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   第32回遊歩
≪初秋の風を肌で感じ高水二山を
      歩いて松野温泉へ≫







  遊歩日:  2006年9月10日(第2日曜日)   遊歩先:  高水山(759m)・岩茸石山(793m)&松野温泉   参加者:  9名   天 候:  晴れ    <行程>  新宿{7:44・9番線・ホリデー快速おくたま1号(奥多摩行)}→三鷹(7:58)→立川(8:11)→青梅(8:41・8:56)→軍畑駅(9:11〜9:30)→高源寺(10:00〜10:15)→常福院(11:10〜11:20)→高水山(11:30)→岩茸石山(12:15〜13:10)→車道(14:10)→酒屋(14:40〜15:10)→松野温泉(15:40〜17:30・温泉休憩)→河合駅   ≪遊歩記≫  高水山(759m)・岩茸石山(793m)・惣岳山(756m)のこれら三山を総称して高水三山と言い、古くから信仰の山として親しまれている東京近郊の方には馴染みの絶好のハイキングコースである。今回は9月で天候不順なため、歩く距離を短くして、高水三山のうち高水山と岩茸石山の二山を歩き、そして岩茸石山から急下降となり細い登山道を横切るようにして歩いて車道に出て、暫く歩き多摩川沿いにある松野温泉へ行き、この松野温泉でゆっくりと温泉に入ってこようという遊歩である。  青梅駅のホームにて、参加者9名が勢揃いをし、乗り換えて軍畑駅へと向かう。途中の青梅線の車内で六つ星山の会のKさん、Yさん達に遭遇しお互い懐かしく近況を話合う。何でも彼らは大岳山から鋸尾根の登山をするとかでKさんは相変わらず元気いっぱいであった。無人の軍畑駅に降り立ち今回は《ゆーぽぴあ》の遊歩には初参加のNさんを交えての恒例の自己紹介をする。今日は10月の岩木山の遊歩に備えての足慣らしも兼ねている遊歩なのだ。  駅を東側に歩き、広い車道を2班編制でお互い意気軒昂で歩を進めてゆく。この道は去年の11月に青梅のかんぽの宿に一泊した際に青梅丘陵を歩いたときに訪れた道だ。やがて平溝川に沿って初秋の風を肌に受けサラサラというせせらぎの音を聞きながら歩いて行く。初秋の彩りを見せている真っ赤な彼岸花が平溝川の岸辺に所々咲いており、誠に心和む風景である。そして少し背中が汗ばんできた頃に高源寺の山門に到達した。ここで休憩をし、更に舗装された歩道を歩き堰堤を越える。その先で沢を横切り支流の谷に沿って登山道は西に向かって登って行く。  ここら当たりから大分足並みが乱れ1班と2班の間がかなり開いてしまった。どうも見るとSさんが大分この急登に往生しているようで第2班の方達の足を引っ張っているようだ。この高水三山は、六つ星山の会のSさんとKさんが結婚をしたときにそのお祝い山行と銘打って私が企画をして、25名の方達と登って以来の訪れた山だ。あれからもう、5年う゛らいになるのであろうか。彼らご夫婦にも子供が生まれて、北の台地で幸せに暮らしているとか。全く月日の経つのは早いものだ。  (^^;)  第2班を待って又、私達第1班は、足並みも順調に息切れもせずに歩いて行く。Oさんも最近はすっかりとスリムになったせいか遅れることなく歩いてくる。そんなOさんをサポートをしていると否が応でも北海道の利尻山の登山の風景が頭をよぎって苦笑をしてしまう。あれからもう10年にはなるのかな。過ぎてみればこれも又、山の良き想い出であろう。しかし、それにしても今日は残暑が厳しくもう、汗で全身ずぶ濡れの状態でまるで川にでも落ちたような水も滴る良い男になってしまった。  そんな私達一行も分岐点に到着をして、一本立てて休憩となり水分の補給やらお菓子などを食べて談笑をする。見るとSさんはうまそうにたばこを吸っているが、来週標高差900mの黒戸尾根から甲斐駒ケ岳を登るのだそうだが、あの急登を果たして登れるのだろうかと少々心配になってきた。そして一息ついてから歩き出すと何と直に常福院の階段に着いてしまった。