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My山行Memo


雪の乗鞍岳山頂に立つ










 山行日:  2015年10月11日(日)・12日(月)・13日(火)
 山行先:  10月11日
      池巡り散策(牛留池・口笛の小径・あざみ池)・日本一       平・ネイチャー      プラザ一の瀬・白樺の       小径・前五郎の滝
      10月12日 乗鞍岳(3025,7m)
      10月13日 三本滝見学
 天 候:   10月11日 晴れ 12日 曇時々雪 13日 晴れ
 Member:   金川 勝夫 和美

 10月11日(日)

 《行 程》

 自宅(06:30出発)=MyCar⇒中央高速調布IC=中央高速道路⇒松本IC=058号線⇒新島々⇒梓湖=84号線⇒前川渡(左へ)⇒観光センター(立寄り)⇒乗鞍高原国民休暇村
池巡り散策〜国民休暇村(12:30)⇒牛留池⇒口笛の小径=あざみ池⇒日本一平⇒ネイチャープラザ一の瀬=白樺の小径⇒前五郎の滝々見台⇒国民休暇村(14:50・宿泊) 

 ≪My山行Memo≫

 三鷹の自宅を6時30分にMyCarで、出発し、一度休憩を採り11時40分に乗鞍高原へ到着した。丁度、昼時だったので、昼食にお蕎麦を食べ一息ついてから、乗鞍高原国民休暇村の駐車場へMyCarを置き、これから約、2時間ほど、池巡り散策に出かけた。整備された木段を下って行き、落ち葉が敷き詰められた広い小径を進んで行くと程なく小さな「牛留池」へ到着した。この池は当たりの木々と調和して、locationがとても素晴らしい。こここでデジカメでパチリと写真を撮り、更に歩を進める。口笛の小径を経て、「あざみ池」に着く。ここは先ほどの牛留池よりもやや広く澄んだ水を湛えている。そして日本一平から駐車場になっているネイチャープラザ一の瀬からここも良く整備された白樺の小径を歩く。路傍の樹木に鉄パイプとそれを鳴らす木槌が、くくりつけてある。その説明文によると「熊が出没するので、この木槌で、鉄パイプを鳴らして歩いてください。」と書いてある。観光客が、結構歩いており、熊の方で人を恐れて、近づかないだろうと思わず和美と二人で笑ってしまった。折角、配置されてあるのだからとばかり、木槌でそのパイプを叩くことにした。カーンカーンと金属音が静寂な森へ響わたる。そんな白樺の小径を歩いて行くとやがて、ゴーゴート音を立て堂々とかなりの落差がある名瀑「前五郎の滝」へ到着した。ここには観光客が、結構来ており、滝を背景にして、それぞれポースを採りながら、デジカメでパチリと写真を写している。

 そんな迫力有る前五郎の滝を見て、乗鞍高原国民休暇村へと歩を進めた。休暇村へ着くと丁度、チェックインの午後3時になっており、フロントで、宿泊の手続きを済ませ部屋へ行く。そして先ずは温泉とばかりタオルを肩に掛け浴室へ向かう。浴槽には満々と温泉が湛えられ、その浴槽にザブーンと入る。散策で冷えた身体にツルツルとした温泉が、ジュワーッと温まって行くようで、とても気持ちが良い。

 そんな温泉に温まり、部屋で缶ビールを飲んでいたら、程なく夕食Thymeになったので、レストラン Roomへ行く。夕食はVikingStyleで、お好みの料理を選びtrayに載せてテームルに運び生ビールと共にそれを食べる。しかし、Vikingの料理は、今一、それなりの味付けで、余り美味しくも無く明日の懐石料理「キノコ三昧」に期待をして、食事も早々に部屋に戻ることとした。

 10月12日(月・体育の日)

