≪幕山から南郷山&湯トロ嵯峨沢の湯のPhotographはこちらからどうぞ≫

≪≫Enjoy《ゆーぽぴあ》in2007に戻る
















    


                            Enjoy《ゆーぽぴあ・遊歩記》             

                        第41回遊歩                                                       
≪お別れ遊歩「さようならまっちゃん」    梅林と湯河原温泉を訪ねて≫










  遊歩日:   2007年3月11日(第2日曜日)
  遊歩先:   幕山(625m)・南郷山(610m)・湯トロ嵯峨沢の湯
  参加者:   金川 勝夫 和美 他13名
  天 候:   小雨後曇り

<行程>
 東京(8:03発・9番線)→横浜(8:29・6番線)→茅ヶ崎(8:57)→湯河原駅(9:44着・10:00発)―バス→鍛冶屋バス停(10:10着)―徒歩30分→湯河原梅林―60分→幕山―25分→自鑑水―25分→南郷山―送迎バス→湯トロ嵯峨沢の湯(入浴・宴会)―送迎バス→湯河原駅→東京 

 ≪遊歩記≫

 今回の遊歩はyuupolerのM,Kさんが、3年間の出張であった東京勤務を終え故郷の宮崎へめでたく栄転され帰ることとなったため、その送別の意味も兼ねての遊歩である。今日のお天気だがあいにく東京を出発するときは、雨が降っていたが天気予報によると午前中にはこの雨も上がり午後には晴れ間が出るとのことだったので、天気予報を信じ今日はM,Kさんに良き思い出となるように大いに楽しんで貰おう。

 熱海行きの普通電車に乗り込むなり、早速酒好きのS,Mさんから白ワイン、紙パックの菊正宗が回されチビチビとそれを飲みながらM,Kさんの東京勤務の様子などをお聞きする。それにしても今、宮崎県はそのまんま東が県知事になったので話題の中心になっており、M,Kさんもそのまんま東、本名、東国原秀雄氏のお供で何かと多忙とのことだとか。きっとそのうちに側近としての栄達の道が待っていることであろう。

 横浜駅から凹凸コンビのK,Kさん、N,Mさんが乗り込んで車内が一団と賑やかになってきた。窓外を見ると雨は大分小降りになっており、この調子だと幕山へ登る頃には雨も上がり快適に登山が出来るだろう。梅の花は今年は2月が暖かかったので、残念ながらもう、咲いていないかも知れないが、花より団子とか。それはそれなりに楽しみはいくらでもあるからそれもまた、よしとしよう。

 酒を飲みながら談笑をしていたら早いもので、電車は湯河原駅に9時44分に到着をした。ここで参加者yuupoler15名が勢揃いをし、梅園がある鍛冶屋までのバスに乗り込む。梅の花が真っ盛りの時期だとバスも混むのだが、今日は時季外れだけにバスも混雑せずに10分足らずで鍛冶屋バス停へ到着をした。そして幕山の登山口に向かって車道を歩いていたら何と梅園の入園料200円を徴収しているではないか。私達は梅園には立ち寄らず幕山へ行くのだから入園料は一寸おかしいのではと係員の女性に話をしたのだが、梅祭の気管は全て入園料を頂いているとのことで、いやはやこれも商魂たくましくなったもので、これも時代の流れであろうか。

 途中の東屋の所で恒例の自己紹介を済ませ先ずは幕山を目指し登山開始となった。雨は私達を歓迎するが如く、すっかりと上がり吹く風も心地よく雨が降ったために埃も経たず快適に登山が出来そうだ。参加者のyuupolerの中には、M,Kさんの他に宮崎県出身の同郷のN,TさんがおられM,Kさんに是非、お会いしたいと都合をつけての参加となり、お互い肝胆相照らしながら宮崎の話をし懐古の思い出話に花が咲いていた。梅の花も申し訳なさそうにまだチラホラと咲いており、そんな梅の花を愛でながら階段状になった登山道を上ってゆく。私の背中のザックにはお酒が3升鎮座しておりその重みがグッと肩にくい込み重さが堪える。

