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Circle≪ゆ〜ぽぴあ≫・遊歩記

        第91回遊歩
      ≪高尾山BeerMountin2009・
 残暑の中城山から高尾山へ歩こう≫










 遊歩日:   2009年8月23日(日)
 遊歩先:   高尾山(599m) 高尾山ビアマウント
 参加者:   7名
 天 候:   曇り時々晴れ
 
 《行 程》
 相模湖駅=バス⇒城山登山口⇒城山⇒一丁平高尾山BeerMount(宴会休憩)=高尾山一号路⇒喫茶カフェ(休憩)⇒JR高尾駅

 ≪遊歩記≫
 毎年恒例になっている「高尾山BeerMount」の2009年の遊歩は、相模湖駅からバスに乗り城山登山口で下車し、そこから城山を目指しゴールの高尾山BeerMountへ向かうというコースだ。
 そんな参加者7名が、相模湖駅で勢揃いをして、バスに乗り城山登山口で下車する。RooNavのK,Mさんを先頭に2班編制で薄曇りの残暑の陽射しの中、いざ出発だ。私はこのコースの思い出としては、あれは何時であったろうか。今は《ゆーぽぴあ》から去って行ったO,Kさんと二人で高尾山の稲荷山コースから登り、一丁平を経て城山に着きそしてこのコースを下山路として下り、下山後は登山口のバス停近くにある「弁天温泉」で一風呂浴び相模湖駅へ行ったっけ。あ〜、そんなユニークな存在であったO,Kさんも今は晴耕雨読、悠々自適の田舎暮らしで人生を達観し過ごしているとか。これもまた、時の流れであろうか。

 私は第1班で、S,Mさんをサポートして、登って行く。S,Mさんの足の調子も大分良くなってきたとかで、それと今日は大好きなお酒が存分のメルト逢って実に嬉しそうに独特なスタイルで、私の後に続き足取りも軽快に登って行く。そんな山道を少し登ると茶屋があり、茶屋の店先でネコちゃんがとても気持ちよさそうに眠っていた。この茶屋もきっと下山するハイカーには、暫しの休憩場として、結構利用されているのであろう。山道は日影の竹林を過ぎ徐々に高度を増し傾斜がきつくなってきた。そんな傾斜が増すに連れS,Mさんの息も少しずつ乱れ歩調もアンバランスとなり、やや苦しそうである。

 RooNavのK,Mさんは、そんな私達を尻目にサッサと先頭で登って行くので、私も彼に遅れてはならぬとばかり歩を早めると後ろのS,Mさんは、そのテンポに合わないのであろう。たまらず息が上がりとうとう「少しゆっくり歩いてください。」と声が掛かる。私はそれに応えて歩調を遅くするが、すぐまた、歩を早める。こんな二人の珍道中も思えば5月の塩原温泉遊歩で、S,Mさんをサポートして歩きにくい山道を下ったが、S,Mさんにとっては、本当に去年負傷して以来の久々の山歩きだったので、辛いながらも躍動する五体の喜びを感じ「お陰で山歩きに自信がつきました。」と下山後に嬉しそうに話をしていた。私もそうであるが、負傷をして最初に山を歩いたときの感動は誠に嬉しいもので、それだけにS,Mさんさんの心境は実に良く分かる。

 そんな辛い急登の道もやがて緩やかとなり、「やって来ました城山へ。」ここで一本立てて休憩だ。S,Mさんは早速、水分補給とばかり缶ビールを飲むが、私は後に備えジッと我慢の子で、一切補給をしなかったら、身体に悪いからとばかりS,Yさんがオニギリをくれたので、それを食べて一息つく。そしてS,Mさんも水分補給をしたので、すっかりと元気になり、今度はサポートを浜のK,Kさんに代わり城山を下り一丁平へと向かう。しかし、この高尾山主脈コースは、何時来てもハイカーが多く賑やかである。そんな一丁平には、立派な「一丁平展望台」が出来ていたのには驚いてしまった。これもあのお節介なミシュランガイドでの星三つと言うことで、紹介されたためであろうか。登山道もすっかり綺麗に整い滑らないように丸太で斜面を階段状にしてあるが、これでは人工的に手を加えているために自然さが失い山を愛する者にとっては、ガッカリしてしまう光景である。

 RooNavのK,Mさんは、省エネとばかりに高尾山山頂には行かずトラバースして、高尾山の尾根道に出る。そして高尾山薬王院を経て、人が往来する賑やかな参道を下りやがて着替のポイントである二俣の観光案内所で、A,Sさんと別れすっかり着替を済ませ高尾山BeerMount会場へ行く。相変わらず大勢の人達が、ビールのグラス片手に談笑し、実に楽しそうだ。私達も大きな木の下に席を取り、それぞれお皿に食べ物を載せ先ずはビールで乾杯だ。

 それにしても段々とお店の方も横着というか経営的なことを考えてのやり方なのであろうか。焼き鳥などは、自分たちお客さんが、焼いて食べるようにセットされており、これでは実に面倒くさく時間もかかるので、つい敬遠してしまい、結果的には、お店側が利を上げると言うことであろう。それと食べ物の種類も油濃い物が多くこれもたくさん食べられないようにとの配慮が成されているのであろうか。こんなことを考えるともう、私は悔しいのでせめてビールだけは、元を取らなくてはとばかり結果、今年は5杯飲んでしまった。

 何故か、風情を醸しだしてくれるヒグラシの声が聞こえないのが一寸淋しいが、ビールを5杯飲み結構良い気持となり、「丁度時間となりました。」と2時間が経過したので、席を立ち1号路を下っていったら「アラッ、ごめんなさいね。一寸今日はヤボ用があり、おそばへ行けなくて、だから今美声を聞かせてあげるわね。」とばかりに「カナカナカナナナ、カナナ」とヒグラシが鳴いているではないか。ウーン、やはりこのヒグラシの美声を聞かないと夏の風物としては、一寸、物足りない物がある。これで満足だ。今日はいつも参加するN,Mさんが参加していないのが少々淋しいので、その報告かたがた京王高尾山口駅の傍にあるN,Mさんの行きつけの店へ行くこととした。

 真っ暗になった山道を下り浜のK,Kさんもご存じのその喫茶カフェに着きまた、ビールを飲みカラオケの設備もあるので、そこで大声で下手な歌をカラオケで歌いすっかりと酔いが回りご機嫌でそのお店を後に歩いていたらどうも京王高尾山登山口の駅が遠いので、前にいるyuupolerに聞くと何とJR高尾駅へ向かっているとのことだ。
「なんでやねん。」京王高尾山口であればそのお店から5分もあれば行けるのに何でJRの高尾駅へ歩いて行くのが分からないが、もうそこから戻るのにも時間がかかるので、とうとうJR高尾駅まで歩いてしまった。 (^^;)

 こんな今年の高尾山BeerMount2009も、また、それなりの思い出を残し終わったのであった。  (^_^)

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