≪≫Enjoy《ゆーぽぴあ》in2009に戻る

《次のページへ》

≪石割山縦走遊歩のPhotographはこちらからどうぞ≫
















Circle≪ゆ〜ぽぴあ・遊歩記≫


         第84回遊歩

 ≪陽春の風を受け富士の好展望の稜線を歩き温泉で良い湯だな・・!!≫











  遊歩日:   2009年4月26日(第4日曜日) 日帰り
  遊歩先:   石割山{(1413m) 平尾山(1296m) 大平山 長池山 山域 御坂山塊}
  温 泉:   ホテルマウント富士温泉
  天 候:   晴れ  
  参加者:   8名 

 《行 程》

新宿西口バスターミナル(7:40発)=富士急高速バス⇒平野バス停(10:04着〜10:20発)⇒石割神社前社(10:30)⇒石割山登山口(10:45)⇒富士見平・階段上(10:55)⇒石割神社(11:10)⇒石割山(11:40)⇒平尾山(13:00)⇒大平山(13:40)⇒長池山(14:17)⇒車道(14:30)⇒ホテルマウント富士(14:45・入浴休憩)⇒バス停(17:20)⇒新宿(20:10)

 ≪遊歩記≫

 今回は交通手段として、新宿から富士急行高速バスを利用して、山中湖の畔平野バス停まで行くこととした。高速バスは日曜日にも拘わらず道路は空いており、何と予定到着時間10時4分、ピッタリと平野バス停に到着した。その時間の正確さに驚き運転手のドライバーテクニックに喝采を上げる。一同、トイレを済ませ、山支度も整い班編制で、これより石割山目指しイザ、出発だ。国道413号線を道志方面に向かい、石割神社前社のY字路に着いたら左に曲がり、登山口に向かって雑木林の車道を進んで行く。そんな道筋に何と桜の花がまだ咲いているではないか。そんな光景に東京との季節差を感じる。

 やがて赤い鳥居がある石割山登山口へ到着する。急な階段が延々と一直線に空まで伸びているという感じで、長く続いている。今まで一列縦隊できちんと来ていたご一行様、ここで忽ち一人、一人の間が開いてしまい中でもA,Sさんがドンドンと遅れてしまった。やはり、神様が奉られている聖地に行くのには、これくらいの難行苦行をしないと修行にはならないのであろう。そんな辛い階段を400段ほど登りきった場所は石割の湯からの林道を併せる「富士見平」で、あずまやもあり、絶好の休憩ポイントになっている。ここで一息ついて給水をしたり、飴玉を口にして、栄気を養う。「富士見平」と言うだけに今昇ってきた階段の遠くに富士山が薄くドーント見える。そんな富士山を見ていたらノッソリ、ノッソリとA,Sさんが苦しそうに階段を昇って来た。そんな彼が私達に追いつくなり、開口一番「駄目だ。もっと真剣にダイエットをしなければあきまへんがな。・・・!!!」 (^^;)  (-_-;)

 一休みをした一同、今度は遅れることもなく皆さん、快適に歩を進めやがて石割神社へと到着した。
この石割神社の御神体は10m以上の巨岩で、大きな割れ目があり、石割山の名前の由来となっている。この巨岩をはじめとして、石割山一帯には「大天狗」、「子天狗」などの奇岩が多く、それぞれに伝説があるようだ。私はそんな御神体である巨岩の割れ目を通るため身体を入れてみた。最初だけが少し横向きにならなければ通り抜けがやや難しいだけで、時期に真っ直ぐ歩いても何てことはなく通り抜けてしまった。でもダイエットを堅く誓ったA,Sさんは、最初は勿論、後もかなり横を向かないと通り抜けが出来なかったとここでもまたまた、堅くダイエットを誓うのであった。「今度5月10日の祝賀会にお会いするのが楽しみだ。」 (^_^)

 そんな御神体である石割の通り抜けをして、また、雑木林とクマザサの急坂をひと登りして、石割山山頂へ飛び出た。山頂からは下りで利用する稜線が富士山に向かって延びている。白く輝く富士山がそびえ立ち、何ともいえない絶景だ。左下には山中湖、御坂山塊の奥には南アルプスの峰々が望める。それにしても今日は風が強くそれだけにかなり寒く山頂での昼食は止めて、少しくだった鉄塔の下で昼食タイムとなった。

 何せ座っていると強風のために寒いので、昼食もそこそこに出発することとした。石割山から富士山を正面にみながら急坂を下り、下りきった場所が「石神戸」(いしごうと)と呼ばれるコルで、小さなアップダウンを繰り返しながら進み、左手に平野からの東海自然歩道を併せた頃に草原状の「平尾山」に到着した。途中に富士小桜が満開に咲いており、思わず立ち止まりデジカメでパチリ・・・!!!  (^o^)

 平尾山から丸太の階段を下り、右手に忍野からの道を併せて、再び登り返して「大窪山」を通過し、さらに小さなピークをひとつ越えると明るい草原状の尾根となり、ひと登りで「大平山」(1296m)の山頂に到着した。ここで富士山を背景にハイカーに写真を撮って頂き一同笑顔でパチリ、きっと善男善女、それなりに撮れていることであろう。 (^^;)

 さらに尾根道を忠実に下り、「飯盛山」、「長池山」とトレースする。長池山の木段を下り、花の都公園につながる東海自然歩道を分けて、しばらく進むと車道に突き当たり、ここでRoonaviのS,Mさんの感が鈍りはてさて、登るべきか。下るべきか。暫し迷っている。そこで皆さん、地図とにらめっこをする。するとA,Sさんが、一枚の地図を取り出し、威厳高く「エヘン、私はこの地図から見て、また、この山容からも察するにこの未知を下っていけばやがてホテルマウント富士に到達すると思いますよ。」とやや、お腹を突き出して、きっぱりと言うではないか。そんな迫力に皆さん、納得をしてしまって、道を下って行ったら、正解、何とホテルマウント富士へ通じる道に出たではないか。「ウーン、A,Sさんも名誉挽回で最終の美を飾ったと言うことか。」

 そんな「ホテルマウント富士」で大枚1,500円を支払い石割山縦走で疲れた身体をゆっくりと温泉に浸かり栄気を養う。そうしたらお腹の方で「こちらも栄気を養ってよ。」とグッグッグーと鳴くではないか。そうかよしよしとばかりに湯上がりに缶ビールを買い求めホテルの裏庭でそんな
冷えた缶ビールをグビグビト飲む。「キューキュキューン、ウンメイ、」喉にそんな冷たいビールが一気にお腹へと流れ込む。

 目の前にはドデカイ日本一の富士山が、ドーントその威風堂々たる雄姿を見せている。私はこんなに間近に大きな富士山を見たのは初めてなので、実に感激をしてしまいついつい酒量が増して、もう天下を取ったような気分となり、超ご機嫌だ。そして帰りのバスの二間もあるので、ホテルを後に車道をそんなご機嫌モードで、ドンドンと下って行く。やがて下りも終わり山中湖湖畔を進みバス停へ到着した。定時に高速バスが来て一同、それに乗り込む。私は座るが早いか和美と共に爆睡モードとなってしまい12チャンネルの「良い旅夢気分」の世界に突入した。一部の人は、熱弁を振るっていたようであるが・・・!!!  (^^;)  (;_;)
 今回は高速バスを利用したので、実に時間的に無駄なく費用も安く済み富士山の雄姿を見ながら縦走が出来て、充実した遊歩であった。