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Enjoy《ゆーぽぴあ・遊歩記》
   第33回遊歩
≪城南の古刹九品仏と等々力渓谷を   歩き・美術館を訪ねて≫













  遊歩日:   2006年9月23日(土曜日・秋分の日)
  遊歩先:   九品仏・等々力渓谷・等々力不動・五島美術館
  参加者:   13名
  天 候:   曇り

  <行程>
 
新宿→渋谷{13:05[乗換位置は後]・13:15発東急東横線特急(元町・中華街行)}→自由が丘{13:22着[乗換位置は前]・13:29発 東急大井町線(二子玉川行)}→九品仏(13:30着)―徒歩・5分→九品仏浄真寺―20分→等々力駅―3分→ゴルフ橋―15分→等々力不動―15分―30分→五島美術館(見学)5分→東急大井町線上野毛駅→自由ヶ丘(和旬にて宴会)

 ≪遊歩記≫

 今回の遊歩は、九品仏がある浄真寺と都心にある唯一の谿谷、等々力渓谷を訪ね五島美術館での美術鑑賞というVarietyに富んだWalkingの遊歩である。

 参加者12名が、九品仏の浄真寺の境内で恒例の自己紹介を行う。今回は5名と女性の参加者が多くそれだけにどことなく華やいだ雰囲気だ。 
「ウッ、マアイイカ・ (^^;)  」

 本当に久しぶりの参加S,Yさん、そして4月のピクニックランドのお花見遊歩以来の参加N,Kさんとお二人の女性の参加を得て、私達は先ずは威風堂々たる山門をくぐり、浄真寺の広い境内を歩き九品仏のお参りと向かった。この九品仏浄真寺は、芝増上寺の別院で、本堂背後の3堂に9体の阿弥陀如来像を安置してあるところから九品仏と呼ばれている。3年に一度、8月16日に行なわれる「お面かぶり」には多くの参詣人が集い賑やかである。

 境内には大きなイチョウの木があり多数のぎんなんが実を付けその一部は境内にかなり落ちている。本堂の後ろに回り3箇所のお堂に3体づつ金色に輝く阿弥陀如来増が安置されている。いわゆる九品仏にそれぞれ巡礼して行く。こうゆう形で阿弥陀如来を安置している寺院は珍しいのではないだろうか。一度8月16日の「お面かぶり」の祭礼に訪れてみたいものだ。S,Yさんが浄真寺の記帳をして貰い静寂なる浄真寺を後にして、等々力渓谷へと向かった。

 途中の街並みは、とても静寂で車一つ通らず道の左右にある家屋は皆、立派な家ばかりで落ち着いた雰囲気のお屋敷町という感じだ。等々力駅を過ぎ途中の豆腐屋さんで豆腐を油で揚げたおつまみを買い求めゴルフ橋の脇からいよいよ等々力渓谷へと向かう。

 この等々力渓谷は、武蔵野台地の崖線(台地の縁の帯状の崖)に沿って谷沢川が形成した渓谷で、台地の高さとは10m前後の標高差があり、斜面にはケヤキ、コナラ、ヤマザクラ、シラカシ、イロハカエデなどの巨木が生い茂り、谷底に降りると台地上の街並みは全く見えず、多くの湧水が随所に見られ、深山幽谷の趣を見せ都会のオアシスとして多くの方が散歩に訪れているそんな都会にあっては貴重な自然美が残っている所である。

 流れる水は決して澄んでいるとはいえないが、時より小鳥も鳴きせせらぎの音もしており、台地から10mも下方にあるので、車の音もせず樹木も鬱蒼としておりこれなら立派な谿谷である。そんなミニ谿谷の散策をした後は、少し道を間違えてしまったが、等々力不動へと向かった。この等々力不動は、 目黒通りに面した満願寺の別院で本堂は江戸末期の建築で、正式な名称は流轟山明王院という。

 この等々力不動で各自、手を合わせ参拝を済ませ境内で一休みをする。O,KさんとI,Mさんの尺八とオカリナの演奏が始まったが、休んでいたカラスにとっては、迷惑だったのであろうか。「ガーーー、ガーー、カーー、カーー」と大声で鳴いているではないか。もう、一同、お二人には申し訳ないが、大笑いをしてしまった。それを切っ掛けとして五島美術館の見学時間が4時30分までということなので、見学の一つであった大塚古墳はカットをし、お二人には又の機会に合奏をして貰うこととして、急いで五島美術館へと向かった。

 広い目黒通りを大股で歩き何とか4時には五島美術館に到着をした。この五島美術館は、日本経済の有力者だった五島慶太氏が収集した東洋古美術を中心に展示している美術館で、コレクションには、国宝、重要文化財も多く、庭は5000坪と工大で木々も鬱蒼としており、石灯篭や石仏が点在している。700円の入場券を買い求め館内に入ったが、正直、凡人にはその価値が良く分からないような掛け軸や器が陳列してあった。私は刀剣が数多く展示をしてあると聞いたので、それをお目当てに来館したのだが、何と分別展示で来年の2月が刀剣等を展示をする時期とのことであった。期待が大きかっただけにこの五島美術館は少々ガッカリしてしまった。

 館内の美術品を見学してから、庭の方に回りそこをさらっと歩き、美術館を後にする。そして目黒通りを歩いていると途中で私達のために設けてあるような道の傍らに大きなテーブルとそれを囲むようにして椅子が配置されており、木々に囲まれ道からは暗くて見えないから、おじさん達の宴会風景も見えずに安心してほろ酔いタイムを過ごせる、そんな絶好の場所があったので、早速また、一升瓶と4号瓶のお酒がテーブルの真ん中にどーんと置かれてほろ酔いタイムの開始となった。M,Kさんが来年には故郷の宮崎へ帰るとのことで、そこで来年のGolden weakには、宮崎へ行こうという景気の良い話が飛び出す。人間元気なうちに出来るだけ歩いて楽しまなければ人生過ぎてしまうとあっという間だから、是非、来年は宮崎へ行くことにするか。でも、屋久島も良いな。  (^_^)

 そんな話に花が咲き薄暮にもなったので、ここを引き上げ上野毛駅にて、I,Mさん3達名の方達と別れてから自由ヶ丘の駅の傍の「和旬」(わしゅん)という海鮮居酒屋で宴会となる。生ビールで乾杯をしホッとする。ここで食べた岩ガキ、イクラ寿司が実においしかった。こうして今日もまた、東京の再発見をして至福の一日が幕を閉じた。

                          (^_^)  (^^)   オシマイ