《ゆーぽぴあ》in2006に戻る

≪熱川遊歩のPhotographはこちらからどうぞ≫










河津七滝と熱川温泉遊歩記

Enjoy《ゆーぽぴあ・遊歩記》



   第36回遊歩
≪伊豆の名勝地・大室山と河津七滝 と展望風呂の熱川温泉を訪ねて≫








  遊歩日:   2006年11月18日(土)〜19日(日) 1泊2日
  遊歩先:   大室山・シャボテン公園・河津七滝・浄蓮の滝 
  温 泉:   熱川温泉 熱川ハイツ 
  参加者:   9名  金川 勝夫・金川 和美 他7名
  天 候:   18日 曇り時々晴れ  19日 小雨後、大雨

 11月18日(土)

 <行程>
 東京{9:21・7番線東海道本線(東日本)(伊東行)}→熱海(11:10)→伊東(11:35・昼食休憩)―バス→シャボテン公園(散策)→大室山―バス→伊豆高原駅→熱川駅→熱川ハイツ  宿泊  (-.-)Zzz

 ≪遊歩記≫

 東京発9時21分発、伊東行の電車へyuupoler9名の参加者のうち7名が乗り込む。後のお二人、k,yさん、k,hさんのご夫妻は、遅れて直接伊豆熱川駅に向かうことになっている。先ずは私達yuupolerは、座席に着くなり缶ビールでこれからの旅の安全を願い乾杯をする。しかし、飲む理由はいくらでもつくから面白いものだ。 エヘヘヘ 今回の遊歩は、観光地である伊東、熱川、河津を回る旅で、そのうちハイキングコースといえば河津七滝から旧天城トンネルまでの一寸した区間で、今日のコースは全くの観光地巡りだ。

 そんな缶ビールの乾杯が終わるとS,Mさんが、ぽーんと気前よく「皆さん、飲んでください。」と何とボジョレヌーボーのワインを出すではないか。私などトンとお目にかからない初物を早速、舌なめづりしながらそのボージョレヌーボーのワインを頂く。甘みと渋さがマッチしてとてもおいしく頂いてしまった。そのボジョレーヌーボーのワインが終わるとまた、また、S,Mさんが、今度は日本酒の菊正の紙パックを出して、「これも皆さん、飲んでください。」と太っ腹でみんなに薦めるではないか。「Sさん、エッ、どうしたの。いいんですか。」とばかりにニコニコしながら私はすぐ意地汚い手が伸びその菊正をいただきもう、そんなにお酒が飲めない私は、顔が真っ赤になり超ご機嫌になってしまった。

 何ていったって、今回のyuupolerは、酒の国から来た酒呑童子のような方々で、旅館でお酒を注文したらもう、破格の金額になるので、それを十分に計算に入れ私のザックの中には、一升瓶の日本酒が3本シッカリと鎮座している。SMさんがまだ飲み足りなさそうな顔をしていたので、よっぽどその酒瓶の一本を開けようかと思ったが、後々のことを考えてここは一番、堪えてもらい気を紛らせるためにとりとめのない話をしお腹のノンベイ虫をなだめてしまった。それにしても旅はよいものだなあ。こうして出発時から酒浸りになれるのだからもう、たまらねえや。

 そんな車中、飲みながら話をしていたら、もう伊東駅に着いてしまったではないか。それで予め観光のガイドブックで調べておいた「福々亭」の支那そばが、おいしいということなので、その「福々亭」へ行き支那そばを注文する。しかし、今時、支那そばとはまた、ネーミングが昔を思い出させるような懐かしい響がして、おじさん達にはそれだけで、もうたまらなく「ズルズル、ズルズル」とそばを食べ味噌仕立てのスープまでしっかりと飲んでしまった。

 腹ごしらえをしっかりとして、計画では一碧湖に寄る予定であったが、時間的に遅くなるのでここはパスして、シャボテン公園に向かうこととした。そのシャボテン公園に向かうバスであるが、Chocolate色のとてもRetro調のバスで、車内の奥が少し仕切られており、その一角の座席に私達は陣取る。、バスの揺れがほろ酔い気分には気持ちが良いのかU,Yさんが「グーグー、グーグー」と時々イビキをかきながら大揺れに揺れている姿が面白く私達はそれを見て大笑いをしてしまった。それにしても眠りながらでもシッカリと右手で手すりを持っているのだからこれも年の功であろうか。その妙技に感心をしてしまった。

