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Enjoy《ゆーぽぴあ・遊歩記》


       第49回遊歩
 ≪納涼高尾山遊歩2007
稲荷山コースからビアマウンテンへ≫







  遊歩日:   2007年8月5日(第1日曜日)
  遊歩先:   稲荷山コースから高尾山ビアま運転会場へ
  食道楽:   バイキング料理・各種アルコール飲み放題
  参加者:   総数 6名
  天 候:   晴れ

<行程>

 京王高尾山口駅→稲荷山登山口→稲荷山神社→稲荷山展望台→稲荷山コースと高尾山コース分岐点→薬王院→高尾山ビアマウンテン(宴会2時間)→第1号路→京王高尾山口駅 解散

 ≪遊歩記≫

  毎年恒例になっている「高尾山ビアマウンテン納涼遊歩」は、今年は稲荷山コースからビアマウンテンの会場へ行くこととした。この夏は7月はそんなに暑くなかったのだが、8月に入ったら毎日30°以上の真夏日が続き時に35°以上の猛暑日もあるというまさに酷暑の盛夏となっている。そんな真夏の太陽がギラギラ照り付ける中、11時20分に参加者6名勢揃いをし、いざ、出陣とばかり意気揚々と京王高尾山口駅を後にした。私はいつものコンビS,Mさんと一緒で先頭を歩く。正直、私は今回の高尾山ビアマウンテン納涼遊歩は、よっぽど順延をしようと思っていたのだが、やはり、計画通り遂行しなければと思い今、こうして歩いているのであった。

 その理由としては、7月の中旬から約、1週間北海道旅行をしたが、その際、毎日昼から時に朝から夜までビールや酒を飲み続けていたら、帰宅後すっかり胃腸の働きが悪くなり、食欲不振、軽度の胃痛が持続しそれが8月に入っても治らなかったので、折角飲み放題のビアマウンテンに行ってもビールが思うように飲めないのでは、これほどつまらないことはないから、言ってみればそんな意地汚い心根で、Enjoy《ゆーぽぴあ》のMailing listに順延のお知らせを掲載しようと思ったが、その時に酒好きのS,Mさんの顔が目に浮かびイヤイヤ、男はやたら志を変えてはならぬとばかり、こうして高尾山ビアマウンテン納涼遊歩2007を実施したのであった。

 現在の胃腸の調子は、完全ではないがほぼ元の健康状態に戻っているので、去年の成績、先ずは生ビール5杯を目標にChallengeしようと決意新たにして、稲荷山コースの最初の階段を登って行く。この稲荷山コースは、私のトレーニングのコースになっており、もう何回歩いただろうか。最近はS,Mさんさんと二人で先月汗を猛烈にかきながら、陣馬山まで歩き、そこから明王峠を下り与瀬神社で、酒盛りをして相模湖駅に行ったのだった。

 この稲荷山コースは幸にも樹林の中を行くので、直接陽射しを受けないだけに暑さは幾分違うが、それでもやはり、この真夏の暑さ、もう、背中は汗でビッショリだ。出発してから約、20分、早くもU,Yさんが遅れだしそのため、先ずは1回目の休憩を採ることとした。S,Mさんさんを見てあれば、タバコを燻らせ今日は余裕のヨッチャン、元気いっぱいだ。そうだよな。ここでバテていたら私から何を言われるか分からないもんね。  (^^;)

 この稲荷山コースは、結構木の根っこが張っていたり、岩があったり、階段があったりと変化に富んでいて、甘く見てはいけないコースなのだ。そんなU,Yさんも給水をしたりし、元気を回復したのでまた、山頂目指し歩を進めることにした。時より吹く風は、ヒンヤリとしていてとても気持ちが良く汗でビッショリになった身体にはその風が実に爽快である。U,Yさんのペースに合わせゆっくりと歩いているのだが、また20分もするとU,Yさんの足が止まってしまいそれで2回目の休憩を採ることとした。

 結局、稲荷山コースの終点の所に達するまでに4回ほど休みを入れようやく、その地点に到着をした。今日は暑さも厳しくそれだけにU,Yさんには堪えたのであろう。休憩を採った後、ここから薬王院を経て途中で汗をかいた衣服をすっかりと着替え、ジャーン、イヨイヨ、「高尾山ビアマウンテン」会場へと向かった。会場はまだそんなに込んでいなく吹く風が心地よい大きな木の傍のテーブルに席を取ることが出来た。早速、S,Mさんと共に先ずはおつまみを取りに行く。そして生ビールを貰いに行き一同、生ビールを手にしたところで乾杯だ。「ゴクゴクゴク」「コリャアタマラネエ、うーーんうんめい」暑さのために喉がすっかり乾いていたので、まるで砂漠に水を注いだ如く見る間にジョッキーの半分ほど飲み干してしまった。

 U,Yさんも登ってきた時とは、違ってすっかりと元気になり生ビールを飲みながらもう、ご満悦である。ここは何と言っても500m以上の高所、緑を通して吹く風はさわやかで暑さもさほど感ぜず「カナカナカナカナーーカナナ」とヒグラシが鳴き最高の雰囲気である。S,Mさんも今度は黒生ビールを飲み干し焼酎にChallengeをしている。私はまだ生ビール4杯目でどうも今一胃腸の調子が万全でないため、Give up気味である。会場も薄暮となり大分混雑をしてきて、賑わいを見せている。

 時計を見ると入場してから約、2時間、チーン、勝負の時は終わった。結局、何と今年は4敗目で去年よりも1杯少なかった。Countdown、完敗であった。そして一同、これも高齢になっている1号路を大股で駆け下りて行く。「カナカナカナカナカナカナナナカナナ」とヒグラシの蝉時雨を聞きながらS,Mさんと共に大声を出しながら「人生劇場」を歌いドンドコ降りて行く。途中の山道で凹凸コンビのお二人とお別れをし、私達は高尾山口に着き、お蕎麦が食べたくなりまた、あんなに飲んでもビールが飲みたくなったので、食堂に入りお蕎麦とビールを注文する。すると何とゆかたを着た襟足がとても綺麗で素適な女性がお店も最後なので私達にサービスをしてくれ、もう、4人のおじさん、ご機嫌満足ルンルンルンである。

 蕎麦は伸びていなくとても美味しかったのだが、何とおじさん達の鼻の下はすっかりと伸び放しになってしまった。そのその姿を空から見ていたゴロ助が焼きもちを焼いたのだろうか。「ゴロゴロゴロピッシャン」と雷鳴を轟かせ、大粒の雨が降ってきたではないか。それにしても良かった、途中でこの雷雨に遭遇したらびしょ濡れになってしまいとんだ目に遭うところであった。ゆかた美人と何時までも話をしていたかったが、「あら、この人達って、気の利かない人達ね。」と心で思われても男の沽券に拘わるので、腰を上げお店を出ることとした。雨はまだ小雨ながら降っている。そうしたら何と
S,Mさんの傘が骨が折れており、傘の用を足さなかったので、それを見ていたゆかた美人が「あら、良かったらこの傘をお持ちになって。」とS,Mさんに差し出すではないか。私は思わず「エッ、何でヤン。ゆかた美人、あのS,Mさんの渋い顔がお気にいったのか。」と嫉妬の炎が燃え上がったが、ナーに、良く聞いてみたらお客さんが忘れていった傘だそうで、それにしても随分とドハデな傘だ。  (^_^)

 こうして最後に心和む出来事があり、今年の高尾山ビアマウンテン納涼遊歩2007も終わったのであった。サア、来年の「高尾山ビアマウンテン納涼遊歩2008」は、どんなことがあるかな。  (^^)


              The end