一杯口にした。癖もなく本当においしい水である。ここから多摩川が始まっているかと思うと感激である。138Kを走って海に注いでいるのだ、まさに川の流れのようにそこにはいろんな事があるだろう、自然の営みは本当に素晴らしいものである。

 笠取山山頂を目指して急登の斜面を一歩一歩登る。シャクナゲの花が一つ、二つ花を付けている。まだ早いのかほとんどがつぼみのままである。程なく1953Mの笠取山山頂に着いた。当たりを見ると樹木が真っ黒く焦げている。きっと雷にでも遭ったのだろうと思ったが、後で笠取山小屋の人に聞いてみるとタバコの不始末で山火事を起こしたのだそうである。全くどうしようもない馬鹿がいたものだタバコをすっても良いが、きちんと 吸殻は始末をしてもらいたいものだ。貴重な自然がミルも無惨に破壊をされてしまっている。どんな神経をしている奴なんだ。少しは考えろよといいたい、当たりの笹の葉も元気がない、これも後で小屋の人に聞いたのだが雨が降らないので水不足で元気がないのだそうだ。冬でも余り雪が降らないのでこうゆうことになってしまうのだそうである。

 小屋に着いてビールで喉を潤して、夕食の仕度にとりかかる。豚汁とうどんで酒を飲みながらおいしく頂く、酔いも手伝って過非常に眠くなったので早めに寝てしまった。翌朝は4時頃だったか、「テッペンカケタカ」とホトトギスが朝の第一声を上げて「みんな朝だよ、起きろ」と私達を起こす。眠い目をこすりながら起きて朝食の仕度をして野鳥のコーラスの中を朝靄の煙る山道を雁坂峠に向かう、それにしてもいろんな野鳥がいるもんだ。ホトトギス、カッコウ、ミソサザイ、ウグイス、コガラ、ツツドリ、コルリ・・・等々あとは私にはわからない、雁峠から登りとなって古礼山にへと足を進める。ブナの新緑が目に易しく緑のカーテンを広げて初夏の演出をしてくれる。古礼山に程なく到着をする。ここから水晶山に行く道が最も秩父らしい所ではないでしょうか。厚いコケに覆われた岩、ブナの大木、じめっとした感じ、すると陰性な面からぱっと開けた雁坂峠に到着をした。日本三大峠の一つだそうだが、なるほどうなずけるものがある。ここでゆっくりと早めの昼食を取って昼寝を少ししてから急下降の斜面を下っていく。急下降も程なくして歩きやすい道となってナメラ沢の渓流を聞きながら更に下っていく。渓流と新緑とが相まってソレはもう天然の美といったところで暫し見とれてしまう。最近開発された父ふと雁坂峠の下をトンネルで結んで、道を作って山梨との交通の便を良くするためか、道路が出来ている。その為に登山道は鉄のパイプで柵をしてあり自然が歪曲されてしまって、これで良いのかと考えさせられる場面に出くわした。来年の9月に全線が開通するそうだが、排気ガスの影響屋良ゴミやらが問題になるのではないでしょうか。少々の不便は目をつぶって自然を主に考えられないものか。改めて考えさせられるまっさらな道路とトンネルを見て、折角山に行って良い気分だったのに幻滅を感じてしまった。

 広瀬のバス停でタクシーが来たので、ソレで川浦温泉に行って温泉にゆっくりと浸かってビールを飲んで、今日の山行の締めをしました。


山行日  96年7月6日(土)〜7日(日)
山行先  焼山〜蛭ケ岳〜桧洞丸(西丹沢)
天 候  6日(土) 曇り  7日(日) 小雨後大雨
料 金  橋本駅→三ヶ木 390円・三ヶ木→焼山登山口 460円
     箒沢→新松田 1150円
行 程  6日(土) 横浜線橋本駅(11:02)→三ヶ木(11:50着・12           :00発)→焼山登山口(12:15)着・13:00発)           →焼山(15:45着・16:00発)→黍殻山避難小屋            (17:00着) 宿泊
     7日(日) 黍殻山避難小屋(5:25発)→八丁坂の頭(5:50)→
           姫次(6:20)→原小屋平(6:30)→蛭ケ岳(8:0           着・8:30発)→臼ヶ岳(9:40)→金山平乗つ越し            (10:40)→蒼ガ蒼ケ岳山荘(11:45着・12:1           5発)→桧洞丸(12:20)→テシロノ頭(13:10)           →石棚山(14:00)→箒沢(16:40・バス17:1           3)→新松田(17:55)
感 想 

 最近丹沢の山を歩いていないので、西丹沢のブナの林の中を歩いてみたくて、焼山から桧洞丸まで歩いてきました。途中で黍殻山避難小屋に宿泊をしたのですが、ここがとても清潔でトイレもきれいで、建物も大きくて、周りは草原で白い建物が、高台に立っておりまるで別荘のようでロケーションも良く感じの良い所でした。

 焼山登山口でバスを降りて、バス停の前の諏訪神社で昼食を取ってこれから西丹沢の縦走にと出発である。空はどんよりと曇っており天気が今一心配である。車道を10分も進むとやがて左側に焼山登山口が見えてきた。舗装をされた道が登山道に変わると、木々も高くなりウグイス、ホトトギスが盛んに警戒をしているのか、ケッキョケッキョと鳴いている。それにしても蒸し暑い、汗がダラダラと流れ出てくる。今回の山行は、避難小屋泊なので水を5リッターもかついでいるのでかなりズッシリとして重たい、ザックは20Kgの重量である。まあ、雨が降らないだけよしとしなくてはいけないか。ダラダラとした登りが続いている。ウツギの花が白く粉をまいたようできれいだ。その他に花としてはイチリン草、ホタルブクロ、ノバラ等が目につく。丹沢山行はずいぶんと久しぶりで、2年も前に大山に来て以来かな。ついついと奥多摩や中央沿線の山に足が向いてしまって、丹沢の山は御無沙汰であった。FyamaノRepヲ見ていると結構丹沢を皆さんが歩いているので、近いうちに是非、歩いてみたかったのであるが、それが今回実現をしたので嬉しくてたまらない。登山道は良く整備をされてとても歩きやすい。段々と傾斜をましてやがて、焼山山頂二と飛び出た。鉄骨でくんだ展望台が、ドーンと立っている。何だか自然と調和をしなくておかしな気持ちがするが、樹木が高くて展望がきかないので神奈川県としても少しでも気分を良くしてもらおうと、税金をつぎ込んでくれたので、ここはまず敬意を称して、展望台に登った。明日に行く蛭ケ岳、丹沢三峰等の尾根が遠望できてこれくらい高くすると展望は抜群でまるで高い木にでも登っているようで、爽快な感じがする。

 黍殻山は山頂に行っても余り展望もないようなので、登山道に従いパスをして、避難小屋へと向かう、園地避難小屋と書いてある標識があるが、黍殻山避難小屋と書いてないので躊躇をするが、かまわず標識に従って進むと、そこは草原になっており、その草原の高台に白いまるで別荘の建物のような大きくてきれいな避難小屋が目に飛び込んできた。避難小屋というから、汚い暗い小屋をイメージをしていたが、何の何の立派な小屋で冬でも良いように大きなストーブが置いてあった。先客が一人寝袋にくるまって寝ていた。挨拶をしてさっそくビールで乾杯である。同行のOさんが昨日誕生日だというので、ハッピーバースデーの乾杯も合わせて行う。一息入れて夕食の仕度にととりかかった。中華丼と味噌汁で結構おいしい夕食である。明日は朝4時に起きるので、早々に寝ることとしました。

