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南高尾遊歩・大弛峠から峰ノ薬師へ

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      第39回遊歩                                              

≪カヤトが風にそよぐ
南高尾の県境を歩く≫









  遊歩日:   2007年2月11日(第2日曜日)
  遊歩先:   大洞山・中沢山・泰光寺山・三沢峠・峰ノ薬師
  天 候:   晴れ
  参加者:   総参加者 13名  金川 勝夫 和美 他11名

 <行程>

 八王子駅北口(9:47発)―バス→大垂水峠(10:26着・10:45発)→大洞山(11:25)→中沢山―60分→西山峠―10分→泰光寺山(13:00〜14:00・昼食休憩)―20分→三沢峠―20分→峰ノ薬師―20分→上中沢バス停―10分→城山高校バス停―バス20分→橋本駅(JR横浜線)
→各自の帰路 (^_^)  (^^)/~~

 ≪遊歩記≫

 集合場所と参加者にハプニングがあったが、参加者13名が大垂水峠で恒例の自己紹介を済ませ各、班別に分かれこれから南高尾の東京都神奈川の県境の尾根歩きの始まりだ。今年は暖冬と言ってもやはり、ここまで来ると吹く風は冷たく思わず身震いをするようだ。先ずは甲州街道沿いを私はS,Mさんをサポートをして歩いて行く。途中の右手の斜面を登り登山道へと向かう。登山道は甲州街道に沿ってしっかりとした歩きやすい道が続いている。このコースは大洞山、中沢山を経て西山峠で二つに分かれ一つは、草戸山を経て京王線高尾山口駅へ行き、もう一つは、泰光寺山を経て今回私達が向かう峰ノ薬師へ行くコースである。気軽に南高尾の山々を歩けるのでハイカーも多くお互いに「こんにちは」と挨拶を交わしながら通り過ぎて行く。

 やがて登山道は甲州街道から離れ灌木の樹林帯を登って行く。登るにつれ斜度もきつくなりようやく背中がポカポカとし、寒さも感ぜずに快適に歩くことが出来た。しかし、今日は2月11日だというのにこの暖かさはどうしたことであろうか。まるで3月下旬を思わせるような穏やかな日和である。来週の18日の三万人が東京の目抜き通りを走る第1回目の「大マラソン祭り2007」もこんな好天候の日であって欲しいと願いつつ木漏れ日が射す整備された登山道をS,Mさんと共に歩を進めて行く。しかし、そこはお天気のことそんな願いが無になることなどこの時点では誰も予想は出来なかったことであろう。

 やがて40分も歩くと今回のコースで一番高い大洞山へ到着をした。ここには既に多くのハイカーが思い思いに休憩をしており実に賑やかだ。それにしても皆さんが私達と同様に立派なおじさんとおばさんである。アー、若者は山には来なくなってしまったのか。そんなご同輩に交じり私達もここで一本立てての休憩を採ることとした。今回は久しぶりのyuupolerが元気な顔を見せており、その再会に時の流れを改めて感じた。

そして私達一同は、10分間の休憩を終え次の中沢山へと歩を進めた。途中は何度かアップダウンを繰り返しそんなに足並みのばらつきもなく快調にサッサッサと南高尾の右手は神奈川県左手は東京都の県境の稜線を歩いて行く。右手眼下には白く輝いて川の流れが見え視界が広々と丹沢の山々がうっすらと雪をかぶり見える。その更に遠く白い富士山がその堂々たる雄姿を見せている。

 そんな素晴らしい景色を見て、中沢山を過ぎキラキラと光る津久井湖を眼下に眺めやがて登山道は下りとなり分岐点の西山峠に到着をした。左へ行けば草戸山から高尾山口駅へと向かう。私達は右手の登山道を進み10分ぐらいで泰光寺山に到着をした。ここで昼食とほろ酔いタイムを採ることとした。先ずは皆さんに御神酒のコップを手渡す。そして今日は何とyuupolerのN,Tさんの誕生日なのでHAPPY Birthdayを祝し「Happy birthday N,Tさん」とばかりみんなで合唱しお祝いをする。聞いてみると奥様の誕生日が二日後の13日だそうで、こんな事からもご夫婦の相性の良いことが分かるというものだ。
 
 各自、思い思いのお弁当を食べながらお酒を飲み談笑をしている。そんな光景をお天道様もニコニコと優しく見守り寒くないようにと穏やかな陽射しを私達に注いでくれている。こんなささやかな宴であってもアーまさに至福のひと時だ。yuupolerは皆さん何しろ酒好きなので、たちまち一升瓶も空になり、S,Mさんがそれならばと持参をした紙容器の菊正宗を取り出しそれを飲み干す。S,Mさんはもう実にご機嫌この上ないようだ。そんな楽しいひと時の野外宴会もお開きとして、ほろ酔い機嫌でサポートを交替し九ぬ急下降の登山道を下って行く。

 そしてほどなく峰ノ薬師へと到着をした。この峰ノ薬師は、明応元年(1492)の創建と伝えられる古刹で、昔から武蔵・相模の人々の信仰を集めていた。東京の新井薬師・高尾山の薬王院・大山の日向薬師とともに武蔵、相模の四大薬師のひとつに数えられる。小説冨田常男原作「姿三四郎」の決闘の場所としても知られ境内にはその碑がある。薬師堂から望む津久井湖や周囲の山々も素晴らしい眺めである。この峰ノ薬師で私は1週間後の「東京シティフルマラソン」に足の故障もなく完走できるように祈願をした。そうしたらO,Kさんが何と大枚千円をぽーんと賽銭箱へ入れようとしているではないか。私は慌てて引き留めようとしたら、O,Kさんが「金川さんが18日の東京シティフルマラソンに無事に完走できるように峰ノ薬師様へお参りをするんですよ。」と全く眼がウルウルするような事を言うではないか。その友情に私の闘志が漲り「よし。やってやろうじゃあないか。絶対に完走してやるんだ。」と情熱の血潮が燃え立った。

 そしてそんな感激の峰ノ薬師で記念写真を撮り狭い階段を下って程なく車道に飛び出し右手に津久井湖を見ながら約、40分ばかり歩き城山高校のバス停に到着をした。何とGood Timing、4分後にバスが来るとのこと。一同、そのバスに乗車をし橋本駅にてyuupolerはそれぞれの帰路に着いた。

                               【オシマイ】