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山行日     7月18日(土)〜20日(月)
山行先     中ノ岳(山域 新潟県)
天候      18日 曇り 19日 晴れ 20日 晴れのち曇り
メンバー    金川 勝夫、金川 和美

感想

 去年の丁度同じ頃に、八海山から中ノ岳そして越後駒 ケ 岳へと山行を計画
したのであるが、暑さと疲労で中ノ岳の手前御月山に至る傾斜地でビバークを
してしまった。 そして翌朝中ノ岳に着いたのであるが、越後駒 ケ 岳は最低で
も5時間もかかるので疲労困憊もしていたので、
越後駒 ケ 岳は断念して下山路の十字峡に降りてしまった。これが越後駒 ケ 岳
山行の第1回目であった。
 それからその秋11月2日〜4日に、今度は越後駒 ケ 岳の麓駒ノ湯から再
度越後駒に挑戦をした。しかし、この時にも天候が悪く2日の登山日は朝から
雨が降っていたので翌日にピストンで登ることにしたのであるが、7合目当た
りから積雪量が多くて装備も完全でなく、タイムアウトもあって百草の池の当
たりから引き返してきてしまった。山頂は後1時間も有れば登れたのであるが
これ又、断念して駒ノ湯で露天風呂に入って銘酒八海山を飲んで帰ってきてし
まった。
 そんなわけで今回が3度目の越後駒 ケ 岳の挑戦である。

 十字峡に着いて
五十沢に沿って40分も歩いただろうか。登山口の栃ノ木橋に到着した。最初
からものすごい急登で夜行バスで着た身体には堪える厳しい登りである。ザッ
クの重さが肩にくい込んで足どりは最初から重かった。越後三山はどこから登
ってもきついコースである。樹林帯なので余り風も吹かないので暑さが余計に
堪える。
蝉の声だけがうるさく耳にジージーと聞こえてきて余計に暑く感じてくる。こ
の山は合目が刻まれており、それが厳しい登りの目安になって、休むのに都合
がよい。
 そんな厳しい登りも9合目で終わりでここからは、草原の気持ちの良い歩き
が続く。霧が出てきてモヤっていて幻想的で気持ちの良い登山道が続いて今ま
での疲れも忘れるくらいだ。 すると突然霧の中に白い建物が見えた。 (^o^)
丹後山避難小屋である。ようやく到着した。草原の真ん中に建っており、とて
もロケーションの良い場所である。
 登山客もそんなにいなくてゆったりと過ごすことが出来るので有り難い。早
速お酒を出してチビリ、チビリと飲んで早めの夕食を取って早々と眠ってしま
った。

 翌朝は天気も良く、今日は歩行時間も長いので頑張って歩かなければと自分
にかつを入れて張り切る。
 大水上山の辺り一面は、ニッコウキスゲの群落で黄色い絨毯を引いたようで
草の緑と黄色とで、そのコントラストも見事である。ここは利根川源流地でこ
こからの雪渓の水がチョロチョロと流れて、あの日本一の利根川となると思う
とことさら感激である。
 兎岳を過ぎてからヤケに息が上がってきた。歩幅も狭く時間がかかってしま
う、ふと去年の疲労困憊のことが頭をよぎる。今日は越後駒 ケ 岳までまだま
だ道のりは遠い。 今からバテてしまったらとても越後駒 ケ 岳には到着しな
い。子兎岳を過ぎていよいよ中ノ岳の登りとなる。急登が堪えてきた。呼吸が
荒くなり、水を飲む回数も増えてきた。とにかく暑い。水筒の水はたちまち底
をついてきて心細くなってきた。頑張らなくては何としてでも越後駒 ケ 岳に
行きたい。しかし、身体が重い。ペースは大分遅れてしまったがそれでも何と
か分岐点の池ノ段に到着した。ここから中ノ岳までは30分も有れば着ける。
岩場を登り詰めてようやく中ノ岳山頂に飛び出た。 大勢の登山者が休んでい
る。時間は大幅にかかってしまった。ここから越後駒 ケ 岳まではゆっくりで
も6時間はかかる。 逆算してみると一寸無理なようなので越後駒 ケ 岳はあき
らめて中ノ岳避難小屋に泊まることとした。小屋で休んでいるとヨレヨレにな
って越後駒 ケ 岳から登山者が何人もやってきた。 聞いてみると結構難所もあ
ってアップダウンが厳しくて神経を使って、すっかり疲れてしまって欲も徳も
ないと言っていた。それを聞いて行かなくて良かったと自分を慰めて又、今回
も越後駒 ケ 岳にいけなかったのを悔やみながらも、今度は縦走をしないで単
独で駒ノ湯から登れば良いとあきらめて食事をすることにした。
 それからが大変で登山者が来るは、来るは小屋は超満員で、外にツエルトを
張って寝る人も出てきた。越後駒 ケ 岳の小屋も昨日、 混雑して外に寝る人が
出てとても大変だったと登山者が言っていた。