 朝鳥の声で目が覚め、朝食のスパゲッティを食べてこれから長い山歩きの始まりである。朝霧に包まれて当たりは白いカーテンをかけたようにぼんやりと木々が見えて、幻想的な光景に何か神秘なものを感じる。それにしてもブナの原生林が西丹沢には、良く残っているもので、この貴重なブナの林を絶滅させては決してならない。杉のようにまっすぐと伸びていなくて、くねくねと幹が曲がっていて、何か芸術的な曲線で高久天に突き出している姿は、その個々の木々達の歴史の重みを感じないわけにはいかない。笹の葉の茂ったトンネルをくぐったりして、やがて広々とした姫次という場所に着いた。ここで一本とってから又、歩を進めて。蛭ケ岳へと向かう。しかし、丹沢はなぜ崩壊が進んでいるのだろうか。絶えず補強をしていないと、山の形がまるで変わってしまうのではないでしょうか。丸田で急な斜面を補強したり、砂袋で路路岸を補強したりとその作業に当たる人は本当に大変な努力と忍耐でその任務に当たっている。私達は山に入って楽しんでいれば良いが、その影にはこの人達の苦労があることを改めて知った次第である。階段状の登りを一歩一歩登りきると、蛭ケ岳の山頂に到着をした。今日は小雨混じりの天気なので、人はわずかに一人で、丹沢山の方から来たという、お互いに写真のシャッターを押しあったりして挨拶を交わす。暖かいものを口に入れて、桧洞丸へと出発である。下りは今までの登山道とは違って、ゴロゴロとした道を急下降で下る。丹沢の二面をくしくも経験をした。臼ヶ岳を過ぎて一段と崩壊が目立つ金山平乗越を過ぎて桧洞丸の急登をあえぎあえぎ登ると、蒼ケ岳山荘に着いた。今日は暇なのか誰もいないがお邪魔をして、ここで昼食をとることとした。外は一段と雨が強くなってきたので雨具を出して着ることとした。桧洞丸の山頂は5分も歩いたところで、団体さんが話をしていた。ホバイケソウを守るために木道が敷設してある所を歩いて箒沢にと向かう。この当たりもブナの大木が見事に枝を高く伸ばして葉をたわわに茂られて堂々と立っている。

 道は石棚山コースとつつじコーストに別れているが、石棚コースを歩くこととした。雨は先ほどより小雨になっているので雨具を脱いで歩く。しかし、ここら当たりまで来ると結構疲れているので、下りがとても長く感じる。同行者の一人がバテてきたので速度が大分落ちてきた、このままだと箒沢に到着するのがかなり遅くなるだろう。クサリ場を何カ所か通過をしてようやっと箒沢の河原に到着をした。5時13分のバスにどうにか間に合いそうなので河原の休憩所でびしょぬれになった衣服を脱いで新松田駅雪のバスに乗り込んだ。言うまでもなく駅前で生ビールの大を二杯も飲んでしまった。 それにしても今日は良く歩いたものだ。 (^_^)


山行日  7月20日(土)〜21日(日)
山行先  岩手山と網張温泉
天 候  20日晴れ・21日晴れ後曇り
行 程  20日(土) 19日(金)東京駅八重洲南口(23:10発・夜行高速            バス)→盛岡(6:30着・6:52発)→滝沢駅(7:            03着・バス7:25発)→馬返し登山口(8:10着)            馬返し登山口(8:30)これより徒歩 一合目(9:0            5)→三合目(10:10)→四合目(10:30)五合            目(11:15)→大蔵石(六合目)(11:50)→七            合目12:35)→八合目避難小屋(12:50着・13            :45発)→岩手山山頂(14:45)→八合目避難小屋            (15:45) 宿泊
     21日(日) 八合目避難小屋(5:45)→不動平(6:00)→御苗            代湖(7:50)→切通し(8:50)→黒倉分岐(9:            10)→姥倉分岐(9:25)→網張温泉スキー場登山リ            スト(10:30)→網張温泉(11:10) 入浴 網            張温泉(12:00)→盛岡(13:00)

 今回目にした高山植物
        

 ミヤマウスユキソウ、アズマギク、トウゲブキ、イワブクロ、ヨツバシオガマ、ギンリョウソウ、コケモモ、イワカガミ、オオバキスミレ、チングルマ、コマクサ、キンポウゲ、サンカヨウ、ミヤマハンショウヅル、ヤマオダマキ、シラネアオイ、ハクサンチドリ、エンレイソウ

感 想 

 今回は盛岡に行くのに初めて、夜行高速バスを使って移動をすることで、高速バスがどんなものなのか、ゆっくりと眠れるのか不安であったが、なかなか快適な乗り心地で盛岡駅に早朝に到着をした。滝沢駅から馬返し登山口にバスで向かう。乗客は私達だけで何だか貸し切りなので悪いようなきがした。少し霧雨が降っておりこの先の天気が心配だったが、そう崩れることもないだろうと安心をして岩手山登山の代一歩を踏み出した。

 広い馬返し駐車場からは、キャンプ場の中を少しの登りで、鬼又清水と名づけられた水場のある馬返し登山口に着いた。水筒に水を補給をして出かける。この岩手山は盛岡の北西にそびえ、八幡平国立公園の南東部に位置する休火山である。

 コニーデ型の美しさと爆裂で出来た外輪山やカルデラ壁は、各山麓から眺める山容を異にし、南部富士とか南部片富士などの別称で親しまれている。登山口はこの馬返しコース、網張温泉コース焼け走りコースなどがあり、各コースの山麓には山の温泉宿もあり盛岡の風景は岩手山によって生きているともいわれる秀峰である。

 登り口はミズナラやブナの林で始まり林の登山道を登り下りし、林中の尾根へ登る。やがて左側に少し眺望が開ける赤い火山土の斜面上部を通る。林間の道は間もなく平良になって分岐に出合う。林中を登る道と谷沿いの道の二俣で、いずれも大差なく小さな祠のある一合目で一緒になる。すぐ林から抜け、粘土質斜面の上は眺望の広がる二合目に到着をする。ここから新道と旧道に分かれるがどちらも七合目の矛立てで合流をするので景色の良い旧道を取ることにした。三合目を過ぎると斜度、高度ともに増し、夏の陽射しがギラギラと照りつけて、汗がダラダラと流れ出てくる。ザックが肩にくい込んで痛い、見晴らしはあいにくと雲海によって遮られて何も見えない、可憐な高山植物が咲く岩稜帯が五合目まで続く。ジクザクの瀟低木帯の道から火山砂に変わり、斜度はますますきつくなってきた。六合目の大蔵石で一本立てて、のどの渇きと空腹を水分とフルーツゼリーで補給をして炎天下七合目に向かう、ここで樹林帯の新道と出合う。山頂の外輪を右に見ながら、平坦な道は八合目の避難小屋へと続く、ようやく今日の宿泊地の小屋に到着をした。小屋は立派な小屋で大勢の登山客が昼食を取ったりしてきつかった登りのことを考えたり景色を見たりして休息をとっている。私達もさっそくクーラーバックから冷えたビールヲ出して乾杯である。「アーーア、

 実にうまい」ビールが乾ききった喉に行きよい良く流れ込んでいく。昼食休憩を一時間もとっただろうか、これから山頂のお鉢巡りに出かけることにする。ミネヤナギやハイマツの間に色とりどりに咲く高山植物帯の不動平から、コマクサ、オヤマソバ、イワブクロなどが生育する火山砂の斜面を、お鉢と呼ばれる外輪に登る。山頂には5メートル間隔で石仏が祭られている。それぞれの願いを込めて麓から重い石仏をかついで登ってきたのだろう。改めて歴史の重さを感じる。中央にポッカリと大きな火口が口を開けており火山砂に隠れるようにコマクサが咲いており空には秋でもないのにすじ雲が浮いており、何か天然の神秘なものを改めて感じた。岩手山最高地点薬師岳に向かう。

