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 Enjoy《ゆーぽぴあ・遊歩記》


       第61回遊歩
≪2008inふれあいコンサート鑑賞
   &食べ歩き遊歩の集い≫









  遊歩日   2008年3月1日(土)
  遊歩先   東京文化会館大ホール 「ふれあいコンサート」
  参加者   総数 18名
  天 候   晴れ


【コンサート内容】


【第1部】


“美しいギターの調べ”



●  ヴィラ=ロボス作曲  プレリュード bT
●  マ ラ ツ作曲    スペイン・セレナーデ
●  タルレガ作曲     アルハンブラの想い出
●  バリオス作曲     郷愁のショーロ
●  イルマル作曲     バーデン・ジャッズ組曲



【第2部】


“スペインの風にのせて”



●  ヒメネス作曲          サルスエラ「ルイス=アロンソの婚礼」間奏曲
●  ロドリーゴ作曲         アランフェス協奏曲
●  リムスキー・コルサコフ作曲   スペイン奇想曲



   
ギター演奏/荘村清志  管弦楽/東京都管弦楽団



  ≪遊歩記≫

 毎年恒例の「ふれあいコンサート鑑賞会」は、《ゆーぽぴあ》で参加をするのがは今年で3年目である。今回は上野にある東京文化会館大ホールで開催された。私は不覚にも2月10日に秩父柴原温泉「かやの家」の風呂場の段差を踏み違えてしまい左腓腹筋断裂症となり、その回復が長引きこの「ふれあいコンサート」にも山で使用するストックを突いての参加となってしまった。三鷹駅で《ぴあ・さくらんぼ》の5人の会員と合流し上野駅公園口に降り立つと早くもほとんどのyuupolerが集まっており、いつもながら皆さんの几帳面な態度に敬服をする。

 すると「Kさん、今日は」と声を掛けられた。見ると懐かしい六つ星山の会のT,Yさんではないか。何でも日本チャリティ協会に所属をしており、今日はそのボランティアで観客の誘導に当たっているとのことであった。彼は今でも六つ星山の会のChief担当者の任に当たり活躍をしている根っからの山好きな方である。やがて私達は参加者18名が揃ったので、会場である「東京文化会館大ホール」へと向かった。

 大ホールの館内に入ると会場が広いためか、以前にも増して既に大勢の観客が席に着き談笑をしている。私達はかなり前の方の座席の一隅を陣取りホッとする。それにしても障がい者が対象となる「ふれあいチャリティコンサート」だけに時たま大声で雄叫びが上がり、自分の主張をしている方がいたり、車椅子で来られている方々もおられ、全く知らないでこのコンサートに来られた一般の方は、きっとビックリしていることであろう。すると「Kさん」とまたまた、声を掛けられた。良く見るとyuupolerのK,Yさんで奥様と一緒に他のグループと来館しているとのことであった。

 やがてアナウンスがあり、第1部の開演となった。第1部は“美しいギターの調べ”というタイトルで荘村清志さんのギター演奏である。このギター演奏であるが、そのギターの音色が遠く微かに聞こえてくるだけで、、おそらくマイクを使用せずに演奏をしているのであろう。しかしながらこの広い会場では、マイクを使用しスピーカーを通してでなければ優しいギターの音色などは、全ホールの観客には聞こえるものではないのだ。そして私はたまらず1曲目が終わるなり、「マイクが入ってないのではないですか。音が小さくて聞こえません。」と大声で叫んでしまった。すると後方の席から「ギターの音色は静かに聞くものだ。」とさもクラシックに通じているような口ぶりで声を掛けてきた観客が居たが、狭いホールで少ない観客を相手に演奏するならマイクも無しでもかまわないだろうが、こんな大ホールで多くの観客を相手の演奏ならば当然マイクを使用しそのギターの音色をスピーカーを通して場内に流さなければ観客全員には聞こえるものではない。そんなことが分からないのであろうか。

 しかし、荘村清志さんは、そんなこと我感せずとばかり、ギター演奏に陶酔しており、順次曲目を引いて行く。私が最も期待をしていた「アルハンブラの想い出」も本当に遠く微かにその音色が聞こえるだけで全くガッカリしてしまった。こうして気が休まるどころか大いにストレスがたまるギター演奏も終わりとなり、20分間の休憩となった。

 第2部はニューヨークフィルハーモニーのオープニングミュージックになっている軽快なる「リムスキー行進曲」の演奏で開演された。第1部が期待はずれだっただけにこの軽快なる行進曲で会場の観客もリズムに合わせ手拍子をして、会場の方々からそれぞれの楽器を演奏しながら現れた東京都管弦楽団にもう大喜びである。そしてステージの定位置に付いた“スペインの風にのせて”というタイトルに寄せて、東京都管弦楽団の見事なる演奏が指揮者の元で始まった。

 そんな東京都管弦楽団の見事なる演奏も順次曲目を演奏し、最後に「世界でひとつだけの花」の曲を演奏し会場の観客がその歌を熱唱し終了となった。それから私達は予約をしてある居酒屋酒亭じゅらくへと向かった。この居酒屋は、2回が私達だけの貸切りの部屋になっているのであるが、その天上から更に上はいわゆるガード下なので、電車が通る度にガーー、ゴーーと大音響の演奏が始まるので、話をしている私達も自然と声が大きくなってしまった。耳の保養はさきほどのコンサートで済ませたので、今度は胃袋の保養とばかりに大いに飲み且つ食べて団欒のひと時を過ごした。