 20日、超満員の混雑した小屋を後に一路十字峡を目指して今日は歩く。こ
の道は去年歩いているので様子も分かっているので不安もなく、第一下りばか
りなので安心して快適に歩ける。今回も越後駒 ケ 岳には行けなかったが、 無
理をして行って事故でも起こしたら取り返しがつかないので、今度の楽しみに
取って置いて山は逃げないからきっと又、駒ケ岳に登りに来るぞと心に誓って
急な下りを慎重に降りて十字峡で冷たいビールで喉を潤した。   オシマイ
(^_^) (^^) (^^)
コース

7/18

池袋駅東口(高速バス23:35)→六日町IC(3:02)―徒歩30分→
六日町駅前(仮眠) 6:20タクシー(5300円)→十字峡
(これより徒歩 7:15出発)→栃ノ木橋(7:53〜8:00)→鉄包平
(1合目 8:25)→2合目(9:25)→大松(3合目 10:10)→
4合目(10:50)→5合目(11:30)→6合目(11:50)→7合
目(12:20)→8合目(12:40)→9合目(13:00)→丹後山避
難小屋(13:10 宿泊)

7/19

丹後山避難小屋(5:25)出発)→丹後山(5:30) →大水上山 (6:
06)→兎岳(6:45)→池ノ段(10:00)→中ノ岳(10:35)→
中ノ岳避難小屋(10:47 宿泊)

7/20

中ノ岳避難小屋(5:20 出発)→中ノ岳(5:25) →池ノ段 (9合目
6:00) →7合目 (6:57) →6合目 (7:20)→日向山(5合目
7:40)→4合目(8:25)→3合目(9:00) →千本松原 (2合目
9:20)→1合目(10:00)→十字峡(10:35〜11:30)→露
天風呂(12:30)―タクシー→六日町駅→六日町IC(16:12)→池
袋(20:30)





山行日  98年7月26日(日)
山行先  大小山(山域  栃木)
天 候  晴れ((暑かった一日)
形 態  六つ星山の会定例山行一般コース 参加人員 24名

感 想

 担当の岡村さん、暑い中を大活躍でご苦労さまでした。
下山後に冷えた西瓜を食べられるとは思いませんでした。そして駅に到着する
とこれ又、冷たく冷えた缶ビールを全員に配っていただいて、本当にさすがは
気配りのオカチャンですね。西瓜は登山口まで重かったでしょうね。お陰様で
汗をビッショリとかいて、喉もからからだったので大変おいしかったです。

 私は見解の相違で15年余りやっていた鍼灸の研究会をこの度、退会しまし
たので今まで第4日曜日に、その研究会を開催していたために六つ星の定例山
行には参加出来ませんでしたが、幸か不幸かお陰でこれから参加できるように
なりました。
その第1回目が「大小山」でした。ですから生涯の思い出として「大小山」は
記憶に残ることでしょう。参加人数も24名で丁度良かったですね。
 今まで正直、一般コースは余り参加する機会が有りませんでしたが、実際に
参加してみてのんびりと山に登って余裕を持って帰ってくるのも良いものだと
しみじみ感じました。
 「大小山」は282Mの低山ですが以外と展望も良くて、スリルもあって楽
しめました。
 これから毎月定例山行に参加できると思うと研究会を捨てた悩みの代償とし
ては余りあるものがあるので嬉しくてたまりません。 (^_^)

六つ星山の会1998年7月

大小山(だいしょうやま)314M 山行案内

コ ー ス 一般
山行の日  98年7月26日(日)
申込期限  98年7月8日(水)
集 合  午前7時30分  JR池袋駅南口 改札の外
費 用  3500円(自己対策費・下見代を含む)
内 容  歩程約3時間20分(休憩含まず)
持 ち 物  弁当・水・雨具・障害者手帳・軍手ほか

山の紹介
 大小山の登山はJR両毛線富田駅が起点となる。 阿夫利(あぶり)神社から登り始めると、すぐに小さな沢を渡り、左折すると大小山への道がある。参道となる石段を進むと、まもなく男坂・女坂の分岐に出る。
 今回は男坂を進む。急な岩場を両手両足をフルに使ってよじ登ると、やがて見晴らし台に着く。ここにはあずま屋が建っており、展望も開けているので昼休みを予定している。鷹巣山を経て、岩まじりの尾根を急登すると大小山(通称妙義山)に着く。頂上は、360度のパノラマが広がっている。下りはザイルにつかまりながらの急な斜面が待っているので、飲酒歩行には十分な注意が必要である。
 歩程時間は短いがバリエーションに富んだコースなので思い出に残る山行が期待できる。

行 程

 JR池袋駅8:00発(宇都宮線)−−小山9:19着
(乗り換え)9:59発−−富田駅10:32着− (50分) −
阿夫利神社−(15分)−男・女坂分岐−(30分)-見晴らし台(昼食)−(15分)−鷹巣山−(10分)−大小山−(30分)−洞穴−(20分)−阿夫利神社−(50分−
富田駅15:23発−−小山駅15:57着(乗り換え)16:10−−池袋17:29着