 広大なパノラマ展望に思わず息を呑む。コマクサが群をなしてこの当たりにも咲いており、長い冬の季節を絶えて今ここに可憐な姿を見せている、コマクサよ本当に頑張っているねと声をかけたくなるような可憐な花だ。再び不動平に戻って、今夜の宿泊地八合目の小屋に戻り夕食の仕度をして、疲れも手伝って過早めに寝てしまった。

 早朝鳥の声に目が覚め朝食をとって一路網張温泉に向かって下山である。御花畑コースといわれる下山路を行くことにした。この道は最近になって開発をされたらしい。御花畑コースと名が付いているだけに高山植物が咲き競っている。中でもシラネアオイの群落は見事である。私はコマクサよりもシラネアオイの方が色彩や形に置いても数段と好きだ、こんなにシラネアオイが咲いているところはまずないのではないか、本当に岩手山に来て良かったと改めて思う。御花畑という平坦な所に到着をして、御苗代湖の神秘的な風景に時間があったらここで昼寝でもしていたい気分であるが、そうも行かないので一息ついてリフト乗り場にと急ぐ。途中黒倉分岐、姥倉分岐を過ぎてスキーリフト乗り場に着いた、3機のリフトを乗り継いで網張温泉に着いたが、何しろ時間がないので入浴も30分と慌ただしくハイって12時のバスで盛岡駅に向かった。時間があったのでワンコそばを何杯食べられるか挑戦をしてみたが72杯であっけなくダウン。以外と食べられないものでそばを口にして食べようと思うのだが気持ちが悪くなってとても食べられない、何でもそばを噛んで食べるようになったらもうダメだそうである。

 今回は天気にも恵まれ、たくさんの高山植物が見られたのがとても良かった。網張温泉では時間がなかったために、風呂にゆっくり入れなかったのが残念だった。
 (^_^)/


山行日  8月2日(金)〜5日(月)  3泊4日
山行先  薬師岳(北アルプス)
天 候  4日間共晴天
行 程

2日(金)
 池袋東口(西武高速バス・23:05発)→冨山(5:50着・バス6:20発)折立(8:10着9:15発)→太郎兵衛小屋(14:15着) 宿泊

3日(土)
 太郎兵衛小屋(5:50発)→薬師峠(6:10)→薬師平(6:55)→薬師山荘(7:50)→薬師岳(8:50着9:15発)→北薬師岳(10:30)間山(12:50)→スゴ乗越小屋(14:00)  宿泊

4日(日)
 スゴ乗越小屋(6:15)→スゴ乗越(7:05)→スゴノ頭(8:15)→越中沢岳(10:20)→鳶山(13:10)→五色ケ原山荘(14:00) 宿泊

5日(月)
 五色ケ原山荘(7:30)→ザラ峠(8:15)→獅子岳(9:25)→鬼岳の雪渓(10:30)→龍王岳(11:30)→浄土山(12:00)→みくりが池温泉(14:00)入浴休憩 室堂(16:20)→美女平(17:00)→立山(17:40)→冨山(18:40・23:20急行能登)→上野(6:05)

感 想

2日(金)

 1日の夜、池袋から高速バスに乗って、2日の早朝に冨山駅に到着、そこから更に直通のバスで折立に向かい折立にオリタテ。 (^^) ここで朝食をしてからいよいよ薬師岳縦走の始まりである。最初の樹林帯の登りは久しぶりの22Kのザックが重く感じる。樹林帯なので風が吹かないために、ものすごく蒸し暑く汗が滝のようにダラダラと流れてきて、胸は早鐘を打ったようにドキドキとして「この先大丈夫かいなあああ」と心でつぶやいて皆の後にヘタヘタと着いていく。

 それにしても何と天気の良いこと、まるまるのピーカンで空には入道雲がモクモクと沸いている。この先3日間とも天が見方をして晴れることを祈って歩を進める。今日のコースは太郎兵衛小屋まではそんなに登りもきつくなく、登山道というよりもむしろ林道に近い状態の道をゆっくりと登っていく。途中石をきちんと敷き詰めた石畳の所を登っていく。草原場ののどかな風景に風もひんやりとしていて気持ちがとても良い、チンヴルマ、トウヤクリンドウ、ハクサンイチゲ、ハクサンチドリ、ウサギギク等が今を盛りと咲いている。特に一段と目立ってニッコウキスゲの黄色い大輪の花が、群落をしている所では思わずみんな歓声を上げて写真を撮ったりしてその花の見事さに感嘆する。ゆっくりと歩いて5時間もかかっただろうか、やがて大きな太郎兵衛小屋が見えてきた。皆思わずフーと息をもらして「ヤレヤレ一安心だ」という感じでホッとする。
 太郎兵衛小屋の前には大勢の登山客が、思い思いにくつろいで山の風景を満喫している。特に冨山から来た子供達の一団が元気良く走り回っている。この太郎兵衛小屋は各登山コースの起点になっているので、それだけに賑やかさも相当なものである。それでも寝るときには手足を十分に伸ばしてゆったりと寝ることが出来たのでまずは良かった。

3日(土)

 さあ、イヨイヨ薬師岳縦走の本番が始まった、太郎兵衛平を過ぎて薬師峠のキャンプ場を過ぎると、ゴロゴロとした登りで、まだエンジンのかかっていない体には堪えるきつい登りでやがおうでも目が覚めて気合いが入ってくる。そんな登りも終えて薬師平に到着をする。ここで一本を立てて、あそこが薬師岳山頂だろうと誰かが指を指すが、どうも違うようで更に薬師岳山頂は奥に鎮座しているようである。目の前に見える山はニセ薬師岳だろうということになった、遠望すれば白山が見えてその雄姿を堂々と現している。薬師岳山荘でおいしい牛乳を飲んで、これからの薬師岳山頂への登りに備え体にカツを入れて、ジクザクのザレ場を一歩一歩と登り詰めていく。一汗流してやがて薬師岳山頂2926Mに到着をした。360度の大展望に皆感動をする。

 薬師岳山頂から残雪が白く映えるカールを臨んで、北薬師岳へと向かうここら当たりから岩稜帯になって非常に歩きにくくなってきた。岩場で悪戦苦闘をして北薬師岳に到着をする。振り返れば薬師岳山頂が大カールの上にドッシリと聳えておりその姿に神々しささえ感じる。さすがは信仰の山だけに手を合わせたくなってくるのは、登山者がみんな感じる思いだろう。間山を過ぎて樹林帯に入ってやがて突然とスゴ乗越小屋に到着をしてまずはビールで乾杯をする。ここの小屋は場所的にも険しい所に建っており、小屋も狭くて人があふれており、外に大勢の登山者が談笑をしている。当然寝るところも狭くて一つのフトンに二人で寝るような状態である。まいったのは隣に寝ている叔父さんが高イビキをかいて我関せずと寝ていることである。全くバイクの音と一緒で鼻でも摘んでやろうと思ったくらいである。 (;_;) 

4日(日)

