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Circle≪ゆ〜ぽぴあ≫・遊歩記

       第200回遊歩
ふれあいコンサートin2011+新宿御苑散策
≪日本語の美しさを歌う&豪華なる
 テノール・アリアと祝典序曲1812年≫











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遊歩日:   2011年3月6日(第1日曜日)
遊歩先:   新宿御苑&ふれあいConcert2011{新宿区立「新宿文化センター大ホール}
参加者:   21名  Aコース=17名  Bコース=4名
天 候:   晴天


《行 程》
●新宿{09:41発・東京メトロ丸ノ内線(池袋行)(各停)}⇒■新宿御苑前(09:44着)=徒歩10分⇒▲新宿御苑(苑内散策・昼食)⇒新宿文化センター大ホール(コンサート鑑賞14:00〜16:00)=徒歩分⇒新宿駅西口「日本海庄や」夕食宴会


 ≪遊歩記≫

 直接ふれあいConcertの会場、新宿文化センター大ホールへ行く4名を除き17名が、新宿御苑のゲートを入った所で声出しをする。今回の参加者は女性が13名とオジサンyuupoler8名を圧倒し、それだけに華やかな雰囲気を見せている。少々足に難点のある女性2人が車椅子に乗り、後の方はそれぞれのPartnerと談笑しながらRooNav、浜のK,Kさんを先頭にし、静寂な御苑を歩いて行く。それにしても静かだ。私は何度となくこの新宿御苑を歩いているが、いつも人が多く賑やかだが、今日はそんな喧噪もなく誠にシーンとして静寂そのものだ。私達はまるで殿上人たる皇族になった気分で、のんびりと歩を進めて行く。

 今日は昨日までの寒い日と違い空はスッキリと晴れ渡り、ポカポカする陽春の陽射しが照り輝き誠にお日柄も良くお散歩には絶好の陽気だ。この新宿御苑は、 江戸時代に信州高遠藩主、内藤氏の屋敷があったこの地に、新宿御苑が誕生したのは明治39年(1906)のことで、皇室の庭園として造られ、戦後国民公園となり、一般に開放された。フランス式整形庭園、イギリス式風景庭園と日本庭園を巧みに組み合わせた庭園は、明治時代の代表的近代西洋庭園であり、日本における数少ない風景庭園の名作で、新宿という繁華街にあってまるでOasisのような緑と空間の憩いの場である。

 遊歩道の両側に枝を四方に伸ばし、年輪を重ねた桜の巨木が、桜花爛漫の時期を待つが如く立ち並び梅に変わる主役の座を今や遅しと待ちわびているようだ。そんな桜並木を後にして、今の主役梅林へ行く。寒空に絶え凛として咲く梅の木に近づくとプーーンと梅の花独特な甘い匂いが漂い思わず「ウーン、良い匂いね。」と顔も綻びそんな梅の花びらに鼻を近づけその芳しい匂いに心和む思いだ。梅の花びらに手を触れたBlinderの女性は、その柔らかな花びらの感触にきっと春を感じているのだろうか。触れたために花びらがハラハラと舞い散り、美しき花の命の短さに自分を重ね合わせ何を脳裏に思い巡らしているのであろう。きっと青春時代の乙女の情熱を滾らせた恋愛のことであろうか。 (^o^)

           触れ思い
             乙女の頃や
                梅の花

 そんな梅の花を観賞し広い池の畔を歩いて行く。やはり、庭園には池がつきもので、綺麗に円く刈り込んだ緑のツゲと調和が取れ心落ち着く風景だ。遠くの岸辺ではパンパンと手を叩き池の鯉を呼び寄せている人がおり、きっと童心に返り泳ぐ鯉に愛しさを感じているのであろう。これがホントの「コイごころ」 ・・イヤー、オソマツ

 そして池にかかる橋を渡り昭和2年に建てられたという池見殿へ歩を進める。ここからの眺めは素晴らしく池と松や円く刈られたツゲ等の緑のコントラストが実に良く日本庭園の妙を尽くしている。そんな光景を背にデジカメでいい男がそれなりにハイポーズとパチリ・・・!!!  (^^;)

 そんな池を後に更に歩を進め行くと丁度お昼時になったので、休憩所で、各自が持参したお弁当を拡げ昼食タイムを採ることとした。それぞれがお弁当を手に美味しそうに食べている。誰もがそうだが、食べているときが一番良い顔になり満腹一杯、幸せ一杯だ。そりゃあそうだろう。怒りながら食べている人はいないものね。「これ私が作った菜の花の漬け物デンネン。。サア、食べてミンシャイ。」とオバチャマから声がかかり、食べてみるとなるほど、味が良くさすがは年の功そのskillupの味に感心する。

 そんな昼食タイムで満腹となったので、まだ時間的には少々早いが、ふれあいConcertの会場、新ぎゅくぶんかせんたー大ホールへ行くこととした。ゾロゾロとご一行様、新宿の街を歩きやがて新宿文化センター大ホールへ到着した。ここで待ち合わせをしていた3名の参加者と合流し一同、館内へ入り、時間がまだ早かったせいか前の方の席が空いていたので、そこへ陣取りふれあいConcertの観賞する体制を整えた。