 そんな面白いU,yさんの妙技を見ていたら、やがてバスは伊豆シャボテン公園のバス停に到着をした。私が10年前に訪れたときには無かったのだが、このバス停からシャボテン公園の入り口まで、丁度、トロッコ電車を模したような開放的なバスが無料送迎をしている。そんなバスに乗り込みシャボテン公園へと向かった。

 それではこの伊豆シャボテン公園についてその概略を記してみよう。

 [伊豆シャボテン公園]

「大室山のふもとに広がる全天候型パーク。
 園内には、世界のサボテンや多肉植物が3,500種類、かわいい動物達が130種類、突然の目の前に現れる放し飼いの動物達との出会いが楽しみのひとつです。
 特に「チンパンジー学習発表会」はコミカルなショーで大人気です。また夜は幻想的なシャボテンの世界が楽しめます。
サボテン大温室群
やはりシャボテン公園と云う名にふさわしく、サボテンの種類は多いです。ヒドラの中には色々な国のサボテンが所狭しと並べられています。」

 園内は大勢の観光客が歩いている。丁度チンパンジーのShowが始まる時だったので、先ずはそのチンパンジーの芸を見物することとした。二匹のチンパンジーが、竹馬乗り、ハードルジャンプ、箸を使っての食事タイム等々と愛嬌たっぷりで縁起をしている姿に観光客は大爆笑で、そんな演技に皆さん、拍手喝采だ。しかし、これまでに芸を教える係りの方とチンパンジーの並々ならぬ努力が陰にあるのだと思うとこれも私達、人間が学ぶ点が大きいものだと感心してしまった。

 そんなチンパンジーの演技を見た後、園内を散策する。シャボテン公園というだけに樹齢200年とか、巨大なシャボテンが林を成しているドームなどを見学する。それから小鳥の園に行き奇妙な鳴き声を出しているオームや孔雀などを見て歩く。そして数多くのフラミンゴが「ギャーギヤー、ギヤー」と鳴きながら一羽のフラミンゴの指揮の下フラミンゴがフラメンコを踊っているのは見事なものであった。しかし、和美に言わせるとこれは踊っているのでなく、人間にこちらに近づかないでと大声を出しながら牽制をしているのだとのことだ。そういえば私達が遠ざかると静かになりその踊りを止めてしまった。勝手な人間サイドからの観察では、鳥の立場からの思井は分からないものだ。そしてカンガルーやバクや世界で一番大きなネズミなどの動物を見た後、そのシャボテン公園から大室山へと向かった。

 それではこの大室山のことを印してみよう。

[大室山]

「標高581メートル。「コニーデ式火山」(「成層火山」とも呼ばれる。)で、「カヤ」に覆われ、ゆるやかな傾斜をもった円すい型の美しい姿が特徴です。頂上には深さ30メートル程の噴火口があり、東北側に岩室の溶岩丘がある。岩質はかんらん石玄武岩で、富士の火山灰で出来た谷の中を溶岩が流れて溶岩台地を形成した。大室山が活動していた時期は比較的新しく、沖積期と言われている。
代表的な「成層火山」として「富士山」がある。
過去に噴火した時の溶岩は南へ流れて「池盆地」を造り、北へ流れ出した物は「一碧湖」を造った。リフトが設置され、頂上から眺める360度のパノラマは絶景です。」

 そんな大室山を私とS,MさんがPairで、リフトに乗り暫しの空中散歩だ。春には眼下にツツジの花が咲き乱れているのであるが、この時期は何もなく茶褐色の草が群れているだけである。山頂に着くと白い綿帽子をかぶった富士山が遠く見える。そして穏やかな太平洋の大海原が延々と水平線を見せて続いている景色が見え、locationは実に見事なものだ。そんな景色を眺めた後、火口の周囲を一周する。途中には可愛らしいお地蔵さんが五体鎮座している。S,MさんとO,Kさんがそんな可愛らしいお地蔵さんの頭を撫でている。きっとお地蔵さんも内心はいやがっているのではないかな。・・・  (^^;)