 いきなりの急登で息が来て手ハアハアゼイゼイと苦しい、朝の登りは本当に堪える。スゴ乗越の頭に出るまでが大変な岩場の登りで、それが過ぎると又、越中沢岳の急登がこれでもか、これでもかと容赦なく私達にダメージをかけてくる。越中沢岳の急登が終わったら、もう急とはないと思ったが、何の何の待っていました、鳶山の急登が最後の関門を通過すると今度こそやっと穏やかな下りとなってそこはもう、御花畑の世界で雪渓と高山植物がコントラストをなしてもう驚嘆の連続である。タカネシオガマ、トウヤクリンドウ、タテヤマリンドウ、イワイチョウ、アオノツガザクラ、イワカガミ、ゴゼンタチバナ、キヌガサソウ、ワタスゲ、キンポウゲ、カラマツソウ、トリカブト、イタドリ等々五色ケ原に着くまで花のオンパレードで、苦しい思いをしただけにその感激はひとしおである。五色ケ原の木道を渡っていくと、そこにやっと着きました、五色ケ原山荘に今日が一番疲れたかも知れない、皆安堵のため息をついて小屋にとはいる。嬉しいことに風呂があって汗を流せるのが何よりである。部屋も個室で寝具も気持ちが良く旅館に来たようである。                                                      5日(月)                                       
 夜中から激しい雨と風が窓をたたく、これでは明日は停滞になるのかなと心配になる。朝、風と雨はやまずに出発を大幅に遅らせて7時30分に出ることとした。何と今まで風と雨が吹きまくっていたのに、ピタリとやんでサアサアおでかけなさいといわんばかりに天気になった。まさに天の助け、普段の行いがよいからで・・・!! 「そうでもないか」 (^@^; 木道を渡って五色ケ原とも別れを告げてザラ峠にと向かう。ザラ峠を過ぎると本日のハイライト獅子岳の急登が待っている。岩場のきつい登りが延々と続く。途中でザックが6、7個位置いてあったが昨日登山者が滑落をして五色ケ原山荘に来たが、その登山者達のザックであろう、雨に濡れてぐっしょりとなっている。ケガは大したことはなかったようで本当に良かった。私達も気を引き締めて一歩一歩と獅子岳を登っていく。獅子岳の急登が終わると鬼岳の大雪渓のトラバースで全く息をもつかせない変化の連続で、雪渓を慎重に渡って最後の登り龍王岳に到着、これはつらいここら当たりまでくると足もバテバテでやっと龍王岳を通過をして、最後の浄土山に達した。ここからが岩場の急下降となって雪渓に降り立った。雪渓を一気にかけ下ってみくりが池温泉に無事到着。本当に長い長い山旅だったが、やっとゴールインである。暖かい温泉にドップリと浸かって暫し至福の時を堪能する。今回四日間とも晴天に恵まれてケガもなく山旅が出来たことは本当に良かった。Iさんも感激で目頭がジーンと熱くなったといっていたが本当にそうだろう。全盲でよくぞこなしたものだ。それから女性二人が良く頑張ってサポートをしてくれた、本当に良かった、良かった。これで夏山も終わった。もう夏が終わったと思うと淋しい気がする。


【日 程】:平成8年8月17日から18日
【山 域】:奥秩父
【山 名】:甲武信ヶ岳
【ルート】:
 8/17 西沢渓谷入り口(9:45)−東沢(10:15)−山の神(12:00-12:25)−東ノ
    ナメ沢(13:10-13:20)−釜ノ沢出合(14:15-14:35)−両門ノ滝(15:40
     -15:55)−ヤゲンノ滝(16:20)−広河原上部(16:55)幕営
 8/18 広河原上部(6:40)−水師沢出合のナメ滝下部(7:25-7:50)−木賊沢
     (8:50)−水場(9:15-9:35)−甲武信小屋(9:45-10:30)−西沢渓谷入
     り口(14:30)

【天候】:8/17 曇り一時小雨,8/18 晴れ後曇り

【感 想】:

●東沢の出合から山の神まで
 以前の記憶は全くなく、何でこんなに高巻くのっていう感じでした。最初、
高巻きの道を見落として、豪快な滝に行き当たった。水量が豊富で、大きな
釜を持って、なかなか見事な滝でした。巻道では、ミヤジノホトトギスとソ
バナ(たぶん)をたくさん見ました。山の神では、レンゲショウマを初めて
見ました。すーっと伸びた茎の先にきれいな花と丸いつぼみがついていると
ころが特徴的で、とても印象に残る花でした。

●山の神から釜ノ沢出合まで
 乙女の沢、東のナメ沢、西のナメ沢ときれいな沢、豪快な沢が続きます。
以前印象に残っていたのは、東のナメ沢だけでした。落差300mのナメ滝
は、冬凍ったらすばらしいアイスクライミングのゲレンデになりそうですね。

●釜ノ沢出合から広河原まで
 出合からすぐに現れる魚止めノ滝、それに続く千畳ノナメ、両門ノ滝は釜
ノ沢を代表する滝で、さすがにきれいでした。今回は、できれば1日で釜ノ
沢を抜けたいと思っていたことと少し寒いくらいだったので、水遊びをしな
かったけど、暑いときには水遊びが最高ですね。曲り滝も両門の滝も、右側
を巻きました。ヤゲンの滝は、右側のカンテ状を登り、すぐに現れる6m滝
は左側を巻きました。
 17時少し前に広河原の最上部(もう沢が狭まるところ)の付近にテント
を二張り張って、たき火をして暖まりました。

●広河原から甲武信小屋まで
 草鞋の減耗を避けるために、滝までは登山靴や運動靴で行きました。水師
沢の出合のナメ滝の下で草鞋をつけました。減耗の激しいTさんは落ちてい
た草鞋の方が痛みが少ないと言うことで拾って履いていました。この方が環
境にもいいしね。(^_^;)
 この滝を過ぎてからは、体力勝負ですね。傾斜がぐんぐん増してきて、こ
れでもかこれでもかと続きました。水場の水を水筒に汲み、家へのおみやげ
にします。
 甲武信小屋の脇は、ヤナギランのお花畑。赤紫色の花が、一面に咲いてい
てすばらしかった。お花畑の前で記念写真。(^_^)花が汚れる?(^_^;)
 甲武信小屋の犬に挨拶して、おやじさんに「去年の今頃大勢で来たグルー
プのもんです。」と言ったら覚えていてくれました。おやじさんと環境とか
選挙の話をして、戸渡尾根の下山にかかりました。おやじさんは、今度参議
院に立候補するかも知れないよ〜。(^O^)/
   (山行記録は、元、六つ星の会員Aさんの記録です。)


山行日   96年9月1日(日)
山行先   淡雪山と興因寺山・積翠寺温泉
行 程   高尾→甲府→湯村温泉→湯村山→堂の山→千代田湖→淡雪山→興因寺山      →穴口峠→積翠寺温泉(要害)
感 想

 今日はとても暑い日で、私は何だか息が苦しくてバテバテでした。
山自体は余りぱっとしない山です。積翠寺温泉がメインでした。

信玄の隠し湯「積翠寺温泉」

 9月1日に甲府の里山「淡雪山と興因寺山」に行った際に一風呂浴びてきた
ので報告を致します。

 当温泉は、今から400年前、信玄の父、猛将信虎が要害城を築城した時、
その山麓に諸病に大変効能のある鉱泉が湧出しているのを発見し、一族の療養
の場としたのが、当温泉の起源です。武田信玄はこの要害の地で生まれ、この
温泉で産湯を浸かったと伝えられております。永禄4年9月(1561年)川
中島の合戦で名将武田信玄が上杉謙信の越後勢を撃退し甲斐に凱戦をしたと
き、当温泉で傷病兵を治療したことは、史実として有名です。武田氏滅亡の後
は、村人がこの地に浴槽を造り、諸病の治療をしたところ、素晴らしい効能を
示しました。これが「信玄の隠し湯」と呼ばれる由縁です。

