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Enjoy《ゆーぽぴあ》
『楽しく遊び歩く仲間』
☆★☆《ぶらり東京Walk 第2回》☆★☆

        “陽に輝く高幡不動尊の紫陽花と
                   神代植物園&深大寺温泉を訪ねて”


遊歩日   2004年6月27日(第4日曜日)
遊歩先   高幡不動尊&神代植物園・深大寺温泉(ゆかり)
集合場所  JR新宿駅南口改札口外
集合時間  9時15分
費 用   男性 6,000円 女性 5,500円
内訳   (深大寺温泉・城山亭宴会費+新宿〜高幡不動間及び高幡不動〜調布間電      車代+植物園入場券含む)
持ち物   昼食・敷物・飲み物・雨具・身障手帳
装 備   遊歩スタイル(軽快な街着・運動靴・タウンザック)
遊歩状況  雨天決行(雨に濡れた紫陽花は、それはまた、綺麗なものですよ。)

行 程   京王新宿(9:30 京王線準特(高尾山口行)―29分→高幡不動( 9:59)) 約、      2時間30分散策
      調布(13:00・送迎バス)―送迎バス・15分→深大寺温泉(13:20着)―徒      歩→深大寺&神代植物園散策 約、3時間→深大寺温泉・城山亭(入浴・      宴会)→送迎バスにて調布または、武蔵境へ

遊歩先の紹介

 高幡不動尊は、この6月の時期は、全山が色んな種類の紫陽花一色でそれは見事です。また、今、何かと話題になっている近藤勇、土方歳三の新撰組ゆかりの里でもあります。それから深大寺は古刹として余りにも有名で御利益が多く、3月の3日〜4日には、「だるま市」が催され、また、隣接している神代植物園は広大な敷地に各種の植物があります。
 そしてそれらを散策した後は、深大寺温泉(ゆかり)の真っ黒い温泉で疲れを取ってから城山亭で宴会となります。

[感 想]

 6月の花と言えば誰しもが、紫陽花と応えるでしょう。本当につゆに濡れた紫陽花の花は、雨の滴が緑の紫陽花の葉にきらきらと光り紫の小さな花が一つとなり、まるでぼんぼりのような花の玉となりぱっと陰気な梅雨空に陽気に輝いている様は、人々の心を明るくさせる力がある。

 そんな紫陽花の花を観賞するべく《第2回・ぶらり東京walk》高幡不動と神代植物園の散策が、心配された雨も降らず今日27日に催すことが出来た。
 参加者、下は9才の小学4年生から、上は77才の高齢者と幅広く総勢17名が、京王線の高幡不動駅で合流し、七夕飾りの短冊が揺れる商店街を抜け高幡不動尊に着く。この17名の老若、善男善女がそれぞれの思いを胸に秘め、寺院に向かい参拝をしている。

 全員参拝を済ませお決まりの自己紹介となり、今回は、何とGさんの奥様とお子さんが参加をされている。きっと普段は自分ばかり遊んでいるので、妻孝行、子供孝行の意味もあるのであろうか。「Gさん、いいとこあるじゃんか。」奥様のKさんもきっと六つ星の方々とは、初対面の方が多いのではないだろうか。このKさんは明るく朗らかでこの紫陽花の花の印象とお似合いかも知れませんね。Gさんをそっと見ると優しいお父さんに変身し、笑みを浮かべながらお二人を見守っている。

 これからいよいよ小班に分かれ、高幡不動尊の裏山には、四国八十八箇所の古刹がある町でそれぞれお地蔵さんを寄贈し、それを巡礼し御利益を得るというコースが考えられている。この八十八体のお地蔵さんを身ながら巡礼をするのは一時間はかかるであろうか。大きな紫陽花のトンネルをくぐったり、本当に紫一色の中をみんな笑顔
で楽しく話をしながら「何番目、何番目」と歩を進める。
 この高幡不動尊の裏山は、雑木林となっておりウグイスやコジュケイも鳴き一寸した深山幽谷を醸し出している。そんな八十八箇所の巡礼歩きも山を下りて最後の八十八番目となって、ここで和美が代表し金、100円のお賽銭を上げ皆、手を合わして巡礼歩きも終わりとなり、待ち合わせの場所、無料休憩所に行くと小班に分かれていた皆もそれぞれ休憩所に集まっており、時間もお昼時なのでここで昼食を取り次の目的地、神代植物園に向かう。

 調布の駅前から、深大寺温泉(ゆかり)の送迎バスに乗り15分ぐらいで深大寺温泉に着き、ここから皆、歩いて先ずは深大寺へと向かう。湧き水の手洗い場でそれぞれ、うがい、手水で身を清め深大寺門前で参拝をする。今日は高幡不動尊、八十八箇所巡礼とそして深大寺の3箇所で祈願をしたからきっと皆さん、今年の後半は御利益があるだろう。

 神代植物園の園内では、NHKの今年の大河ドラマ「新撰組」でこの多摩の地区も近藤勇や土方歳三の生まれた所なので、それに肖ろうと「新撰組展」が催されている。私達は広々としたグリーンの芝生の所で憩いの一時を取り、缶ビールを飲みながら心地よい初夏の風に吹かれて談笑をする。すると「ヒョロローーン」、「ピロロローーン」とOさんが吹く尺八の音が聞こえてきた。この尺八は首振り三年とかで、音が出るまでが三年かかり、人に聞かせるようになるのはかなりの年期を積まないと駄目なようで、実に難しい楽器の一つである。マア、どうにかそれなりにいくつか曲として聞こえるから相当にOさんは、普段練習をしているのであろうか。 (^^;) (..;)

 園内の売店の係りの方も今日は缶ビールが売れるので大喜びである。私はそんなやぼなノンベイさん達を置いて、私達風流人、数名は園内を散策する。するとどうだろうか。赤、白、黄色、等々のぱっと見事な薔薇の園に出た。世界各国の薔薇がその美と優雅さを競うが如く見事に咲いている。臭いのある薔薇、全く臭いのない薔薇、ただ、ただ、その綺麗さにつくづく感嘆しきりである。また、温室には熱帯植物の洋蘭やベコニア大きな葉っぱのバナナの木などがあり、これもまた、見事である。

 そんな園内の散策を終え、深大寺温泉の露天風呂にはいり、本日のお目当て城山亭での「串焼き料理」の会食となる。炉端の周りに皆、膝を交えビールを飲みながら魚、イカ、ホタテ、豚肉、トウモロコシ等々の串焼きを頬ばる。人間の最後の欲望は、食欲に尽きると言うから、「食い道楽」の道はまさに人の粋を集めた究極の楽しみではないだろうか。何しろ視障者が多いので晴眼者の方々はこれら串焼きを火にかざし焼くのが大変です。晴眼者の皆さん、本当にご苦労様ですね。
 時が経つに連れ宴会は盛り上がり皆さん、もうこれ以上ないというようなよい笑顔となり話の花が咲く。真っ黒い温泉で温まり、お酒で温まりともう皆さんのお顔が真っ赤な薔薇の如く至福の色で輝いている。笑い、楽しさ、おいしい味、そして健康・・・!!! もう言うこと無いね。 (^_^)

 今回は紫陽花の花、薔薇の鼻そして寺院の参拝、温泉、串焼き料理等々と盛りだくさんなお楽しみがあり、皆さんが満足をされたようです。今回も「遊び道」に徹したEnjoy《ゆーぽぴあ》であった。さて、今度はどこへ行こうかな。 オシマイ