 薄暮になるとさすがは11月伊豆とはいえ、吹く風は冷たく、思わず今日の熱川ハイツの温泉と海の幸、そして美酒が脳裏に浮かんできた。「ウーーン、今日の夜は今から楽しみだ。皆さんも思いはもう、熱川ハイツに富んでいることであろう。バスで伊豆高原駅に行き、そこから伊豆熱川駅に向かう。熱川駅の改札口を出るとkさん、ご夫妻が待っており、これで今回のyuupoler9名が勢揃いをした。熱川ハイツの出迎えのマイクロバスに乗車し、伊豆熱川の高台にある今日のお宿、熱川ハイツに向かった。

 この熱川ハイツは、私が10年前に訪れたときとは、随分様変わりをしており、全く昔の面影は無かった。私達はそれぞれ3部屋に別れ一息入れた後、タオルを肩にかけ風呂場に行く。その風呂場は部屋とは別の建物になっており、部屋からかなり離れ複雑な順路なので迷いながらやっとエレベーターを乗ったりしながら男性の風呂場にたどり着いた。この風呂場は12時に男女入れ替えになるとかで、明日は間違わないようにしないと富んだ赤っ恥をかくことになる。

 風呂の種類も超音波風呂、寝湯、バイブラバス、打たせ湯、サウナ、普通の風呂、それと露天風呂と結構種類があり、私達は露天風呂で、位海を眺めながらドップリと手足を伸ばし温泉に肩まで浸かり心地よいひと時を堪能する。そんな温泉を楽しんだ後は、いよいよ宴会タイムである。大広間には白いテーブルクロスが敷かれた長いテーブルがあり、その上にな、な、なんと豪華な刺身の舟盛り、鍋料理、天麩羅料理、茶碗蒸し、伊勢エビのホイル焼、釜飯、付け出し、サラダ等々の海の幸のご馳走が各自についているではないか。

 そんなご馳走を目の前にして、季節柄も宜しくボジョレヌーボーのグラスを傾けM,Kさんの乾杯の音頭で宴会が開催された。しかし、このボジョレヌーボーのワインであるが、和美とK,Hさんとで飲もうと思ってフロントで注文をしておいたのを接待の係りの方が、気を利かしワインは、冷えたうちにと食前酒宜しく皆さんにつけてしまったのだそうだ。もう、和美が頬を膨らませて「私が飲もうと思ったのに・・・残念だ」と悔しがっていたがそんなことは後の祭りよ。腹に入ってしまえばこちらのものさ。  (^_^)

 男性yuupolerは生ビールの大ジョッキーを傾けそのご馳走に舌鼓を打ち満足そうに食べている。そんなご馳走を食べながらO,Kさんは「コリャ、まるで結婚式場にいるようだなあ」と願望を込めて話す。確かに大広間に白いテーブルクロスが敷かれたテーブルにご馳走が並んでいる様は、そんな豪華な結婚式場のようだ。しかし、私の結婚式はこんなにご馳走が並んでなかったなあ。・・・ (^^;)  最も経済的にもゆとりがなかったから仕方がなかったか。そんな思わぬ苦い想い出が蘇り一人苦笑してしまった。

 そんなご馳走に箸をつけながら、辺りを見回したら皆さん、生ビールは空になっているので密かに持ち込んだ日本酒の瓶をそっと長く伸びたテーブルクロスを捲り、おもむろに取り出し皆さんにお酌をして回る。旅館の係りの方もこんな裏技があるとは気がつくめい。
 ウヒヒヒ、ウヒヒ (^^)  (^_^)

 もう、そんなお酒を飲んで皆さん、良いご機嫌となり、お待たせしました。今回はカラオケ代を奮発したので、カラオケタイムの始まりだ。 パチパチパチパチパチパチ

先ずトップバッターは、九州男児M,Kさんの堀内孝雄ナンバーの歌を美声で小節をきかせ伸びやかに歌う。それからyuupolerが次々に歌を歌い最後はの二曲は、明日に行く天城峠に因んで三浦洸一の「踊り子」そして、森田公一とトップじゃランの「青春時代を大声で歌って、不詳、私の三本締めで盛大なる円もお開きとなった。それから部屋に帰り飲み直したのはいうまでもないことだ。
 

 11月19日(日)

 <行程>
 熱川ハイツ→熱川駅→河津駅―バス30分→大滝バス停→出合滝→カニ滝→初景滝→蛇滝→エビ滝→釜滝→宗太郎園地→バス停→浄蓮の滝(散策・昼食)→修禅寺→三島→東京