この階段の真ん中は多くの人が踏んでいるためか凹んでおりこれも歴史の重みを感じる佇まいだ。  常福院で参拝をし私が代表して梵鐘を突く。「ゴーーーン」と腹に応える鐘の音に思いを改め更に平坦な道を進むとほどなく高水山の山頂である。この山頂からは急な下りとなり所々に鎖が備えてあり、道は急下降となり足場を確かめながらゆっくりと下ってやがて広い山道に出た。ここからは右の視界も開け快適な山道でお互い遅れることなく歩を進めてゆく。そして岩茸石山の最後の急登を登り詰めるとパッと空が開け、今が盛りとばかりに萩の花が咲いており、私達を出迎えてくれ岩茸石山の山頂に飛び出た。  この岩茸石山の山頂には、多くのハイカーが思い思いに休息をしており、私達もここで昼食タイムを採り大休憩をすることとした。眼前には黒山からの尾根筋の向こうに棒ノ折山の山容がくっきりと見え景色は抜群である。そんな絶景を見ながら各自、思い思いの食事をしている。私はコンビニストアで購入をしたオニギリを食べる。初秋の風が汗をかいた身体に実に気持ちよく、暑かった夏も終わりそんな季節の移り変わりを実感した。  ゆっくりとした昼食タイムも終わり、これから下山開始である。ほとんどのハイカーは、高水三山を歩き、私達が下る道は余り歩かないコースで、急下降の道を慎重に下って行く。そんな急下降を下りきると今度は細い道をTraverseをして静寂なる山道を歩いて行く。ここでもまた、Sさんが大幅に遅れ私達1班と間が空いてしまった。Sさんは今日は調子が悪いのかな。多分相当な蒸し暑さなので、暑さのためにバテてしまったのだろう。本当に暑さは最高で多分30°にはなっているだろう。私はもう、頭から足の爪先までびしょ濡れだ。私の右の靴の中は、汗でグッショリとなり、グッチャン、グッチャンと歩く旅に音がしている。Sさんには、早く下山をして気付け薬を飲ませれば即座に疲れも回復をするかも知れないが、そのためにもここは一番頑張って貰わないと困る。  ガンバレ、ガンバレ Sさん。・・・  ( ^)o(^ )  そんな暑さの中の下山も1時間ばかり歩き、ようやふ車道へ到着をした。サア、これから松野温泉を目指し更に炎天下を歩いて行く。やがて25分も歩いただろうか。何と車道の左側に酒屋が有るではないか。 (^_^) まさに「地獄で仏だ」もう、皆さん、早速冷たい缶ビールを買い求め酒屋の裏庭で、その冷えた缶ビールを一気に飲み干す。(ゴクゴクゴクゴク)「コリャア、ウンメイ」、暑さのために渇ききった喉にグビグビとビールが吸い込まれて行く。Sさんを見ると笑顔一杯でそんな冷たいビールを飲んでいる。これできっと疲れも取れただろう。酒屋の方達も思わぬお客で缶ビールが売れたのでニコニコしながら私達と話をしている。  そんな思いがけない酒屋で缶ビールを飲んで、一同元気になったので再び車道に戻り歩いて行く。一杯アルコールが入ったせいか。皆さん、足取りが軽く何と10分足らずでたちまち松野温泉に着いてしまった。多摩川の川辺に建つこの松野温泉、翠香園の部屋は、それぞれ独立した離れになっており、庭も広く実に落ち着いた佇まいである。何でも一泊すると20,000円近くはするそうだ。以前温泉には入り宴会をしたことがあるが、今回は温泉だけで、入浴料1,000円を支払い一同温泉にはいる。温泉は無色透明でツルツルとお湯がとても滑らかで肌にとても優しく気持ちがよい泉質だ。さて、一同さっぱりとしたところで庭園の片隅にある東屋で早速どーんと一升瓶と4号瓶を囲んで酒盛りが始まった。汗をかいた後で温泉には入り、さっぱりとしたところで飲む御神酒は最高で、大したおつまみもないがその酒の味は絶品だ。  こうして今回は暑さの中を歩き、温泉には入り、お酒も飲み実に短い山歩きだったが、とても楽しく過ごすことが出来た。サア、今度は9月23日の「等々力渓谷」の遊歩だ。これもまた、都心の真ん中にある谿谷だけにどんな所か楽しみだ。                         オシマイ   (^_^)  (^^)