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Enjoy《ゆーぽぴあ・遊歩記》


     第78回遊歩

≪新春遊歩in2009・穏やかな尾根を   歩き数馬の湯で良い湯だな≫











  遊歩日:   2009年1月18日(第3日曜日) 日帰り
  遊歩先:   浅間嶺(山域 奥多摩 標高903m)
  温 泉:   数馬の湯
  天 候:   晴れ
  参加者:   10名
 

  <行 程>

 ●新宿{07:13発・中央線快速(豊田行)(快速)}⇒三鷹(7:29)⇒○立川{07:51着・07:57発青梅線(武蔵五日市行)(各停)}⇒■武蔵五日市(08:34着・08:40発)=バス22分⇒払沢ノ滝入口バス停(9:02着・9:15発)⇒時坂峠(10:20)⇒峠の茶屋(10:25)⇒浅間嶺(11:38〜12:30・昼食・新年会)⇒一本松・一本杉(13:20)⇒人里分岐=1時間20分⇒数馬分岐=20分⇒仲ノ平分岐=20分⇒数馬の湯(16:05〜17:20・入浴休憩)⇒武蔵五日市駅  


  ≪遊歩記≫

 2009年の最初に実施される遊歩は、「浅間嶺&数馬の湯」の遊歩だ。今までこの浅間嶺は、ロングコースでは歩いていないので、2009年の新年遊歩として、リキを入れビッシと約、歩程6時間のコースを歩くことにした。

  この浅間嶺は、多摩川支流の北秋川と南秋川を分けているのが浅間尾根で、今回の浅間尾根コースは五日市と塩山を結ぶ交易路として利用された道、とのことだ。かつては人馬が盛んに往来していたようです。急坂がほとんどなく、下山地には温泉があること、などの理由から、特にハイカーに人気の高い山です。

 武蔵五日市駅からバスで約、25分乗り、私達10名は、「払沢ノ滝バス停」で下車する。ここで登山支度をして、トイレに行ったりし、恒例の自己紹介を済ませ参加者10名が終点の数馬の湯を目指しイザ、浅間嶺遊歩の開始である。今回のメンバーは皆、足並みが揃っているので、ロングコースでも先ずは心配ないであろう。「心配なのはおまえだよってか。」 (^^;)

 時間にゆとりが有ればこの払沢ノ滝を見物してから浅間嶺を目指しても良いのだが、何しろ数馬の湯へ午後4時には到着をしたいので、払沢ノ滝はパスをして、所々が凍っている車道を急ぎ歩いて行く。去年の4月「道志二十六夜山」の山行遊歩以来の久しぶりの参加であるT,Kさんは、去年の秋に蜂窩織炎に罹患をしてしまいまだ体調は万全ではないとのことだ。私もまだまだ左アキレス腱断裂のダメージが大きくアキレス腱が短縮をしているために歩く旅にその短縮したアキレス腱が伸ばされるので、アキレス腱の付着部である踵が少し長く歩いているとどうしても痛みが出てしまう。果たして今回のロングコースを制覇できるかどうか内心ビクついているのだが、そんなにこのコースはアップダウンがないから多分大丈夫であろう。

 少し車道を歩いて左側にある登山道へ歩を進めようとしたら、そこはかなり積雪があり、滑らないように慎重に一同昇って行く。果たしてこの先こんなに積雪があるのでは少々心配になった。しかし、そんな懸念も積雪は最初の登山口だけで後は行きもなく凍った登山道を注意をして進めばよいだけで、一寸ホッとした。

 やがて時坂峠を過ぎ峠の茶屋で一本立てて最初の休憩を取ることにした。峠の茶屋のおばさんが、焚き火をしており、その焚き火の匂いがとても心和ませる温かさを感じさせ懐古の思いを呼び起こした。本当に昔は焚き火をして冬の一日手をかざし、その焚き火の中にサツマイモを入れ焼き芋を作り食べたっけ。 (^^)

 今日は温かな陽が射し、思ったより寒くなくこれなら浅間嶺での「新年会」も快適に行うことが出来るので大いに助かる。そして小休止を済ませ気力を充実させてその新年会場である浅間嶺、目指しサア、出発だ。少し登山道を進んで行くと左側に「みちこ」という古風な佇まいのそば所があり、今度逆コースをトリここで蕎麦を食べて見たいものだと話ながら急斜面を昇って行く。登るにつれ大きな石がゴロゴロとしており、少々歩きにくいガレ場となっている箇所を通過し更に一同、足並みも揃い快適に歩を進めて行く。

 やがてそんなガレ場を通過すると何とそこは銀世界の風景に変わり、奥多摩で、雪山を楽しむことが出来るとは、思ってもいなかったので、そんな自然の演出に一同、ヤッホーとばかり大感激だ。しかもその積雪もかなりありもう、N,Yさんなどは大喜びである。北八ツでも歩いているのではないかという錯覚をするぐらい快適なる雪山気分だ。そんな雪の積もっている登山道は、やがて細くなり右側はスッパリと切れ落ちて急斜面をなし一寸ショッパイ所で皆、その箇所を慎重に通過する。