 やがてベルが鳴り、ふれあいConcertの開演で、第一部は川口京子さんによる誰でも知っている春夏秋冬のそれぞれの同様唱歌。「みかんの花咲く丘」「犬のおまわりさん」の歌を面白く編曲して歌う。更に「よいとまけの歌等を歌って第一部は終了する。

 《第一部》  〜日本語の美しさを歌う、歌う、歌う〜
        「どこかで春が」    作詞・桃田宗治/作曲・草川信
        「荒城の月」      作詞・土井晩翠/作曲・滝廉太郎
        「いぬのおまわりさん」 作詞・さとうよしみ/作曲・大中恩
        「みかんの花咲く丘」  作詞・加藤省吾/作曲・海沼實


唄い
  川口京子(ピアノ・長谷川美佐子)

そして第二部は、ニューヨークフィルのopeningTheme軽快なる「ラリツキー行進曲」で東京都交響楽団によるClassic演奏が総勢80名のオーケストラにより高らかに開演された。テノール歌手の小原啓楼さんの澄んだ声が会場一杯に流れる。

 《第二部》  〜華麗なるテノール・アリアと祝典序曲1812年〜
        「ウィリアム・テル序曲」           ロッシニー
        「トウランドット」より“誰も寝てはならぬ”  プッチーニ
        「リゴレット」より“女心の歌”        ヴェルディ
        「祝典序曲1812年」              チャイコスキー
   歌
★ロッシーニ:「ウイリアム・テル」序曲

 イタリアの生んだ大作曲家ジョアッキーノ・ロッシーニ(1792-1868)、彼のオペラは現在でも世界中のオペラハウスで上演され続けていますが、この 《ウィリアム・テル》 は、序曲のほうが有名かも知れません。
--13世紀、ハプスブルグ家の支配下にあるスイスで反抗の機会を狙っているウィリアム・テル、敵方の王女と恋におちてしまう長老の息子、闘いの物語に恋がからみあい、緊迫した物語はスイス人一斉蜂起へとなだれこんでゆく…・という壮大なドラマ。
序曲は4つの部分にわかれています(続けて演奏されます)。まず、美しいチェロ合奏が印象的な 《夜明け》から、圧政と戦う魂の叫びのようにオーケストラが吠える 《嵐》、コールアングレの息ながい歌に軽やかなフルートが見事にからむ穏やかな 《牧歌》、そして有名な 《スイス軍の行進》。4つの楽章を備えた、小さな交響曲のようにもみえる、劇的な序曲です。

★プッチーニ:「トウーランドット」より樅誰も寝てはならぬ"  '

 イタリアの大オペラ作曲家、ジャコモ・プッチーニ(1858-1924)のヒット作から。氷のような心を持つ美女・トゥーランドット姫を愛するカラフ王子が、課せられた難題を前に「あなたは私のものだ…・夜明けには私が勝利する ! 」と歌います。絶体絶命の危機を乗り越える愛のカ…・。オペラの中でもこのアリア(独唱)は特に有名でしょう。というのも、2006年トリノ・オリンピックのフィギュアスケート女子シングルに出場した荒川静香選手が、この曲を演技に使用しズ金メダルを獲得して以来、たいへんな人気になったため。

★ヴェルディ家「リゴレット」より“女心の歌"

 やはりイタリア・オペラの大家、ジュゼッペ・ヴェルディ(1813-1901)は、人間の心理を深くダイナミックに描き出す素晴らしいオペラを書き、深く愛されました。このでリゴレット》 は、一人娘を色ごのみの公爵に連れ去られた道化リゴレットが、公爵に復讐しようと図り刺客を送るものの、公爵の代わりに娘が殺されてしまう …・という悲劇なのですが、前奏曲に続いて演奏されるこの 《女心の歌》 は、その好色な公爵が歌うアリアで「風の中の羽根のように…・」とまさに「女心」を歌った歌詞も有名です。

★チャイコフスキー箋祝典序曲1812年

 1812年、フランスからロシアにまで攻め込んだナポレオン軍が、徹底抗戦と冬の寒さとに惨敗を喫したという戦争…・を音楽で描いてみせたのはロシアの作曲家ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー(1840-93)。冒頭、ロシア正教の聖歌 《神よ、民を救い給え》 からやがて緊張感を増すと、フランス国歌 《ラ・マルセイエーズ》 が高らかに。圧倒されるロシアは美しい民謡のようなメロディで表され…・やがて戦況は転換。逃げ去るフランス軍に追い討ちをかけて鳴り響くのは、この頃のロシア国歌 《神よ皇帝を守り給え》。最後は凄まじいほどの祝典になるスケール大きな曲です。

 やがてEncore曲を聴き、Orchestraの演奏も終演を迎え今年も大迫力の演奏に酔いしれ感動さめやらぬ思いで、新宿文化センター大ホールを後にして、遊歩道を辿り実に何年ぶりになるのであろうか。新宿の繁華街を歩き、新宿駅西口のPalette Bill8階の「日本海庄や」で、参加者17名による夕食宴会の宴が盛大に開始された。

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               「オシマイ」