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 山行日   3月19日(日)〜20日(月) 1泊2日
 山行先   安達太良山(山域 福島 黒金小屋泊)
  費用   16,000円

〔行程〕

3/19 

 上野駅(6:51ラビット号・7番線)→宇都宮(8:22着・8:44発)→黒磯駅(9:35着・9:38発)
―郡山行乗り換え→郡山駅(10:40着・10:49発)→二本松(11:12着)―タクシー→奥岳

感 想

 予定では黒金小屋に泊まって鉄山の方へ行く予定であったが
20日が風邪が強く天候悪化のためにスキー場の方へ下山して岳
温泉でゆっくりと風呂には行って帰ってきた。黒金小屋ではいちげ
よしえ、田部井順子さんと出合った。
雪も適当にあってのんびりとした雪山登山で良かった。







山行日  4月23日(日)
山行先  棒ノ嶺(山域 奥多摩・969M)

【行程】

 飯能―バス 40分→棒ノ嶺登山口―徒歩 15分→白谷沢登山口―90分→
岩茸石―20分→権次入峠―15分→棒ノ嶺―10分→権次入峠―
20分→黒山―90分→小沢峠―30分→小沢橋―バス→飯能

感 想

 6月の特別コースで和美がチーフ担当をやるので、その下見を
棒ノ嶺に行ってきた。一寸風邪が強かったが沢沿いの登りコースは
変化があって良かった。帰りの下山道は静かでとても山の雰囲気が
良かった。そして池袋駅で下車してから、高林さんにご馳走になって
、吉祥寺で黒潮の回転寿司を食べて帰ってきた。


       《

 5月の連休に北アルプスの奥大日岳に行ってきました。前回は立山三山を縦
走したので今回は大日岳となりました。 計画では大日岳まで行く予定だった
が、天候不良と歩程時間の長いことで中止をして奥大日岳と立山の雄山二登っ
てきました。


山行日   5月3日(水)〜5月5日(金) 2泊3日
山行先   奥大日岳(山域 北アルプス 標高 2606m)
天 候   3日及び4日 曇り 5日 晴天

            大日岳の紹介

 富山県南東部,中新川 (ナカニイカワ) 郡上市町と立山町との境にある山。標高 2498m。立山連峰の一つで,連峰北部の劔御前 (2777m)から室堂乗越 (ムロドウノツコシ) の鞍部を経て西へ伸びる大日尾根の主峰。大日尾根は,東から奥大日岳 (2606m), 中大日岳,大日岳,早乙女岳 (2025m), 前大日岳 (1779m)の山々からなり,山体はいずれも古生代末から中生代初めの古期花コウ岩類で,奥大日岳北側には階段状のカールがある。この尾根は平安時代からの修験道行者の禅定 (ゼンジヨウ) ルートで,奥大日岳と中大日岳との間などに行者岩屋があり,高山植物が豊富で,劔岳の展望もよい。大日岳東側鞍部にある大日小屋から南へ下ると大日平がある。大日平は弥陀ヶ原 (ミダガハラ) と称名 (シヨウミヨ) 川で境されているが,いずれも同時期に形成された溶岩台地であり,富山からのバスの便がある称名滝にも近い。

           立山の紹介

 富山県南東部,立山町東部にあり,北アルプス北部を占める。奈良時代,越中の国司大伴家持に詠われた〈たちやま〉(《万葉集》)は,劔岳を含めた連峰の総称である。一般に立山というときは,最高峰の大汝 (オオナンジ) 山 (3015m)と雄山 (オヤマ)(2992m)を指すが,これに南側の浄土山 (2887m)と北側の別山 (ベツサン)(2882m)とを加えた立山三山を指す場合もある。立山はいずれも古期の花コウセン緑岩と飛騨変成岩で構成されている。雄山北西斜面の山崎カール(天)や東斜面の御前谷,大汝,内蔵ノ助谷,真砂沢などのカール,南方の御山谷氷食谷など,氷河地形も多い。西側には,室堂平,天狗平,弥陀ヶ原といった溶岩台地が広がり,これらの緩斜面の南側に位置する国見岳 (2621m)や天狗山 (2600m)は立山旧火山のカルデラ壁である。雄山山頂には雄山神社峰本社がある。東側は黒部峡谷を隔てて後立山連峰へと続く