 この効能が実証されたのは、明治37〜38年(1904〜1905)の日
露戦争の時です。傷病兵治療のために新たに泉源を掘削し、県衛生試験所の泉
質検査を受けた結果、神経痛やリューマチに著しい効能があると評価をされま
した。

 温度は18度で加熱をしております。無色透明で肌に優しい感じです。

設備  石鹸のみ  入浴料金  500円並み000円(新館と旧館とで料
金が違うようです。)
※  私達は旧館の方に入ったのですが、 1000円を取られました。 この
点、一寸疑問です。風呂場は広くて浴槽も広く気持ちの良い浴室でした。

=成分  わかりませんでした。

 尚、この積翠寺温泉にはこの要害(ようがい) ともう一つ古湯坊 (こゆぼ
う)の2軒の旅館があります。古湯坊の旅館は改築中で休業中でした。

ハイキングコースとしては
 湯村温泉→湯村山→堂の山→千代田湖→淡雪山→興因寺山→穴口峠→積翠寺
温泉
歩程 4時間30分のコースがあります。

住所  〒400 山梨県甲府市上積翠寺町
電話  0552ー53ー2611


山行日  9月22日(日)〜3日(月)
山行先  横尾山 
     六つ星山の会15周年記念山行
宿泊場所  金山平有井館

行 程  車で韮崎インターをおりて増富温泉に向かって、金山平有井館に宿泊をし     て翌日横尾山を全員で登山をした。

感 想  

 六つ星山の会の15周年記念山行だと言うのにあいにくの台風で計画を大幅に変更をして金山平の有井館にて15周年記念イベントを行って、翌日は横尾山の登山をして帰りは明野村の温泉に入って、塩山で食事をして大渋滞の中を東京に帰ってきた。


【日 程】:平成8年10月10日から10月12日
【山 域】:朝日連峰
【山 名】:以東岳、寒江山
【行 程】:10/10 鶴岡−(タクシー)−泡滝ダム(8:20)…冷水沢(9:50)…
         大鳥小屋(タキタロウ山荘)(12:15着)泊まり
      10/11 大鳥小屋(6:30)…以東岳(11:10-11:55)…狐穴小屋(14:05着)泊ま         り
      10/12 狐穴小屋(7:15)…寒江山(8:35)…竜門小屋(10:05-10:30)…竜門         山分岐(10:50)…熊糞山(11:35)…日暮沢小屋(16:35)−大井沢の         民宿に泊まり
【天 候】:10/10 晴れ 10/11 晴れ 10/12 曇り

感 想
10月10日(木)
 座席の椅子をあまり倒せない狭い夜行バスを降りて、頼んでいたマイクロ
が来るまで朝食にする。雲は多いけど天気は良く、これから楽しい山行にな
りそうだ。
 マイクロバスで泡滝ダムまで入る。泡滝(あわたき)ダムの周辺には、車
 がたくさん止まっていた。しかし、山の途中で会った人は少ないので、たぶ
 んキノコ狩りの人が多かったのだろう。
 ダムの左手に延びている大鳥川(おおとりがわ)に沿って登山道は延びて
 いる。谷沿いの道はまだ紅葉が始まっていない。足下には、キバナアキギリ、
 アキノキリンソウ、リンドウ、ダイモンジソウなどが咲いている。途中に茂
 っている太いブナの木を新緑さんに触れてもらう。両手では、抱えきれない
 大きさに新緑さんはビックリしていた。
 沢に沿って1時間半、吊り橋を渡ったところが冷水沢の分岐だった。この
冷水沢はどう読むのだろう? 「ひやみずさわ」「れいすいざわ」「つべた
みずさわ」いろいろ考えられるけど、どれが本当かな?
 金平糖(こんぺーとう)のような花はママコノシリヌグイだろうか? 足
 下には、ブナの実がたくさん落ちている。まだ落ちたばかりのトチの実も転
 がっている。痛んでいないトチの実をひとついただいていくことにする。も
 っとたくさん拾ってくれば、トチ餅が作れたかも?
 登るにつれて化穴山(なんて読むんだろう?)方面の紅葉が目に飛び込ん
でくる。稜線付近は、かなり紅葉しているようで、楽しみが膨らんでくる。
七ツ滝沢を渡って、しばらく行くとキノコ取りのおばちゃん二人とすれ違っ
た。さらに行くと、いよいよ大鳥池(おおとりいけ)への最後の急登だ。わ
 ずか100m位だから、たいしたことはないとたかをくくっていたが、いや
 いやなんのすごい急登だった。少し行くと、どうも我々が歩いている道は、
 ルンゼ状のところを直登していることに気づく。その道を、ジグザグに登っ
 ている道が時々横切っているので、喘ぎだした先頭は、ジグザグの道に変え
 た。それでも、なかなか空が近づいてこない。尾根の斜面を少し長いトラバ
 ースが始まると、じきに尾根上に出た。少し行くと大鳥池も見えて、程なく
 大鳥小屋についた。
 大鳥小屋は、別名タキタロウ山荘ともいうようだ。小屋の看板はタキタロ
ウ山荘になっていた。小屋番の人がいたので、一人1000円を払って小屋
にはいる。立派な小屋だ。我々は7人で、入り口のすぐ右側のところを使わ
せてもらう。鳥でも探しに散歩に行こうかなと思っていたけど、下から持ち
上げたビールが出ると、もう尻に根が生えてしまう。それでも、池の畔に行
こうということになって、重い腰を上げる。大鳥池の堰を越えて、登山道の
脇から畔に下りる。小石が池の上を何段飛ぶかなんて童心にかえって遊び、
そのうち踊りまで出てしまった。(^_^;)
 帰って、飲みながら夕食の支度をして、食べ終わった18時頃、私が最初
にダウンして眠りについてしまった。