 何しろ《ゆーぽぴあ》のyuupolerの皆さんは、酒好きの方が多いので、3升でも足りないくらいであるが、私としてはこれ以上になると登山をする身では、重さが堪えるから3升にとどめておいた。梅にウグイスではないが、「ホーホケッキョ、ケッキョ、ケッキョ、ホーホケッキョ」とウグイスが鳴いており、私達を歓迎しているのであろうか。それとも「M,Kさん、長い間の東京勤務ご苦労様でした。・・・!!!!」と鳴いているのであろうか。ハッハッハッハそんなことないか。ゆっくりと40分ぐらい広い登山道を歩を進めやがて第一の目的地幕山山頂に到達した。山頂からは駿河湾がかすんで見え天気だったら富士山の展望が素晴らしいのであろうが、今日は残念ながら富士の雄姿は拝めなかった。

 山頂には大勢のハイカーや観光客が思い思いに休息を取っておりとても賑やかだ。私達は少し休んだ後、第2の目的地お隣の南郷山へと歩を進めた。幕山を過ぎたら極端にハイカーも無く静かな山歩きが楽しめる。山頂からツツジの木が点在する斜面を下り、杉林を抜け白銀林道を横切ると「自鑑水」と名付けられた水が干上がった池地に到着した。この自鑑水は、石橋山の戦に敗れた源頼朝が水面に映る己の哀れな姿に自害を決意したが、土肥實平に引き留められ再起を誓ったという伝説が残っている。

 再び白銀林道に戻り林道を進むと左手に急な階段が南郷山に登っており、そんな登山道を私達は一列縦隊となりその急登を山頂目指し一歩、一歩歩を進める。やがてそんな急登も終わり平坦な道を少し進むと南郷山の山頂に飛び出た。晴天であれば一面のカヤトの山頂からは。眼下には真鶴半島、初島が直ぐ近くに浮かんで見え、房総半島や伊豆大島も望め眺望の素晴らしい所なのだが、今日はあいにくと曇り空のためにそんな眺望は皆無で吹く風も冷たく幕山の賑やかさとは打って変わっての静かな山頂だ。

 この山頂で「まっちゃんさようならパーティ」の宴が開かれ、御大、N,Mさんの「お別れの言葉」を話され、引き続きランナーとしての友人でもあるO,YさんによるM,Kさんの栄転を祝し乾杯の音頭で山頂お別れパーティが開始となり、私から先日の東京大マラソン祭の時に買い求めておいた東京大マラソン2007というネームとロゴマークの入った記念のTシャツをM,Kさんへ皆さんの気持ちとしてプレゼントをする。それからM,Kさんの感激の言葉となり「皆さん是非、宮崎へおいでたもんせ。・・・!!!」と目頭を熱くしてTシャツを胸のところで拡げ熱く話された。

 それから清酒を2升、ワインを一本空けて賑やかに談笑し、昼食を採りほろ酔い気分となり、吹く風も一団と冷たくなってきたので「宴もたけなわではご座いますが、お時間も宜しいようで」とM,Kさんの栄転を祝し三本締めで宴をお開きとして、急な下りを良い気持で下って行く。マア、お神酒が入っているためか皆さんの足取りも軽くルンルン気分であっという間に麓の登山口の広場に着いてしまった。ここには既に湯トロ嵯峨沢の湯の送迎バスが待っており、このバスに乗り込み湯トロ嵯峨沢の湯に着き露天風呂で汗を流した後、新鮮なお刺身、サザエの壺焼き、合鴨のたたき等々のご馳走で2回目の「さようならまっちゃんの送別会」が催されビールと陰に隠れていた美酒を飲み大いに至福のひと時を満喫した。

 「まっちゃん、どうぞ、宮崎へ帰っても、yuupolerの仲間のことを忘れずに日々元気で頑張ってください。」   (^^)/~~  (^_^)

                                  TheEnd