。立山は平安時代から修験道行者の手で開かれ,室町時代には広く知られるようになった。江戸時代になると,山麓の芦峅寺 (アシクラジ) を中心に神仏混淆 (コンコウ) の宗教的色彩が強まり,死者に会える山として諸国からの登山者を集めた。1972 年立山黒部アルペンルート(全長約 86km)が完成。富山市から出発して電車やバス,空中ケーブル,ロープウェー,地下ケーブルなどを乗り継ぎながら,地獄谷やみくりが池など立山の火山活動のあとを示す名所のある室堂平から黒部ダムを経て長野県大町市に至る観光ルートが開かれた。(平凡社百科辞典から引用)

【行程】

5/02   JR新宿(23:50・急行アルプス号)
5/03   信濃大町(5:05)―バス→扇沢―トロリーバス→黒部
       ダム―徒歩→黒部湖―ケーブルカー→黒部平―ロープウェ
      イ→大観峰―トロリーバス→室堂―徒歩15分→みくりが
     池温泉(宿泊 (-.-)Zzz )
雷鳥平及び地獄谷散策

〔感想〕

 黒部アルペンルートのトロリーバスを降りて黒部ダムサイドを歩く。黒部湖は一面まだ白く凍結しており青い水は眺められない。黒部はまだまだ冬景色である。今度はケーブルカーを降りて、黒部平に到着する。ここでロープウェイに乗るために約30分の待ち時間があり、駅の外に出てみると真っ白に雪化粧をした北アルプスの主峰鹿島槍ヶ岳、針ノ木岳、赤沢岳等々が連なっている。やはり、スケールがドデカイ こんな風景を見ていると夜行の寝不足の頭がス
ッキリしてきた。

 更に大観峰までのロープウェイで空中散歩となり、乗客はみんな感嘆の声を
上げている。しかし、絶景もさることながら、こんな山深いところに良くこん
なものを建てたものだ。改めて人間の英知のものすごさを感じた。

 サア、最後のトロリーバスを降りるとそこが室堂である。ここが観光の拠点
ともなる所で一段と観光客の喧騒が増し、連休の一日を思い思いに楽しんでい
る。晴れていれば表面に立山三山がドーンと見えるのだがあいにくと曇り空で
何も見えない。プラブーツにはきかえてみくりが池温泉に向かう。みくりが池
も真っ白く凍結しており、どこからが池なのか識別できない。辺り一面銀世界
である。今年は例年になく大雪だったとかで以前来たときよりもかなりの積雪
量である。

 みくりが池温泉で昼食を取り、明日の大日岳の下見のグループと雷鳥平散策
のグループに別れて行動をとる。私は軟弱なもので散策グループに入り雷鳥平
に向かった。途中山行初めての何と雷鳥くんに出合う。まだ白い羽が多いがと
ころどころに夏の羽が生えており、間もなく夏の洋服に替える時期も近いであ
ろう。何時見ても本当に愛らしい歩き方で私達を迎えてくれた。みんな夢中で
カメラのシャッターをパチパチときって、雷鳥の仕種に感動している。雷鳥平
に着くと色とりどりのテントが張ってあり、山へ行く者、スキーやスノーボー
ドを楽しむ者達が期待に胸膨らませて雪原に談笑している。しかし、私も雪の
中で何度かテントを張ったが、年をとるに連れて寒さが身に応え今ではとても
そんな気にならない。山小屋の暖かい夜具に包まれて眠ることを知ってしまっ
たら、もういけません、増して今日のように温泉が着いているとなるともう極
楽です。

 帰路は地獄谷の方へ廻ることにした。本当にまさに地獄を思わせるようなブ
ツブツと温泉があちらこちらから沸騰し湧き出て、さながら立山大日岳が
天国の聖地ならばここはまさに地の池地獄であろうか。天地陰陽の織りなす光景である。

 散策の後は今回お目当ての温泉にドップリと浸かる。このみくりが池温泉に
は過去2回来ているが、本当に日本最高地にある温泉だけにその泉質も抜群で
効能もとても良いもので、今回の山行は登山もさることながら、私は3月5日
にハーフマラソンで左踵骨を痛めてしまったので、 その湯治の目的もあるの
で、いつもより入浴タイムもゆっくりと取る。