10月11日(金)
 明け方3時頃外に出てみると、満天の星空が広がっている。オリオン座が
頭上に輝き、明けの明星も姿を現していた。
 5時頃起き出して、朝食の準備を始める。今回は2〜3人ずつ班を組んで
班毎に食事のメニューを決め、持ってくることになっている。私は新緑さん
と、力うどんを食べた。昨晩と今朝でかなり重い食料が減ったので、食料を
担いでいた新緑さんは、少しは重量が減ったと思うのだが?
 大鳥池の畔で直登コースと別れ我々はウツボ峰経由の道を行く。登り始め
るといきなり急登だ。木の根に掴まって登るような急登が延々と続く。途中
でカメラバッグを二つも肩からぶら下げた男性を含む3人パーティーに追い
越された。このパーティーとは、竜門小屋まで抜きつ抜かれつ同じようなペ
ースで進んでいた。
 傾斜が落ちる頃、ようやく三角峰(さんかくほう?)手前のピークに着い
 た。ここからは、足下に大鳥池がよく見える。何かすぐしたに見えるので、
 喘ぎながら登った2時間でこれしか上がっていないのかと、少しがっかり。
 しかし、この付近から紅葉は本番を迎える。左手の戸立山や三角峰の紅葉は
 すばらしい。ウツボ峰から東沢に落ちる紅葉も、尾根筋の上の部分だけに太
 陽が当たって、何ともいわれぬ雰囲気を作り出している。これから向かう以
 東岳(いとうだけ)は、それほど標高差はないけど、まだまだ遠い。稜線に
 は、以東小屋(いとうごや)がちょこんとのっかっているようだ。
 三角峰を巻いていると、湿地にニッコウキスゲが咲いている。こんな時期
に咲いているなんて、びっくりだ。
 主稜線に出て、ウツボ峰に向かっていると、後ろの方に月山(がっさん)
 と鳥海山(ちょうかいさん)が見えてきた。数年前から登りたかったあこが
 れの山を見ることが出来た。嬉しくなって、前を行くみんなに「おーい、月
 山と鳥海山が見えるよー。」と声をかけた。みんなも振り向いて、喜んでい
 る。新緑さんにとっては、ふるさとの山だからなおさら感慨深いことだろう。
 頭の上にはイワツバメが飛び交っている。おや、イワツバメだけでなく、
アマツバメもいるぞ。かなり大きいからもしかしたら普通のアマツバメでは
ないかも知れないと思い、野鳥図鑑を出して調べてみる。尾は切れ込みがな
く短い。しかも腰のあたりは白い。背中は少し白っぽい。お、これはハリオ
アマツバメじゃないか。数年前、小野子山(おのこやま)でぽんぽんさんか
 ら教えてもらったハリオアマツバメは、しっかり見る前に遠くへ飛んでいっ
 てしまった。でも、今回はたくさん、長い時間飛び交っていたおかげで、し
 っかりと自分で識別することができた。
 足下には、背が低く濃い紫のタカネマツムシソウや白い花のハクサンイチ
ゲが咲いている。もうじき雪が降るのに、子孫の繁栄に間に合うのだろうか、
心配になってくる。
 ウツボ峰から、いくつかアップダウンを繰り返し、ようやく以東岳に到着。
これから行く狐穴小屋(きつねあなごや)も見えているし、最初雲に隠れて
 いた大朝日岳(おおあさひだけ)も次第に見えてきた。その右側遠くに飯豊
 (いいで)の山並みも見えている。後ろには大鳥池が足下に見え、鳥海山も
 月山も見えている。東の方には、うっすらと海岸線も見える。山頂には我々
 の他に無線をやっている人が二人と、数人の学生のパーティーがいた。天気
 も展望も良いので、少し早いけどここで昼食にする。TさんとTKさんから
 水で戻す餅をもらって、ほくほくだった。疲れたときには、やっぱり甘い物
 が良いね。
 さて、ここからは多少アップダウンがあるけど、気持ちの良い稜線歩きが
始まる。ただ、最初は岩の多い歩きにくい道だ。後ろの新緑さんの顔がゆが
んでいるのが、爽やかな風に乗って伝わってくる。滑りやすいところも多い
ので、慎重になおかつスピーディーに通過する。時々後ろのKさんとIさん
の悲鳴が聞こえる。あー、スッテンコロリンをやったな。まあ、大きな怪我
をすることはないだろう。鞍部に来るとクマザサの絨毯と草紅葉の草原が交
互に現れる。右手の斜面はすばらしい紅葉だし、まさに稜線漫歩の気分だ。
顕著なピークの中先峰(なかせんぽう)を越えると、狐穴小屋が間近に見え
 る。下って、登り返しトラバース気味に行くと、今夜の宿狐穴小屋に到着す
 る。
 小屋にはいると結構人はいるが、我々のスペースも十分ありそうだ。入り
口のすぐ右側を確保する。ここは出入りには便利だが、トイレが近くて、時
々来る猛烈な臭いには、閉口した。ここでも、早速飲み始め、周囲の人たち
の迷惑も顧みず、大きな声で馬鹿を言い合っていた。Kさんは、水割りを6
杯くらい飲んだろうか、もう完全に出来上がっていた。(^_^;) 逆に歩登寿
さんは、今日は早めに横になった。かなりうるさかったけど、7時頃には消
灯にしたから、回りからは苦情は出なかった。
 夜0字頃、外に出てみると、満天の星空が広がっていた。天の川がくっき
り見える。だけど、下の方には雲海が広がっている。そろそろ天気が下り坂
のようだ。

10月12日(土)
 3時頃起きて外に出てみると、すっかり雲に覆われて星はほとんど見えな
かった。やっぱり下り坂は間違いないようだ。今日は、この後事件さえ起き
なければ、大朝日小屋(おおあさひごや)まで行く予定だった。ところが、
朝食が済み、テルモスに入れるお湯を沸かして、荷物の整理をしようとした
とき問題が起きてしまった。テルモスを持って起きあがったとき、姿勢が悪
かったせいか、どうも腰が痛いなあと思ったけど、すぐに直ると思っていた。
そして、しゃがんで荷物を整理しているとき、新緑さんから水筒を取って欲
しいと頼まれ、それを取ろうと右に振り向いたときだった。腰のあたりに激
痛が走った。「痛てー!」思わず、大声を上げ、自分でも何がおきたかしば
らく分からなかった。何がなんだか分からないけど、もしかしたらぎっくり
腰なのではと思って、取りあえず横になる。歩登寿さんが、すぐに湿布をし
てくれる。さらにその上から、指圧で治療をしてくれる。さらに鎮痛剤もも
らう。なんとか体を横にしたり、仰向けにしたり出来るものの、ちょっとで
も動かすと息が止まりそうな激痛が走って、しばらく緊張する。そんなこと
を繰り返していたが、これからどうしたらよいのか不安になってくる。他の
メンバーは、歩けるようになったときのためにザックの荷物を分担して背負
ってくれる準備をしている。時間がたつにつれて、だんだん寒気がしてきた。
小屋の戸を閉め、衣類を掛けてもらうが、まだ少し寒い。
 そんなとき、ぎっくり腰の経験のある新緑さんが、ぎっくり腰になった次
の日に富士山に登ったときの経験を話してくれた。これが自分に勇気を与え
てくれた。「そうか、起きあがりさえすれば、なんとか歩けるんだな。」そ
う思って、起きあがろうとするが、全く腰に力が入らず、また横になる。う
ーん、山岳保険に入っているとはいえ、こんなところでヘリコプターを呼ん
でたまるか。気を取り直して、もう一度挑戦。ゆっくりゆっくり上体を持ち
上げて、その次に二階に上がる梯子に掴まって、腕力でじわりじわりと起き
あがる。おー、やった。何とか立ち上がったよ。しかし、ふらふらしていて、
足下がおぼつかない。それでも、小屋の中を慎重に歩いてみた。お、何とか
歩けるぞ。しかし、ガタガタ震えがくるくらい寒気がする。新緑さんからフ
リースのジャケットを貸してもらい、その上に合羽を着て、なんとか寒気も
収まった。
 慎重にトイレをすまし、Tさんに靴を履かせてもらい、外に出た。Kさん
からは、ステッキを貸してもらい、もう完全に爺さんだ。
 本来は、大朝日小屋まで行く予定だったが、私がこんな状態では、一刻も
早く下に下りなければならないということで、コースを変え竜門山から日影
沢に下ることにする。
 ゆっくりゆっくり私がトップで登り出す。左手の方は雲海がきれいだ。新
緑さんが、「アルプさん、写真を撮りたいんでしょう」という。うーん、読
まれているなあ。(^_^;) Iさんにわがままを言って、カメラを出してもら
う。カメラ1台ならぶら下げていても、支障はないようだ。
 北寒江山(きたかんこうざん)の山頂手前だったと思ったけど、ピークに
数人がいた。登りついたところに男女のパーティーが待っていてくれた。通
り過ぎようとしたら、「FYAMAの人じゃないですか?」と声がかかった。「え、
えーそうですけど」「アルプさんじゃありませんか」「え、どうして知って
いるんですか」「私は緑樹(りょくじゅ)です。視障者の人をサポートした
パーティーだったので、もしかしてと思って」そんな会話をしたはずですね。
山の中でいつかFYAMAerと出会うときがくると思っていたけど、まさかこんな
ぎっくり腰の時に出会うとは。「じつは、ぎっくり腰になってしまい、予定
を変更して竜門山(りゅうもんざん)から下るんです。」といったら、緑樹
さんはビックリしていた。(^_^;) お互いに「それでは気をつけて」と分か
れた。
 しかし、本来は明日、朝日鉱泉(あさひこうせん)に下山して、そこで新
緑さんの友達と落ち合う予定だったので、新緑さんの友達に連絡しなければ
ならない。Iさんの携帯電話で電波を飛ばしてみるが、ここは区域外だとい
うことで通じない。Iさんの携帯はデジタルだから、まだ局が少ないのだろ
う。その後、何度か試したけど、結局通じず、「そんなの捨ててしまったら」
なんて強力なジョークが飛びだしてきた。(^_^;)
 寒江山(これは「かんこうざん」が正しい呼び名だそうです)を過ぎた頃、
雲が切れて青空がのぞき始めた。お、今日もまずまずの天気かな? 日が差
し始めると、暖かくなってくる。今まで来ていたフリースの脱ぐ。
 左側の斜面は、黄色の紅葉がすばらしくきれいだ。すぐ足下には、まだ雪
渓も残っている。腰の調子もゆっくり慎重に歩けば、ほとんど痛みはない。
でも、今朝の鎮痛剤が効いているだけかも知れない。すばらしい草紅葉の原
っぱを通って行くと、竜門小屋(りゅうもんごや)に飛び出した。竜門小屋
の周囲は、すばらしい紅葉だ。私は腰をかばいながらも写真撮影に散歩する。
みなさんから貰うフルーツが最高においしい。
 小屋から少し登ると、例のカメラバッグを二つぶら下げていた男性のいる
3人パーティーが3人並んでスケッチしていた。あー、こんなのんびりした
山行もいいよね。本当は、今回は我々も1日5時間程度の行動でのんびり出
来たはずなのに。トホホ(;_;)
 竜門山の山頂の手前で、日暮沢(ひぐれさわ)へのルートを取る。このル
ートは、すばらしい紅葉の道だった。鞍部に下っている途中で、1羽のタカ
が上空に飛んできた。おや、あれはトビじゃないぞ。大きさはトビと同じく
らいだけど、尾に白黒の縞がある。双眼鏡でじっくり見たかったけど、今日
は双眼鏡は別な人にもって貰っていて、ザックの中だった。帰ってから調べ
たら、あの特徴からするとクマタカだろうと思われた。
 熊糞山(ゆうふんざん)への登りはものすごい急登だった。ここで少し休
み、清太岩山(せいたいわやま)に向かう。清太岩山で昼食にするが、例に
よって私は座ることが出来ない。結局この日は、小屋でやっとの思いで立ち
上がってから、日暮沢で車に乗るまで約11時間、立ちっぱなしだった。で
も、これが一番楽なんだもんね。座って立てなくなったら、それこそ大変だ
から。
 清太岩山からの下りは長い。エアリアマップでは、竜門山から日暮沢小屋
まで2時間10分になっている。私がゆっくり歩いているといってもそんな
にめちゃくちゃ遅い訳じゃあないはず。なかなか着かず、みんなガイドブッ
クに文句を言い始めた。
 途中、1200m付近だろうか、後ろから数人のパーティーが追いついて
きた。日暮沢に下りてから、バス停まで歩くのはきついので、何とかタクシ
ーを呼ぶことが出来ないかと思い、そのパーティーに携帯電話を持っていな
いか聞いてみたがダメだった。