 そんなショッパイ箇所も無事通過し、浅間嶺展望台の分岐を過ぎ程なくテーブルが据え付けてある浅間嶺に到着をした。サア、ここで自然の中でのEnjoy《ゆーぽぴあ》新年会in2009の開催である。早速皆さんに男性には銘酒、女性にはスパークワインそれとおつまみのチクワをお配りし、一同、紙コップを持って少し遅いが新年を祝し「今年も楽しく遊び歩こう。」とばかり乾杯だ。 \(^O^)/

 それにしても辺り一面の銀世界には、驚かされる感激の場面だ。きっと先週の11日の日曜日に雪がかなり降ったのであろう。そしてこのところの寒さで、その降った雪が溶けずにこうして私達が来るまで、雪山の雰囲気を味わって貰いたいと《ゆーぽぴあ》の守護神、Yuporadorosuのにくいばかりの演出であろう。今日はこうしてジッとしていても寒くないので、新年会として時間を採りゆっくりしていられるので大いに助かる。銘酒も適当に冷えていて、昼食の鯖寿司ととてもマッチしており、実に美味い。

 O,Sさんが「そう言えば去年の新年遊歩は、棒ノ折山だったね。あの時の下山の名栗温泉とお料理は実に良かった。そしてS,Mさんに温泉、ビールの掛け声を欠けながら急な山道を登ってから、早いもので1年になるのだね。S,Mさんも今日は一緒にこの銘酒を飲みたかったろうな。」としみじみと話すではないか。本当にS,Mさんも私も去年は凶運の年であったことを改めて思い知らされた。

 そして銘酒を飲んで良い気持になったところで、ザックを置いて浅間嶺展望台まで空身で行くこととした。結構積もっている雪をかき分け何しろお神酒が入っているので、ヨタヨタしながら昇って行く。展望台に着くと遠くに見える山々も白い綿帽子を被って、雪化粧をし「ネエ、見てよ。私って綺麗でしょう。」とばかりに四顧の山々がまるで優美さを競っているようだ。「浅間嶺」と書かれている木柱の前で一同記念写真を撮り、これからの行程が長いので余りゆっくりとしていられないから早々にそこを引き上げ元の所に戻り、ザックを担いでサア、もう一踏ん張りだ。

 私は小一時間、雪の中で足を下げたままッジッとしていたために左アキレス腱と踵の周辺が痛くなってきたので、ダブルストックで雪道を歩くこととした。今まではダブルストックなどは、何だか大げさというか、余り格好良く見えないので、一本のストックで山道を歩いていたのだが、今回足を負傷してからダブるストックで山を歩くようになって、そのダブルストックの効用を知り、以来どんな低山でもダブルストックで歩くことにしている。本当に特に下山に際しては、このダブルストックは実に快適に歩けるので、大いに助かる私にとっては最高の武器である。

 山道を進むに連れ雪はほとんど無くなってきた。遅れがちとなった後方のO,Sさんを狭い山道で待っていたら、私の前のK,Yさんが身体を変えようとして、何とそのまま路肩を踏み外し斜面ををコロコロと転げ落ちて行くではないか。「オーイ、どこまで行くんだ。」と心で叫んでいた。幸にもそんなに急斜面でないためにすぐに泊まり這え上がってきた。本当にビックリとした光景で、これが浅間嶺へ来る前の狭い切れ込んだ急斜面であったらと思うと思わず背筋が寒くなった。私も過去3回ほど路肩をサヨウナラとばかりに踏み外した経験があるが、一端滑落するともう、身体はある程度の所まで行かないと絶対に止まらないもので、その時間たるやあっという間である。

 そんな思わぬハプニングを残し、更に歩を進める。途中「東京登ろう会」の30名の団体に遭遇し、挨拶を交わす。これから何でも払沢ノ滝まで行くとのことだが、時間的にとても無理だろうと思いながら人のことだから、どうでもイイヤとばかり私達はかなりの早さで平坦な山道を歩いて行く。そして最後の目標点、仲ノ平分岐に到着をした。ここから20分も下ればお目当ての数馬の湯に多分4時頃着くであろうか。サア、みんな、もう一頑張りだ。それにしてもこの急下降は何と半端じゃあない下りだ。私はもう、ダブルストックで、顔を引きつらせて懸命に下って行く。そんな急下降も実際には15分ぐらいであったろうか。やっと車道に飛び出た。

 ここから最後の目的地、「数馬の湯」に何と丁度午後4時に着いたではないか。本当に
時間的な配分がピッタリで、Navigatorの和美の鼻の穴が広がるのが目に浮かんできた。早速ザックを大広間に置き浴場へと向かう。そして温泉へザブーンとばかりに飛び込む。長時間歩き疲れた身体と傷ついたアキレスけんちゃんには、もうこの滑らかな感触の湯は当に妙薬で一遍に身体が溶けて疲れが取れるようだ。そして温泉に入ってから、お目当てのオベタイ生ビールで最後の打ち上げとばかりに乾杯をする。そんな至福のひと時を過ごし、一同武蔵五日市駅行きのバスに乗る。皆さん、疲れと酔いも手伝って、コックリ、コックリと良い気持で舟をこいでいる。

 こんな楽しく充実した浅間嶺&数馬の湯、新年遊歩で、2009年の遊歩の幕開けとなったジャジャジャーン、サア、今年も元気で楽しく遊び歩くこととするか。。

       (^^)  (^o^)
 


(浅間嶺展望台皆さんご機嫌の笑顔で撮影)