 夕食は食堂で賑やかに山の幸、海の幸を食べながら生ビールを飲んで明日の
大日岳のことなどを談笑する。時間的にとても大日岳は無理であろうし、天候
も余り良くないので奥大日岳と登山はすることにして、酔いも回ってきたので
早めに眠りについた。 ぐーぐー

 (続く) (^_^)

【行程】

みくりが池温泉(4:50発→雷鳥平(5:20)→新室堂乗越(6:00)
→奥大日岳(8:20)→新室堂乗越(10:20)→雷鳥平(10:40)
→地獄谷(11:15)→みくりが池温泉(11:30)

5/5

【行程】

みくりが池温泉(7:30発)→一の越 (8:30〜9:00) →雄山山頂
(9:40〜10:10) →一の越 (10:50)みくりが池温泉(11:
20)

〔感想〕

 リンリンリンリン 夜中の3時、アラームの音で目を覚ます。サア、いよい
よ今回のメインイベントである「奥大日岳」の登山日だ。天気は悪くガスに包
まれている。朝食を取りサブザックに荷物を積めて、みくりが池温泉の玄関に
9名が出そろって、朝の挨拶及び班編制を終えてザク、ザクとアイゼンで雪を
踏みしめて一列縦隊でガスがかかっている雪の道を歩を進める。テント場の雷
鳥平を過ぎるとやがて急な登りとなる。アイゼンをガッチッと踏みしめて斜面
を登っていく。まだ身体が行動になれていないのか息が弾んでくる。しかし今
日一日天気は大丈夫であろうか。 周囲はガスに包まれて視界がきかず果たし
て、山頂まで無事に到着できるか甚だ心配になる。

 そんな急な斜面を登るとやがて分岐点である、新室堂乗越に到着した。ここ
は剣午前から剣岳に行く道と別山、そして大日岳に行く道の分岐点であり、こ
こで本日1回目の休憩を取る。風が射すように冷たく、鼻水が垂れてきて顔は
突っ張ってどうにもだらしのない顔である。

 夏山だとお花畑があり、眼を楽しませてくれるのだが、 雪山は白の世界な
のでそんな楽しみはないが、白色の世界はロマンを感じさせるようで何とも言
えない幻想的である。休憩を取った後にまた、歩を進めていく。ここら当たり
から斜度がきつくなり、ピッケルを杖がわりに突きながら、上へ上へと進んで
いく。視界は前よりもいっそうになくなってきた。一度目のピークを過ぎると
風がものすごくとても冷たい。時より瞬間に見える視界は両方がスパッと切れ
込んでいる馬ノ背になっている。 視界があったら換えって恐いものがあるか
ら、見えない方が恐怖心がなく歩けるので良いのかも知れない。二つ目のピー
クも過ぎて、もう少しで奥大日岳の山頂になるはずであるが、まだそれらしい
ものは全く見えない。

 トップがルートを開いて行っているのだが、時より大きく張りだした雪尾に
近づいて行っているので、背後のものが声をかける。大日岳はこの3月に雪山
の訓練で、雪尾に足を踏み入れて遭難したパーティが合ったばかりなので、否
が応でも緊張させられる。

 視界は精々7、8メートルぐらいであろうか。時間的にもそろそろ山頂なの
であるが、全く見えない。ここでみんな落ち着くために一息入れて、少しでも
視界が開けるのを待つことにした。トップの者が見てくると出かけたが、その
人影が見る間に消えてしまった。するとしばらくして「山頂があった。見つけ
た。」と声も風でとぎれとぎれに聞こえてきた。みんな急いでその声の方に向
かう。すると一寸したピークを越えればそこが奥大日岳の山頂であった。みん
なで雪に埋もれた山頂の標識を掘り出して、標識の頭をなでて安堵のため息を
つく。

 感激の雪の奥大日岳、山頂にに立つことが出来た。記念写真を撮って大日岳
の方に目をやるとポッツンと二人の人影が見えるではないか。今回のコースで
初めての人に出会う。昨日おそらく大日岳の付近でテントを張ってこちらに向
かってきたものと思われる。寒いので私達は早々に下山することにした。下山
は今きた道を戻ればよいので安心である。一ヶ所スパッと切れた斜面のトラバ
ースを身長に歩いていく。誰かが視界があったら恐くて一寸ビビッてしまう所
だね。そんな話をしながら歩いていく。