 長い下りだ。しかも木の根が多く、視障者にはとてもきつい。私の後ろを
歩いていたTKさんも、弱視のため暗くなると足下が見えにくくなる。私の
白いズボンが役に立つのだが、それでもかなり苦労しているようだ。所々振
り向いて、足場を指示する。ようやく傾斜が落ちてきた。もう小屋が近いは
ずと思ったら、すぐに小屋が現れた。車も何台か見える。もう4時半になっ
てしまい、バス停まで歩けば、途中で暗くなるし、私の腰も心配なので、お
願いして車の人に乗せて貰うことにする。
 そう思ったとき、後ろからちょうど二人連れが車で帰るところだった。お
願いしたら、快く乗せて貰うことが出来た。取りあえず3人が乗って行くが、
他の4人もさっき尾根を下ってくるとき、携帯電話をお願いした人たちにす
ぐに乗せて貰うことが出来た。
 途中の大井沢の部落に民宿があるそうなので、そこまで送って貰う。車の
人たちにお礼を渡そうとしたけど、お互い様だからと受け取ってくれなかっ
た。地元の人たちだったけど、気持ちの良い人たちだなと思った。
 民宿の人も、急な宿泊にもいやな顔をせず、泊めてくれた。
 痛むから止めた方が良いぞとみんなから言われたけど、3日ぶりの風呂を
我慢できるわけがない。しかし、自分で足は洗えないし、パンツも下ろせな
いと言われて、新緑さんにサポートして貰う。何とかパンツは脱げたけど、
足を洗って貰って、当分新緑さんには頭が上がらないなあ。(^_^;)
 FYAMABCの山と自然の会議室にも書きましたが、泊まった民宿はキノコや山
菜の料理がたくさん出て最高でした。おばあちゃんも良い人だったし、他の
メンバーもぎっくり腰のおかげで、こんなにおいしい物が食べれたと喜んで
くれました。(^_^;)
 新緑さんの友達とも連絡が取れ、明日の朝迎えに来てくれることになりま
した。
 次の日は、山は歩かなかったけど、かえって平地の方が歩いていて痛かっ
たです。ぎっくり腰は大変だったけど、その代わりに大勢の人の人情に触れ
ることが出来て良かった。またサポートして貰う側の気持ちも少しだけ分か
ったような気がした、そんな思い出に残る朝日連峰でした。(^_^)
        (この山行記は素六つ星のAさんの記録です。)


山行日  11月3日(日)〜4日(月)
山行先  西丹沢縦走・菰釣山〜加入道山
天 候  二日間共に曇り
行 程  3日(日)
          新宿(6:43)→三鷹(6:56)→八王子(7:22)→          高尾(7:30着・7:48発河口湖行き)→富士吉田(9:          24着・9:30発バス)→平野(10:05着・10:25          発徒歩)→切通峠分岐(11:15)→高指山11:35)→          昼食休憩(12:25〜13:00)→大棚ノ頭13:10)          西ノ丸(14:05)〜西沢ノ頭(14:30)→樅ノ木沢ノ          頭(15:00)→油沢ノ頭(15:25)→ブナノ丸(16          :05)→菰釣山16:25)→避難小屋(15:00宿泊)

     4日(月)
          避難小屋(6:00)→ブナ沢ノ頭(6:30)→中ノ丸(6          :50)→城ケ尾山(7:30)→城ケ尾峠(7:40)→大界          木山(8:10)→モロクボ沢ノ頭(9:05)→バン木ノ頭          (9:40)→白石峠(11:25)→加入道山(11:50           昼食休憩12:30)→白石峠:40)→用木沢ノ出合(1           4:30)→西丹沢(15:25・バス16:10)→新松           田
感 想

 前回7月に西丹沢の蛭ケ岳と、桧洞丸を歩いたときに、今度は菰釣山の方から、西丹沢を歩いてみようと友人と相談をしたのであるが、それが今日のこの日に実現をしたのである。11月3日は晴れる特異日なので天気は大丈夫だと信じていたが、2日には朝から雨で3日の天気が心配になってきた。