 ≪遊歩記≫

 早朝目を覚まし、テラスに出てみるとガーン、雨が降っているではないか。幸いそんなに強い降りではないので、出発するときには多分止んでいるか、小雨になっているであろう異を願いO,Kさん、S,Mさんと共に朝風呂に行く。まだ早いので誰もいない渙散とした風呂場に「カーーン」と桶の音が響く。今日は男女入れ替わった風呂場の露天風呂は、昨日入った風呂場の露天風呂よりは、高い階にあるのでその展望も良くどんよりとした曇り空の下、大海原が見え気分は実に良いものだ。

 朝風呂に入りサッパリとしたところで、朝食を頂くこの朝食のオカズもご馳走がテーフルに乗っており、また、また大満足である。そんな豪華な朝食を済ませ仕度を調え熱川ハイツのマイクロバスで伊豆熱川駅に行き、伊豆急線の河津駅に向かう。ここからバスに乗り河津七滝の散策をするのだ。

 河津七滝のバス停を降り、みやげ物店や旅館などをヨコ目に歩を進めると天城荘のワキに大滝入口の案内板がある。そのかたわらにはループ橋の展望所。急斜面をぬうような階段を下り、天城荘の温泉をすり抜けると七滝最大、高さ30mの第1番目の滝「大滝」。このあたりには、国の天然記念物のナチシダが自生するこの滝の裏は温泉が湧いており、天城荘に泊まるとこの野手満点の温泉に入れるのだ。蕩々と流れる滝をバックにペアでそれぞれ記念写真を撮る。この大滝を見て車道を少し歩きまた、斜面を下り川縁に向かう。流れはここで深い穴のような淵に滑りこみ、支流の沼の川からの「出合滝」となっている2番目の滝だ。

 そして舗装された桜並木を暫く進むと河津七滝で一番小さな3番目の滝「カニ滝」である。更に川縁を少し歩くと「踊子と私」のブロンズ像の向うに優雅に落ちる滝で、ここに4番目の滝「初景滝」がその流れを見せている。少し進むと川の真ん中当たりに平になっている白い岩があり、そこに路傍に置いた石ころを投げてその岩に乗せると幸せになるということで、何とその石ころを3個、100円で売っているではないか。和美が早速もの好きにトライをしたが、石ころが岩に跳ね返って一つもその岩には乗せられなかった。本当に商魂たくましいとはこのことだ。その優雅な滝を見て斜面を少し登り、水路づたいに行き手すりのついた小路をいくと第5番目の滝「蛇滝」に出た。柱状節理の玄武岩の模様が、蛇のウロコに似ている。更にそこから清らかな川に架かった吊り橋を渡るとエビのしっぽに似た6番目の滝「エビ滝」が眺められる。

 その「エビ滝」を見てから狭い道を下るとおおいかぶさるような玄武岩を22mほど落下している。第7番目の滝「鎌滝」の荒々しい流れが見えた。ここで記念写真を撮り、更に胸ツキ八丁と呼ばれる急な石段を登り分岐点で一休みをする。U,Yさんは大分お疲れのようである。計画では旧天城トンネルまで歩く予定であったが、雨も段々と強く振っており、時間的にも無理なのでそれはカットして、途中の車道でバスに乗ることとした。一休みをして樹林帯を進み斜面を下るとそこに「平滑の滝」という滑滝が流れていた。それを見てから鉄条網に守られた山葵田を過ぎやがて広い道に出て少し歩いた所にトイレがあったので、そこで小休止を採り、更に歩くと河津と修禅寺を結車道に飛び出た。

 何と幸にも少し歩いた所にバス停があり、5分ぐらい待つとバスが来るとのこと。一同ホッと安堵する。そしてそのバスに乗り込み浄蓮の滝の所で下車し、最後の滝見物、車道からかなり下ったところに流れている高さ20m、幅7mの「浄蓮の滝」の白い優雅な滝の流れを見る。「浄蓮の滝」という名前の如く、心が清められるそんな尊い感じがする滝だ。
その滝を見て食堂に入りカツ丼、天丼、海丼、うどん等々と各自お好みの食事を熱燗と共に食べる。私は熱燗とカツ丼が胃袋には入り寒かった身体も温まりホッとしたひと時だ。

 こうして今回の伊豆の旅も二日間楽しく過ごすことが出来た。健康であればこんな至福のひと時があるのだ。これからも身体に気をつけこんな遊歩を楽しみたいものである。
・・・  (^o^)  

                              The End