《行 程》

 国民休暇村宿舎⇒国民休暇村バス停(08:10発)=バス⇒位ヶ原山荘(08:35着・09:00発)=徒歩⇒第1回目の車道地点(10:00)⇒第2回目の車道地点(10:25)⇒肩の小屋(11:02)⇒乗鞍岳山頂(3026m・12:20)⇒肩の小屋(13:20)⇒畳平(13:55着・14:00発)=バス⇒国民休暇村バス停(14:55着)⇒国民休暇村 宿泊 (-.-)Zzz

 ≪My山行Memo≫

 早朝、朝風呂に入り、朝食を済ませサブザックを背負い国民休暇村の前にあるバス停から、スカイラインを走る畳み平行きのバスに乗り込む。今日はMainである乗鞍岳登山だ。この乗鞍岳登山も畳平から登れば往復3時間30分位で乗鞍岳、剣ヶ峰までの登山が出来るのだが、それでは少々物足りないので、畳み平から四つほど手前の位ヶ原山荘で、バスを下車し、ここから乗鞍岳、剣ヶ峰を目指すこととした。バスを降りたとたんにピューーンと強い風が吹き付け、暖房されたバスから降りただけに思わずブルブルッと身震いする。それにしても寒い。まるで冬の気候だ。トイレを済ませしっかりとAnorakを着込みフードをかぶって、ダブルストックを突きゴロゴロとした登山道を登って行く。

 登山道は傾斜が、徐々に増す、登山者は私達二人だけで、深閑とした霊気の中、白い息を吐きながらゆっくりと登って行く。登山道は良く整備されており、歩くのには全く問題が無い。ここら辺りは紅葉も終わり、すっかりと木々の葉も落ちて、もう、冬景色だ。やがて1時間も歩いただろうか。スカイラインの第1回目の車道地点に到達した。ここで一休みをする。イヤー、それにしても寒い。身体が寒さに慣れていないだけにこの寒さが応える。きっと剣ヶ峰は、山頂だけに寒さもかなりもののであろう。一息入れて、再び登山開始だ。

 登りに連れゴロゴロとした大きな溶岩が目につく。歩幅もそれに伴い広くなり、ハイピッチで登って行く。夏であればここら辺りは、summer skiで賑わっている所だ。それと高山植物が咲き乱れているのであろうが、この時期は、そんな可憐な高山植物も無く、実に味気ないものである。ダケカンバやハイマツを眺めながら行くと再びスカイライン、第2回目の車道地点に到達した。この乗鞍岳は、昭和48年にスカイラインとして車道が、麓から畳平迄、全面開通したため山麓がこのスカイラインにより寸断され、山としての魅力が損なわれているのも事実であろう。観光に力を入れるか。自然保護かは、何れも大きな問題であろうか。

 今はそんな問題点は、ひとまず置いておき、スカイライン、第2回目の車道地点を過ぎ、ゴロゴロとした溶岩の登山道を登りつめるとやがて、肩の小屋へ到着した。肩の小屋は、既に営業はClauseしている。ここには畳み平からのHikerが休息を採っており、結構、賑やかだ。そして今までの風景とは一変して、白銀の世界という感じて、雪も風に舞いながら降っている。また、一段と寒さが増している。フードはガチガチに雪が凍っており、鼻水がダラダラと垂れてくる。それにしてもHikerが多く登るのに時間がかかってしまう。登山道はテカテカに凍結しているので、簡易アイゼンを装着し登ることとした。

 溶岩の登山道を過ぎると積雪20cmは、有るだろうか。真っ白な雪原地帯へ到達し、その雪原地帯をワーイとばかり、サックサックと音を立てつつ掛け歩く。そんな雪原地帯を過ぎまた、溶岩の登山道を登りつめると石室が有り、そこから程なくして、乗鞍岳神社に着き、ここから本の2分足らずでやっと着きました。乗鞍岳山頂、剣ヶ峰(3026m)・12時20分  ヤホー (^_^)
お天気ならば眺望はさぞかし良いと思われるが、視界は全く効かず何も見えない。山頂を示す道標には、霧氷が厚く付着している。何しろ寒いので、記念写真をお互いにパチリと写し合って、早々に剣ヶ峰を後にした。下山はダブルストックを長めにして、降りるのだが、下山が苦手な私にとっては、悪戦苦闘の下山で、時に転びながら要約、肩の小屋へ到着した。