 3日の朝は起きてみると、モヤに包まれて今にも泣き出しそうな天気だったが、天の神を信じて待ち合わせ場所の高尾駅に向かった。河口湖行きの電車に乗り富士吉田の駅で下車をして、バスに乗り山中湖左に見て平野の終点に向かう、あいにくと曇り空なので富士山は顔を出さない、天気が良ければドーンとドデカイ富士山が見えるのだが今日は駄目で顔を拝めなかった。日本人なら皆そうだと思うが、富士山を見るとなぜか落ち着くのである。

 バス停から舗装道路を切通峠に向かって歩き出す、途中テニスコートがあり皆それぞれにプレイをしていた。程なく道標が見えてきて左に曲がるように切通峠の指示があるが、地図ではまっすぐ行くようになっているのでドウヒョウと一寸躊躇をするが、道標を信じて左に曲がっていくことにした。さすがは山中湖のそばなのでこじんまりとした別荘がいくつも建っている。道は段々と人家から遠ざかって雑木林の中を歩くようになってきた。どうも切通峠には行かないで直接に高指山に向かっているようである。草原はススキが真っ白くなって、草も茶色く変色をして落ち葉も散り積もって、スッカリと晩秋の気配である。なぜかナデシコがイチリン可憐にも咲いていた。やがて切通峠の分岐に到着をした。やはり切通峠には行かないで中間点の分岐に来てしまった。道標を信じてきたのであるが、なぜかだまされたような気がして、今一納得が出来ないものがある。最初からコースの通りに来ないと面白くないもので何か間が抜けたようで気分は良くないが天気もまあまあ雨も降らずに曇りを保っているのでヨシとしよう。

 急登の高指山に到着をしてこれから長い西丹沢のたどる山旅が始まったのである。
スッカリと白いモヤに包まれて遠望はきかないが、それでも山中湖が白く光って見える。高指山を後にして大棚ノ頭に向かう、途中で時間も12時を大分廻ったので昼食休憩を取ることにした。 (^^) やはりこの時期には暖かいお茶が一番おいしい、おむすびをしっかり2個も食べてこれからの長い道のりに備えて腹一杯にして早々に出発をすることとした。大棚ノ頭に近づくと山伏峠からのハイカーが大分目立つようになった。大棚ノ頭をピストンをしてタンタンと続く長い尾根道を菰釣山を目指して進む、道は歩き良いのだが笹の葉が生い茂って視界をじゃまをする、さぞ夏は薮がうるさくて大変な道であろう。この道は東海自然歩道にもなっているので良く整備をされている所である。しかし静かだ。風の音だけで後は何も聞こえない、西丹沢の中でもここら当たりは余り歩く人もいないのであろう。落ち葉が分厚い絨毯を引いたようにビッシリと積もって実に足の感触がよい、するとそんな静寂を突然と破って「キーン」と甲高い声が聞こえた「アッ鹿だ」と誰かが叫んだ。西丹沢には鹿が多く棲息をしていると言うが、特にこの当たりは人も余り来ないので鹿ものんびりと歩いているのだろう。シカしなぜ丹沢には鹿が多いのだろうか。 (^^;) 登山道に金網が張ってあるのは丹沢ぐらいだろう。

 余りきつくないアップダウンを笹の葉を分けて、頭という名前が付いた箇所を幾たびか通り過ぎて、日が急激に傾いて当たりが暮色に包まれた頃にようやくこのルートで一番高い菰釣山に到着をした。山頂と言っても尾根の続きで特に山頂だと言う気がしない、白い霧に包まれて視界がないので余計に高度寛がないのかも知れない。ここで休憩を取って後一息で急の宿泊場所の避難小屋に到着をする。何と小屋には15人はいるだろうか。結構小屋は人で混んでいる。床にはすでに先客がしっかりと寝袋を置いて寝る場所を確保をしているので、仕方がないので私達は土間に備え付けの毛布を敷いてそこで寝ることとしてまずは夕食の仕度にとりかかる。今夜のメニューは海鮮鍋で海老、ホタテ、チクワ、シャケ、ハマグリ等々が鍋の中でグツグツと煮えている。そんな温かい鍋をつまみにしてビールで乾杯だ。20Kのザックを重たい思いをしてしょってきたかいがあるというもんだ。他の人達もそれぞれに夕食を作っておいしそうに食べている。これが山屋さんにとってまさに至福の時であろう。腹も一杯になったし、瞼モたれてきたので7時30分には寝袋に潜り込んで眠りについた。夜中になって「キュン、キュン、キュン」と変な声がする。何だろうとた寝ぼけた耳をすませて聞くと昼間聞いた覚えのある鹿の声ではないか。夜になって安心をしたのか小屋の周りをエサでもないかと思って歩いているのだろう。こんなに間近に鹿の声を聞いたのは初めてで、改めて自然の懐の深さに感心をして又トロトロと眠りについた。

 翌朝は6時に出発で、外に出てみるとスッカリと濃霧に包まれて視界はなく、これでは景色もままならない状態である。今日は昨日より行程が長いので頑張って歩かなければならない。しかし笹の葉とブナの木の風景は、どこまでも歩いていっても続くので変化がないためかどこも同じに見えてくる。そんな退屈な風景に、リスが木から木に移る姿が可愛らしく見ることが出来た。ヤマガラもチッチッチッと鳴いて晩秋の空を飛んでいく。道はやがて城ケ尾山に到着をしてここで休憩を取って更に足を進める。このコースは小刻みに目標があるので其の点は励みになって疲れ方が違うのはありがたい。道はやがてモロクボ沢ノ頭に到着をする。ここら当たりから登山道は広くなったようで時よりハイカーに遭遇をして挨拶を交わす。更に足を進めて白石峠に到着をして、今回の最高峰加入道山の最後の登りをクリアをして、山頂で昼食を取って再度白石峠に戻って、階段状の登山道を快調に駆け降りていく。途中に白石の滝を見て紅葉に染まった山々を眺めつつせせらぎの音を聞きながら用木沢出合へと向かう。今回の山行は西丹沢の自然の深さを十分に味わい、天候には恵まれなかったがしっとりしていて本当に良かった山行であった。 パチパチパチ


山行日  96年11月23日(勤労感謝の日)
山行先  秩父観音山
行 程
西武池袋駅(7:55)→西武秩父駅(9:50・10:25バス)ーバス→栗尾(11:10)これより徒歩 栗尾→地蔵寺(11:40)→仁王門(11:50)→西奥の院(12:20〜12:50 昼食)→観音院(13:00)→東奥の院(13:10)→観音山(13:40)→牛首峠分岐(14:00)→日尾城跡(14:25)→牛首峠(14:35)→地蔵寺(15:10)→栗尾

感 想

 秩父の古刹秩父観音院と観音山は静かな佇まいで落ち葉を踏んでの散策はしっとりしていて、そばもおいしくて買い物山行としても良かったコースです。


山行日  96年12月1日(日)
山行先  生藤山から高尾山
行 程
 新宿(6:43)→高尾(7:30・7:48)→上野原(8:08・8:28 バス)→岩楯尾神社(8:53・9:00発)→佐野川峠(9:40)→甘草水(9:55)→三国山(10:00)→生藤山(10:15)→醍醐丸(11:40)→和田峠(12:20)→陣馬山(12:40〜13:30昼食休憩)→景信山(14:55)→小仏峠(15:25)→城山(15:40)→高尾山(16:20)→高尾山口(17:20)

感 想

 今回は生藤山から陣馬山までのコースでしたが以外と早く着いたので高尾山まで足を伸ばすこととした。これは雪山に備えての訓練として行った。


山行日  96年12月8日(日)
山行先  塩船観音〜笹仁田峠〜七国峠〜岩蔵温泉

感 想

 忘年山行ののんびりとした山行です。岩蔵温泉が親切で食事も良くて良かったです。




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