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Circle≪ゆ〜ぽぴあ≫・遊歩記


        第105回遊歩
    ≪新緑の生田緑地を歩き民家園で
   古き日本にタイムスリップ≫








  遊歩日:   2010年5月16日(日)
  遊歩先:   生田緑地(枡形山・民家園)
  参加者:   10名
  天 候:   晴れ
  執筆者:   N,Y
 写真提供:   N,M

  <行 程>

 新宿駅{8:51発(小田急線・急行 藤沢行き}⇒向ヶ丘遊園駅(9:12着・9:30発)=これより徒歩⇒枡形山⇒民家園見学⇒噴水広場(昼食休憩&宴会)⇒向ヶ丘遊園駅{13:30発(小田急線・各停新宿行)}⇒新宿駅(14:08着) 解散


 ≪遊歩記≫

 向ヶ丘遊園駅を出て大通りを歩いていると、「今日の遊歩は楽しくなりますよ」と知らせてくれるかのように、ジャスミンの芳香が鼻を擽った。15分ぐらい歩くと、生田緑地の入り口に着いた。朝の挨拶と参加者の声出しをして、いよいよ緑地散策が始まった。鶯やイカルなど野鳥のコーラスに耳を傾けながら、不規則な階段を昇っていく。15分弱で、今日のコースの最高点 枡形山(84m)に着いた。エレベーターで展望台に上がり、等間隔で設置されているえとの動物を触って、「この兎 耳が短いね」などとみんな楽しそうにおしゃべり。薫風に頬をなでられ幸せな気分に浸った。

 枡形山に別れをつげ、グリーンアドベンチャーコースというもったいぶったなまえの散策路を歩いた。ウツギの花を観賞したり、蛙の声に聞きほれたりしながら、階段や木道の多いコースを進んだ。山ではないのに山の気分が味わえる、これぞ 生田緑地の魅力だ。「思ったより山みたいな感じだね」とか 「これは低いけど山だよ」などとみんなの会話が弾む。伝統工芸館で藍染についての説明を受けて、民家園に西門から入った。船越の舞台や岩崎家・伊藤家・菅原家などを見学。竈・味噌ダル・うす・とうみ(穀物をより分ける器具)などを触ってみた。江戸時代や明治時代にタイムスリップしたような気持ちになって、そのときだけ時間がゆったりと流れているように感じた。

 民家園を出ると、みんなが待ち望んでいた昼食。ここで特筆すべきは、初参加のH,Kさんが真心をこめてたててくださったお抹茶。これが最高に美味しかった。お酒やお惣菜も美味しかったけれど、和やかに語らい談笑するみんなの明るい声と笑顔が、この日一番のご馳走だと私は感じた。昼食が終わると最短コースを歩いて駅へもどった。

 今回はバラ園が開園していなかったことが残念だったが、それを補って余りあると言えるくらい楽しい1日だった。参加者の皆さんのご協力に心から感謝いたします
。本当にありがとうございました。



  生田緑地について



 生田緑地は、多摩丘陵の緩やかな起伏にとんだ美しい樹林地です。クヌギ・コナラなどの自然林の中、まるた階段や木道を歩けば、みずみずしい樹木の匂いと、植物の優しい気配に全身をすっぽりと包み込まれる心地良さを心行くまで味わえます。谷間の自然散策路では、ハンの木などの湿生植物や水田 あぜ道などの懐かしい景色に出合うことが出来ます。訪れるたびに、心と体を奥底からリフレッシュさせてくれるのが生田緑地です。

 民家園は、日本各地(東北、関東、九州など)から移築された23軒の古民家を見学出来ます。家々には、厳しい自然から身を守るための工夫があり、昔の人の生活の知恵に感心させられます。