 ここから畳み平までは、コロナ観測所、東大放射線測定所等の施設があるため、車道が広く作られており、真っ白くガスがかかり、視界が効かない道路をスタコラサッサト大股で、畳平目指し歩いて行く。40分も歩いただろうか。畳平に着くと丁度運良く乗鞍高原までのバスが発車するところで、Good Timingとばかりにそれに乗り込む。車内は暖房のため温かくなっており、寒さから解放され安堵のため息をつく。そして国民休暇村で下車し、部屋に入るなり、冷えた身体を温めるため早々に浴室へ行き白濁した温泉に身を投じる。冷えて縮こまった四肢がスーッと伸びるようで、実に気持ちが良い。

 ジャジャン、ジャ、ジャン、ジャジャン、ジャ、ジャン、「アー良い湯だな。ここは信州、
 乗鞍の湯」 ナンチャッテネ。  (^_^)

 そんな温泉で、温まり部屋で缶ビールを飲みながらゴロゴロとしていたら、夕食Thymeとなったので、Restaurant Roomへ行く。今日は昨日のViking料理と違い「キノコ三昧・懐石料理」だ。計画を立てたときに国民宿舎のHome pageを見たら、何と松茸が、出とのことだが、果たして如何なる物か。Restaurant Roomへ行くと懐石料理のお客は、別の部屋で、既にテーブルには、何品か並べてあった。昨日のViking料理は、大広間であったが、懐石料理ともなると別部屋での夕食となる。何だかリッチな気分となり、大きい瓶のワインを注文してしまった。このワインがここら辺りの特産だそうで、喉ごしが実に柔らかくジワーと食道から胃に収まるようで、美味な味である。そんなワインを飲み他の料理、マツタケの土瓶蒸し、イワナの刺身、茶碗蒸し、天麩羅等々に箸を付けていたら、宿舎の従業員が運んできました。大きめの皿に載せて登場、キノコチャン立ち、ここにお目当てのマツタケクンが、いるのかなって、和美と話をしていたら、分からないわけです。私達Poorな人達ですから、未だにマツタケが、どんなものか見たことが無かったのですから。「ゲゲゲノゲ ホンマカイナ。」

 ジャーーン、それでも確かにいました。シイタケ、エリンギ、マイタケ等の影に隠れて、あの独特なる膨らんだ茶褐色の頭をしたマツタケクン。でも猜疑心の強い私は、「これって、日本産で無く韓国産じゃあないの。」と箸を付ける。マア、マツタケクン、疑ってスマナイね。 (^^;)
そんなマツタケクンを食べてみたが、どうって事の無い味だ。生ビール、ワイン等を飲み雪の乗鞍岳山頂に立った達成感で気分も高揚し、山歩き、温泉、マツタケクン、ワイン等々と至福のひと時に大満足だ。そして改めてお互いの健康に感謝する。 (^o^)  (^_^)


 10月13日(火)

 《行 程》

 国民休暇村(09:40)=MyCar⇒三本滝駐車場(10:10)
 コレヨリ三本滝見学(1時間)
 三本滝駐車場(11:10発)=MyCar⇒中央高速松本IC⇒諏訪湖サービスエリア(昼食休憩)⇒談合坂サービスエリア(休憩)⇒中央高速調布IC⇒三鷹自宅(16:50着)