 そんな緊張した箇所もクリアをして、広い雪面に出たので、ひと休みしてい
ると先ほどの二人連れが歩いてきた。聞くと昨日から大日岳の何とかという麓
から登ってきて、昨日は大日岳の山頂近くの祠でテントを張って、宿泊をしこ
れから剣岳を登ってハヤツキ尾根を下るのだそうである。それを聞いて本当に
驚いてしまった。しかも一人は女性である。私達は奥大日岳でも持て余してい
るというのに、何という豪傑達であろうか。相当な山の達人達であろう。何で
も途中で熊に遭遇したとかで、ピッケルを思わず構えたが、熊の方がサッサと
逃げていってしまったそうである。

 やっと新室堂乗越に着いた。ここからはもう全くの雪原散歩で昨日通った地
獄谷を経て、山荘までの最後の急登であえぎあえぎ登って行くと人も多くなり
やがてみくりが池温泉に到着した。早速温泉に入って冷えた身体をゆっくりと
温める。そして湯上がりはおきまりの生ビールでのどを潤す。「ウンメイー」
まさに至福の一時であろうか。

 お天気は午後になると嘘みたいに快晴になり、今さっき登ってきた大日岳山
群がドッシッと見える。見るとかなりの角度の斜面であり、切れ込んでいる谷
筋も見えるので、良くもまあ登ってきたものだと改めて感動に浸る。夕食まで
に時間があるのでみんなそれぞれに写真を撮りに行く者、景色を見に行く者、
風呂に入って夕日を見る者等々で一時を過ごす。私はどうしたでしょうか。ピ
ンポーーン 当たりました。当然風呂に入りながらタオルを頭にのせて、窓か
ら見える大日岳の夕日に染まった風景をじっくり見たのでした。

 夕食は昨日よりも豪華な食事で生ビールを飲みながらゆっくりと味わう。大
勢なので夕食タイムも時間制で、後は部屋に帰ってゆっくりと飲みなおした。

 今日5日は立山の雄山登山である。天気は全くの快晴で空の青さが目にしみ
る。奥大日岳と違って観光気分で登れるから、気分も楽である。それにしても
雄山登山は登山者が多いもので観光客、本格的な登山者等々が混在して登って
いく。一の越に着くと風がものすごく冷たい。だから山の天気は分からないも
ので、 麓ではTシャツ一枚で歩いても別段寒くはないのだが、 さすがは
3000m近くの山である。風が射すように冷たく頬をなでていく。一の越で
一息ついて一気に賑わう山道を山頂目指して登っていくと、四顧の風景は全く
絶景で雪化粧をした峰峰が見えてきた。さすがは名山立山である。山頂に着く
と雄山神社は屋根を残してすっぽりと雪に埋まっていた。

 剣岳、鹿島槍ヶ岳、針ノ木岳、笠だけ等などがその雄姿を見せて屹立してお
り、さすがに北アルプス景色も迫力がある。

 そんな雄山を後に再びみくりが池温泉に戻って汗をかいたので、風呂に入り昼
食を取って喧騒の室堂に向かった。今年は名物の雪の壁も雪が多かったので、何
と高いところでは20メートルにもなっているそうである。美女平でケーブルカ
ーを約1時間ほど待って、一路富山市に向かった。夕食の宴会は、冨山湾名物の
ホタルイカの刺身、シロエビの刺身等を酒の肴にして、ビールや地酒などをたら
ふく飲んで、立山の思い出と共に夜行バスのシートに身体を横にして眠りにつ
いた。 The End


   《GW雪の大日岳山行案内》


山行日    5月3日(水)〜5月5日(金) 2泊3日
山行先    大日岳(山域 北アルプス 標高 2601m)
費用     ¥37,000円(交通費 18,000円 宿泊代 16,000       円 通信費・雑費・5日の夕食代 3000円を含む)
集合場所   JR新宿駅南口改札口内
集合時間   PM11時30分
装備     雪山装備(アイゼン、目出帽、サングラス、防寒用帽子、ピッケル、       オーバーヤッケ、オーバーズボン、ウールの手袋、着替え、ロングス       パッツなど)
持ち物    3日(朝食、昼食)、4日(昼食)、行動食、お酒、おつまみ、サブ       ザック、身障者手帳、保健所の写し、テルモス常備薬など
山行状況   悪天候決行
みくりが池温泉  076−465−4595