 ≪My山行Memo≫

 昨日夕食にワイン、生ビール等を飲んだものだから、爆睡モードで、よく眠ることが出来、バッチリと目覚め、先ずは朝風呂に湯ったりと入り、最後の温泉を楽しむ。そして遅めの朝食を採る。今日は「三本滝」を見学して、東京へ帰るだけなので、9時40分に国民休暇村を出発し、「三本滝駐車場」へ向かった。この三本滝は、駐車場から約、1時間歩いた所に有り、落ち葉が敷き詰められた川沿いの遊歩道を歩いて行く。四、五人の観光客も、その瀧を目指し歩いている。
乗鞍岳山頂へは、この「三本滝」から歩くのが正式ルートらしい。やがて川沿いを歩いて行くとゴーゴーゴーと瀧が流れ落ちる音がする。その滝見台へ立つと落差がかなりある水量のある三本の滝が、白い飛沫を立てて流れ下って行く。その迫力たるや。当に絶景かな。見事なる眺めだ。

 そしてその滝を見ながら私は、小声で「般若心経」を唱える。清々しい気持になったところで、駐車場に戻る。今回はお池巡り、雪の乗鞍岳山頂踏破、三本滝見物、キノコ三昧懐石料理、温泉等々と実にお楽しみが盛りだくさんの山行であった。またの乗鞍高原再来を約し、この乗鞍高原へ別れを告げ、一路、東京へとMyCarを走らせた。 go-go 

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  〜〜≪オシマイ≫〜〜

  《参考文献》

 乗鞍岳

 山体は岐阜県と長野県に跨がる活火山で日本で19番目に高い山。活火山ランクC気象庁による常時観測対象の47火山に含まれる[9]が山頂部に噴気地帯は存在しない。比較的新しい火山であることから穏やかな山容が特徴で、最新の噴火は2000年前の恵比寿岳での噴火とされている。乗鞍岳を含む飛騨山脈の主な山域は1934年(昭和9年)12月4日に中部山岳国立公園の指定を受け長野県側の麓には溶岩流で形成された乗鞍高原が広がる。1949年に岐阜県道の観光道路で標高2,702 mの畳平までバスが運行されるようになると、大衆化し「雲上銀座」と呼ばれ観光地として賑わった。長野県側からも畳平まで乗鞍エコーラインが開通し山麓にはスキー場が建設され周辺には温泉地があり、四季を通じて美しい景観に恵まれ、乗鞍岳の山域は観光地、保養地として発展している。日本百名山、新日本百名山、信州百名山、ぎふ百山等角点百名山に選定されている。

 山名の由来と変遷

 麓の高山市から望む雲の上の峰々が南北に連なる乗鞍岳
873年(貞観15年)の日本三代実録で、飛騨の国司の言葉
大野郡愛宝山に三度紫雲がたなびくの見たとの瑞兆を朝廷に言上した
? 『日本三代実録』(873年)
が残されており、「愛宝山(あぼうやま)」と呼ばれその当時から霊山として崇拝されていた。平安時代から室町時代にかけて古歌で「位山」と呼ばれ、1645年(正保2年)頃に乗鞍岳と呼ばれるようになったとされている。1829年(文政12年)の『飛州誌』では、「騎鞍ヶ嶽」と記されていた。飛騨側から眺めた山容が馬の鞍のように見えることから、「鞍ヶ嶺(鞍ヶ峰)」と呼ばれていた。日本には同名の乗鞍岳が複数あり、「乗鞍」は馬の背に鞍を置いた山容に由来している。信州では最初に朝日が当たる山であることから「朝日岳」と呼ばれていた。

 最高峰の剣ヶ峰の別称が、「権現岳」。魔王岳と摩利支天岳は円空が命名して開山したとされている。1963年(昭和38年)11月に乗鞍国民休暇村(休暇村乗鞍高原)の開設に伴い、番所平と金山平と呼ばれていた周辺一帯が乗鞍高原と呼ばれるようになっていった。南北に多数の峰が連なることから「乗鞍連峰」と呼ばれることもある。